環境に優しい電動バイクです、見た目は普通のスクーター、原付登録と原付免許、ヘルメットが必要です。スピードも60キロ出ます、法定速度は30キロ、飛ばしすぎに注意が必要です。地球環境を考えたECOな電気スクーター!


           電動バイク カルマートV60試乗日記

              
見た目も性能も価格も普通の原付スクーター、ただ一つ違っていたのは、無公害の電気スクーターだったのです。

正直、試乗するまでは、また電動バイクかぁーっと半分馬鹿にしていましたが、乗ってみると驚きー・・・・・・・


newカルマート

以前のカルマートとnewカルマートV60を見比べても外見的には全く変更は無いが、チョットだけの違いを発見!
右アクセルグリップの付け根に赤いスイッチが有り、その上に赤いLEDが付いている。
このスイッチは通常走行には使用しないのだが、スピード違反覚悟で加速しなければならない時に威力を発揮する為の、言わばターボチャージャーのような物だ。(後に私はターボSWと名づけた)

まずはスタート
メインスイッチを入れると、どうしてもセルを回す癖があるので右手の親指が自然とスイッチを押してしまう。そこにはターボSWが有るので停止中は何も変化が無い。「んぅ違った」と思った瞬間に左の親指で左のS/Wを押してしまった。「ビー・・・・」とホーンが鳴ってしまった。
慣れるまではこんな事を繰り返しそうだ。(この間一瞬の時間ではある)
気を取り直してアクセルを回してみる。しかし何の変化も無い。(メインスイッチを確認する)
左手でブレーキを握っている為に、アクセルがONにならないのだ。(安全を考えている)
アクセルをグッと回して見た、モーターがクッと音がしていきなり走り出した。
エンジン音がしないのにスッとスタートする感じは、チョット物足りなさを感じるが、どんどんと加速をして行く。この間感じるのは、スタート時に聞こえたモーター音と小さな振動もヘルメット越しに聞こえる風の音でこれに打ち消されしまいモーター音は殆ど聞こえず振動も伝わってこないので、実に快適である。

最高スピード
スタートは、国道で平坦な直線だったので10秒程度で43キロ程度のスピードまで達した。体感的には普通の50CCエンジンバイクと変らないような感じではある。
しかし、そこからはまるでスピードリミッターが働いたような状態で43キロ以上のスピードが出てこない。 「んぅー加速はまぁまぁだし、原付は30キロ!」しかし物足りない。
赤信号に捕まり減速、アクセルをOFFにしてブレーキを掛けて停止するが、フロントの油圧ディスクブレーキの為か、物足りなさは感じないが、エンジンブレーキは全く利かない。(当たり前か?)
信号で並んでいたバイクの新聞屋さんが、静かに止まっている私の電動バイクを不思議そうな顔をして見ていた。
新聞屋さんと信号グランプリを試みた、青信号の直前で新聞屋バイクがややフライング、続いて私が飛び出す、直ぐに新聞屋バイクに並び追い抜く、しかし40キロ辺りで新聞屋バイクに抜かれてしまいがっかり。次の赤信号で「新聞屋バイクの後ろに着き、「新聞屋に負けたぜぇー」と心の中でつぶやく。新聞屋バイクが左折して行ったので、思わず私も左折して着いていってしまった。
その途中で右の赤いスイッチの事を思い出し、40キロ付近で押して見た、するとこれ以上スピードが出なかった状態からまるでターボのように加速を始め、新聞屋バイクを追い越し、なんとメーターを見ると60キロまでのスピードメーターを振りきっていました。「危ない危ない原付なんだからこんなにスピードが出なくてもいいから」と減速しながらバックミラーを見ると新聞屋バイクが遠くに見えました。(こんな事から冒頭に書いたターボSWと名づけました)
スピードにはくれぐれも気を付けなければ行けないことと、ターボSWを頻繁に使用すると航続距離が縮まることを、後の航続距離テストで発見しました。ターボSWを入れたままで走行すると、2割程度は、航続距離が縮むことになりますので、通常はローモードがお勧めになります、また、これで十分ではと感じました。

