↓ここを操作すると動画がでます
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トヨタ車の純正カーナビは走行中にテレビが見られない。また、走行中はカーナビの操作が出来ない等の特徴があります。
当然、運転者が走行中にテレビを注視したり、ナビの操作をすると危険であるとの理由での処置なのですが、助手席からの操作
であれば問題はないはずですし、ナビを操作する為にいちいち停止するのも場合によっては危険も伴います。
そのような理由で、走行中にテレビを見られるようにすると同時に、走行中でもナビの操作が出来るような装置を作ってみました。
トヨタ車のカーナビにもいろいろと種類があるようで、この方法で全てのカーナビに対応は出来るわけではありません。
自作される方は自己責任において製作して下さい。
走行中にテレビを見られるようにするには車両の配線の一部を改造します。
走行中にナビの操作を出来るようにするには、タイマー式の車速信号カット装置を使います。(自作品)
下の回路図は、タイマー式の車速信号カット装置の回路図で、1分間カーナビに入る車速信号をカットする事で、走行中のナビ
操作を可能にしています。(キットというほどの物でもないのですが、部品セットとしての販売は可能です)
作り方と言っても、それほど難しい所はありません。上左写真のように、ユニバーサル基板を「T」の字型にハンダ付けし、それに各
パーツをハンダ付けしていけば完成します。ハンダ付けする場所や順番は決まっていませんので、好きなようにハンダ付けしていって
大丈夫です。ただし、先にハンダ付けしておいた方が良い個所もありますので、考えながら作業して下さい。
試作段階の写真です。
この段階では、車両のスイッチ用メクラ蓋を加工して取り付
けするつもりでしたが、使いやすい場所にメクラ蓋が無かった
ので、ケースを作る事になりました。
左写真の物をケースに組み込むようにしました。
ケースを作らなくても取り付け出来る場合にはケース製作
の必要はありません。
できるだけケースを使わず、車両のスイッチ取り付け用の
メクラ蓋などを利用したほうが簡単です。
今回のケースは3ミリ厚のアクリル板で作りましたが、この大
きさなら2ミリ厚でも十分です。
左写真とはスイッチの形が違いますし、電解コンデンサー
とヒューズが追加されています。
↑出来上がりはこんな感じです。
リレーは内臓せず、外部に取り付けしました。
車速信号線を最短でオンオフするためです。
右写真は、実際に走行中にナビ操作をして
いる所です。(ナビ画面の左下に取り付けました)
赤く光るバーグラフが今回製作したものです。
スイッチを押すと一分間ナビの操作が出来ます。
スイッチを押すと、バーグラフLEDが立ち上がり、
上から順に消灯していき、全部消えると1分です。
リレー部分はこのような感じです。
できるだけナビ裏の配線近くに配置します。
端子部分がショートしないように絶縁して
から取り付けし、車の振動で動いたりしない
ようにしっかり固定します。
通常(タイマーオフ時)は、時々下から上
に光が走ります。
電源をイグニッション系から取れば、動作
確認用になります。
電源をバッテリー(常時電源)から取れば、
セキュリティーもどきとして使用できます。
LEDの点灯とリレーの動作が解るように
テスターを繋いでみました。
テスターが0に近い値の時がリレーON、
0.Lと表示されている時はリレーOFFで
す。(抵抗レンジでみています)
LEDが点灯している間(一分間)走行中
のナビ操作が可能になります。
車両側の配線加工は左記の通りです。
車種やナビの型番によっても違うようですので、加工
は自己責任においてなさって下さい。
ちなみに今回の車両はH18年ヴォクシー、ナビ型番
NHDT-W55(ディーラーオプション)で、左記配線加工
と車速信号カットタイマーで、走行中にテレビが見られ、
ナビの操作も可能となります。
と言っても大雑把ですが・・