〈5人の仲間〉

暗黒戦争で、世界を「負」から救った英雄たち。

特に、大陸暦997年から1001年の大戦終了まで、ハイバニア王国から東の果ての島まで共に旅をした5人組のことを指す。
「5人の仲間」というのは、後世、アルダシール王がその著作の中で自分たちを指して使った言葉から用いられるようになったもの。
途中、何人か助力者が加わることも一時的にあったが、それは5人に数えない。

創世の神々も5人であったことから、5は大陸で最も尊い数とされるが、下の5人がこの数になったのは全くの偶然であると言われている。

レスティリア=ナ=ノーグ

ハイバニア王国の女騎士。
ハイバニア王国の第16位
の王位継承権を持つ。
997年、ダムール王国への使者に任ぜられ、アリアーナたちと共に長い旅に出る。
魔力ではない、不可思議な
力を根底に秘める。

「原初の希望」の化身。

アルダシール=シャリーア

ダムール王国の王太子。
15歳の時に身分を隠し、諸国遍歴の旅に出る。
後に大戦の際に滅んだダムール王国を再興し、アヴェスタ王国の始祖となる。
他に「英雄王」「竜族の友」の名を持つ。

86歳没。

オルドス=バートル

元はセリカ王国の大将軍。
王の妬心から一族郎党を処刑され、国を出奔する。
伝説の存在「剣の主」であるため、常識では考えられないほどの凄まじい剣の達人。
大戦後は君主を持たずにアヴェスタ王国の森の村に定住する。

73歳没。

ノルド=メーラレン

妖精王。
妖精の中の妖精、あらゆる妖精族を統べる長。
その存在は古代竜王に対して、月に例えられることが多い。

ハイバニア王国に現れた際には少年の姿を取っていたが、本当の彼の姿を知る者は少ない。

アリアーナ

最古の魔術師で、魔術の始祖。天空の神の化身と言われる。

銀の髪に銀の瞳をした幼児の姿で知られるが、ごく稀に大きな力を使う時だけ、青年の姿を取ったと伝えられている。