<山行報告>
 皆様、お久しぶりです。いや、殆どの方が初めましてになってしまいますね(汗)
 “むさしの”の山行が久しぶりすぎで、ジャンケンもしないまま山行報告を書くことになってしまいました。ということで報告を書くのは約3年ぶりのようです。

<7/26> 国分寺駅に集合し神田号は快調に沢渡まで。沢渡駐車場は神田さんリサーチにより第三駐車場へ駐車。この場所は今年オープンしたこととあってとても綺麗。タクシーで移動し上高地に降り立つとフワフワと何かの種子?のお出迎え。各々が軽く腹ごしらえをしてスタート。お天気は高曇りで河童橋から見る岳沢は奥穂が雲の中にある状況、登るにはベターな天気でした。途中、岳沢名物の天然クーラーでリフレッシュしながら岳沢小屋に予定通り到着。ここのキャンプ指定地は小屋からちょっと離れていて少し不便でした。  

<7/27> 出発しようとしたところに雨が降りだし、予定より遅れて出発。前穂に向けての急登を黙々と登りました。1時間位登った頃でしょうか、突然あたりは暗くなり雷とともに激しい雨。時折ヒョウも混じるほどで、朝から雷は初体験でした。
前穂登頂を諦め下山する方もチラホラ。我々も進退をどうするかしばし議論し撤退もやむなしと100m位は高度を下げました。しかし、天候も回復傾向になってきたので登りかえして予定通り進むことに。こういった時の登り返しはちょっと辛いですね。紀美子平に到着し、前穂高へ空身でピストン。前穂では時折明るくなる空を恨めしく思いながらしばし頂上にとどまりましたが、晴れ間が望むことはありませんでした。
奥穂への吊尾根からは時折、上高地は臨めるものの奥穂は見えず。奥穂の頂上では展望どころか風も強く、記念写真を撮るくらいで長居はできませんでした。穂高山荘に到着し時間とメンバーの体力を考慮して北穂は諦めることに判断。テント設営後には雨も降りだし、食事はテント内でとることになりました。      

<7/28> 白出のコルは朝からガスの中。時折前穂方面の展望は開けましたが。最終日も昨日とあまり変わらない天気となりました。涸沢側に下るところでは雪も残っており軽アイゼンを着用しましたが、すぐにザイテンに取付きアイゼンは不要に。ザイテンでは多くの登山者とすれ違い、ザイテンが終わるころにまた雪の斜面を下りることになり、今年はかなり残雪が多いことを感じました。特に涸沢のキャンプ地は雪上となっており少しビックリしました。
テラスで休憩したあとはいよいよ下山モード。涸沢からの下りもしばらく雪。ダケカンバも雪に埋もれ、いつにもまして短い夏なのでしょう。
涸沢からは下るだけ。下ったら横尾から上高地までのダラダラ道です。
途中から雨まじりになり、今回の山行は残念ながら天気に恵まれることはありませんでしたが、メンバーのみなさんと楽しい3日間が過ごせました。ありがとうございました。

 穂高は特に好きな山域で、これからの紅葉も素敵なところ、前穂北尾根、北穂東稜などクラシカルなルートにも行きたいし、冬はパスして、GWの残雪期も楽しいところ、機会があればまた行きたいです。
前穂高岳 ・ 奥穂高岳
岳沢から望む吊尾根
2日目 ・ 岳沢出発
河童橋でお約束の記念写真
前穂高岳頂上
天然クーラー ・ 風穴
奥穂高岳頂上
岳沢小屋キャンプ場
穂高岳山荘からの下山
紀美子平直下の曲がった梯子
涸沢は雪の中
日程:2013/7/26(金)〜7/28(日)

メンバー:L神田さん、清水さん、吉川さん、森岡さん、寺島(記)

(7/26) 河童橋12:00 〜 12:48風穴 〜 14:22岳沢小屋
(7/27) 岳沢小屋6:00 〜 7:02カモシカの立場 〜 9:02雷鳥広場 〜 9:25紀美子平
      〜 9:56前穂高岳10:17 〜 10:44紀美子平 〜 12:42奥穂高岳13:00 〜
      13:36穂高岳山荘
(7/28) 穂高岳山荘5:43 〜 7:33涸沢小屋7:50 〜 9:20本谷橋9:43 〜 10:35横尾
      10:52 〜 11:38徳沢 〜 13:17河童橋