穴守稲荷の朝顔

駅のホームから塀ごしに
朝顔が見えた
あまりに鮮やかだったので
駅の外に出て写真を撮っていたら
今日、写しにくるのはわかっていたよ と
後ろの方で声がした
驚いて振り返ると
四十才ぐらいの女の人が立っていた
しかし どうも様子が変だ
年のわりに顔が子供のようで
またやってるね この子は
少し離れた場所にいたおばあさんが
教えてくれた
小さい頃に病気で頭がおかしくなってから
きつねがなんでも教えてくれると言っているんだよ
なるほど
道理で朝顔が鮮やかだった訳だ
私は納得してもう一枚写真を撮った


  朝顔の写真について

この詩の朝顔は急用でいなかに帰省する時に
羽田空港へ向かう途中の穴守稲荷駅の電車の中から見えました
帰省からもどった8月のある暑い日の午後
朝顔の花は朝しか開いていないということをすっかり忘れていたボクは
この朝顔の写真をとりに穴守稲荷駅に行きました
案の定、朝顔の花は開いていませんでした
しょうがないので初めておりた穴守稲荷の界隈を散策してみると
若くてきれいな女性が多いのに驚きました
道ですれちがう女性がことごとくそうなのです
特にいそいで駅の改札口に入っていった女性が一番キレイだったので
思わずその後ろ姿にカメラを向けましたが
後で見てみると何故か暗い改札口しか写っていませんでした

ということで この朝顔の写真は
じつは穴守稲荷駅のものではありません
同じ頃、ボクが仕事で大阪に出張した時に
朝 大阪の塚本駅の近くの道に咲いていた朝顔です
穴守稲荷の朝顔の写真は
いまだに取れていません

2007.8.7