坂登能力テスト(自転車を参考)
・やや登り程度の長い坂(自転車でも座ったまま登る、やや疲れる)
 カルマート:何の問題も無く加速して行く
・ややきつめの長い坂(座ったまま登れるが、息が切れる)
 カルマート:スピードがやや落ちるが加速する
・結構きつい坂(立ってペダルを漕ぐ)
 カルマート:30キロ程度までダウンするが登れる
・かなりきつい坂(自転車は押して上がる、力のある人は何とか上がる)
 カルマート:20キロ以下になるが、登れる
 
騒音
電動バイクは、排気ガスと騒音が有りませんので、新聞屋さん等には最適ではないでしょうか。
私の住まいの近所でも、まだ朝暗いうちから新聞屋バイクが走り回っているのが毎朝聞こえます。早起きゴルフや釣りの時は良い目覚ましになりますが、のんびりもう少し寝ていたい時などは、「うるさい!」っと感じます。是非新聞屋さんにもお勧めいたします。

航続距離テスト(バッテリーフル充電の場合)
さて、実際にはどれだけの距離が走れるのか心配な点が多く残されています。
日帰りで帰れる距離は一体どれ位なのか、途中で止まったらどうしよう、途中で充電出来るのか、などなどの心配があります。
私もテストするのに心配があったために、15キロ程の距離で帰路に着き、帰ってからストップしても押して帰れるほどの距離を行ったり来たりしました。
●1回目は、全てローモード走行。(比較的平坦な道を選んでいます。ややスピード違反です)
30キロ過ぎた辺りから、全体にパワーが落ちてきますが、50キロ近く走行できました。
●2回目は、スピードモードを頻繁に使用(1回目と同じ道、結構飛ばします。ごめんなさい)
何とか帰ってこれましたが、限界のようでした。
※やはりターボSWを使用するとバッテリーが早く無くなってしまいます。
※ターボSWをたまに使用する程度の場合、40キロ以上は走行可能かもしれません。
※ローモード: トルクがありスピード40キロ以下と、登坂時に使用
※ハイモード: 止む終えず40キロ以上の加速をする場合(ハイモードは登板力と出足が弱くなります)

充電時間コンパクトな充電器(頼りないようなコンパクトな充電器)
50キロも走ってくると充電時間も一晩(8H)は必要です。
ただし、充電器は充電が完了すると自動的に停止しますので、ちょくちょくと見る必要はありません。
鉛電池の特性上、使用したら直ぐに充電したり、乗らなくても月に2回程度は充電した方が、鉛バッテリーは長持ちします。
鉛バッテリーは、使用しないほうが寿命が短くなります。
鉛バッテリーの主な劣化の原因は、極板への硫酸の付着があります。使用しないままにして置くと硫酸の付着が酷くなり劣化してしまいます。この為、使って充電を繰り返す方が長持ちするのです。

カルマートに搭載の鉛バッテリーは、密閉式ですので液の補充も液漏れもないでしょう。
鉛蓄電池は常にフル充電の状態を維持する事が長持ちの秘訣です。
性能のことを考えると「リチウム電池」が最適なのですが、同等の性能を発揮させるには価格が2〜3倍にもなるとのことで、鉛電池でも充分かもしれません。
リチウム電池:
充電時間が短い・対大きさで軽量ハイパワー・寿命が長い安全面に不安

鉛電池:
長所は安価で信頼性が高く、原材料も豊富にあることである。欠点は、エネルギー密度が低いため、一充電走行距離が短い。

※ECOな電動バイクも、わさわざ購入してもECOにはなりません。エンジン車からの乗り換え、エンジン車を購入予定の方にお勧めいたします。
地球環境を考えるECOな取り組みを看板にしている企業は沢山ありますが、実際には表向きだけのものが多く有ります。地球の為に真剣に取り組んでもらいたいものです。
二輪・四輪のエンジンがモーターに代わる時代は、もぉすぐそこまで来ています。   筆者

   更新日2010/01/08