「…いつも思うんじゃけど、ルアーダってば、カリスマ髪結いとしての人生もありだったかもしれないな」
「ないです」
「えっ。
なんでじゃよ、こんなに上手なのに」
「陛下の髪しか、結いたくありません」
「またそんなこと言って。
誰の髪でも、髪は髪じゃろうが」
「全然ちがいます。
陛下の髪は特別、一番です」
ETERNAL LORDからボツ絵。
ルアーダのただでさえ多めなスチル節約のため、作者が力つ、他の場所に余力を傾けたいと思ったためにお蔵入りになりました。
のほほんとした絵の雰囲気とはちがい、この後、お話自体はちょっと哀しい感じになっていきます。