〜創世の5神〜

世界を創世した5人の神々。

アーリア  

天空と真理の神。5人の神々の最高神。
世界がまだ無であった頃、黎明の彼方から彼が「原初の希望」と共に現われたことから、世界がはじまった。
その唄から天が生まれ、その白銀の髪から星々が生まれた。
彼の瞳にはこの世の運行の全てが映し出されているという。


ウリア

時と運命の神。
彼の手から紡ぎ出される糸によってあらゆる命の定めは織り上げられ、その命運から逃れることは何者にもできない。
しかし運命の模様を変える術は、希望を忘れえぬ者たちに対してのみ、残されている。
彼の運命の糸を断ち切る所業は、最大の禁忌として戒められている。


マヌ

闇と深淵の神。
彼女が星々の唄に和して奏でる調べによって夜はめぐり、安らかな眠りと癒しがもたらされる。
そのやさしさと美しさに、月は彼女に恋をしたと言い伝えられている。
彼女の調べと命の神ヴィディの歌によって、人間がこの世に誕生した。


ヴィディ

命と慈愛の神。
彼女が大地に降り立ち、それを賛美する歌を歌ったことから、世に命が誕生したといわれる。
中でも人間は、彼女の歌と闇の神マヌの調べによって世に生まれ落ちたことから、とりわけ大いなる恵みがもたらされた。
彼女が大地に降り立ち、歌いながら踊ることによって、季節はめぐり、豊作がもたらされる。


ナクシャ

戦いと勝利の神。
その剣はあらゆる迷いをうち払い、その盾はあらゆる弱さをはねつける。
信念ある戦士は死後、かならず彼女によって天に誘われ、星の光となる栄光を与えられる。
しかし彼女には、太陽の化身である古代竜王に勝利をもたらすため、その身を炎で焼きつくしてしまったという神話がある。