プエルトアズールからプエルトガレラ
 プエルトアズールのcさんにいろいろおせわになりプライベートビーチカイラブネの碇泊料もご主人の顔で3ナイト分免除されたご主人はゴルフ場を経営されていたらしくこのあたりのリゾート施設には顔が利き検問所でも通行自由でした。
 もう一晩宿泊するょうに勧められたがセキュリティー面では港の入口にはライトアップされガードマンが24時間常駐しているので問題はなかったがやはり係留施設が完備されているマリーナとは違い艫アンカーなので安心できなかったので宿泊を固辞したところ朝9時にお渡ししたいものがあるから出港を待ってほしいと言われこれに答えた。
 そしてたくさんのお土産をいただき午前9時出港した。
 防波堤の外に出ると1メーター強の波があった、前方に漁船がいて左に迂回するょう合図を送っている、これに答え大きく迂回したがやはり前方左に流し網フロートが見えてきた、このあたりの漁船には近づかかないほうが得策だ。
 プエルトアズールからプエルトガレラまでは64マイル明るいうちに走るには少し厳しいしかも出発が遅れている、とにかく出航して途中適当なアンカーリングポイントを見つけてと思っていたが南下するにしたがってうねりが出てきた、これでは海岸に近づけない、ましてもプエルトガレラミンドロ島の岬は雨が降っているのかかすんで見えない、風はやや強くしかも上りである、このままではプエルトガレラ入港は午後8時になるだろう、シーマップをよく見るとプエルトガレラ入口は狭いが奥にトランジットの誘導灯があるように記載されている、これなら大丈夫だろう点灯していることを願いトライすることにした。
 湾入口に近づくに従い赤の誘導灯は見えるが少し125度のコースを外れると見えなくなる緊張の連続、そこは今まで回航で乗り切った実力発揮の時だと肝に命じ測深器で一番深い所を探り湾内に入った、しかしここからが大変、新月の闇夜まったく見えない手探りの入港、それでも一番深い所は12メーター位岸に近づくと真っ暗な海岸から犬にほえられる、このまま進行すればもしやアンカーリングのヨットに衝突もあり得る、12メータラインでアンカーを落とした、夜半には風も変わり陸に向かう風一晩中漁探を入れ走錨監視、後方を見るとまた流し網のようなフロートが3メートル後方、しかし水深は4メートルを割ることはなかった。
 夜が明けると案の定夜は見えなかったアンカーリングのヨットや浅瀬があった
 ここまで来れば穏やかな海面と気候が待っているのかと思っていたがどうしてどうして日本海の9月ころと変わらない10メータ強の東風が吹き続けている、ヨットだまりは風も当らないのでないかと思い移動することにしてあたりを流していたところプエルトガレラヨットクラブと書いたテンダーが寄ってきてムアリングブイの空きがない明日マニラに帰るヨットがあるからそれまで待ってほしいと言ったような気がしてアンカリングはと聞くとノーまた元の場所に戻りアンカーを打ち直した。 
 夜がしらじらとしたころから湾内をトーローリングしているらしい数隻のアウリガー船が見える午前10時頃近くを通った一隻に手招きして話をしたところ平アジのようなさかなを2匹持っていた小さいほうを10ペソで買い刺身で食べれるかと聞いたところOKと言ったが台湾で当たった経験があるので昼食の焼き魚となった味はアジの仲間おおあじであった
 アジを買った漁師のにいちゃんは、タウンに行きたいのなら午後4時に迎えに来て希望時間に送ってやると言う、私のゴムボートでは風が強く無理なのでお願いすることにした、まずはインターネットパソコンを幾重にもビニール袋にくるみカヌーに乗った。
 タウンではバラック建てのような店が数件あってクリスマスらしく白人が店ののテイブルを占拠していた、私はインターネットカフエーを探すため漁師の兄ちゃんに聞くもそこは休みもう少し通りを行けばある、9時に迎えに来ると言って帰ってしまった、若くて利口そうな人をとらえてインタネットカフエーと聞きようやくたどり着いた、そこはなんと子供のたまり場ゲームセンターのようなところだった。
 有線ではつながらない、ワイヤレスステーションが一つあるパスワードを聞き入力するがなかなか繋がらない、店主は根気よくどこかに聞きながら応じてくれようやく繋がった、しかし店にいるガキがゲームで奇声をを発し耳が痛くなる怒鳴るわけにもいかず2時間我慢をして耐えた
c40b1418.gif c40b1419.gif navwheel%5B1%5D%5B1%5D%5B1%5D.gif