日程:4月5日(土)車中泊〜6日(日)  
<山行報告>
谷 川 岳
天気予報は西高東低冬型、低気圧通過で山頂までは無理なのかな〜(・・;)
参加者 : 神田(L)渡辺(報告)

コースタイム : 天神平スキー場7:56 〜 8:40熊穴沢ノ頭避難小屋 〜10:24肩の小屋
         〜 10:35谷川岳頂上(トマノ耳)10:43 〜 11:23熊穴沢ノ頭避難小屋 〜 12:15天神平スキー場

 山行前日、リーダーから「…天神平まで行っても、視界真っ白、山頂まで行ける可能性は高くありません。別の機会にと言うのであれば遠慮なく…」とメールをもらい、迷いつつも行くだけ行って、ダメなら諦めればと…思いリーダーに参加と催行をお願いし、山行決行となりました。
 土曜日の朝、ちょっと期待しつつネットでどこか良い天気予報を出しているとこないかな〜気休めになればと…(笑)気象協会、気象庁、Wニュース社など覗いてみてもそれぞれ降水降雪確率50〜60%風速5〜10m、1900m付近気温マイナス6℃と4月にしては厳しい予報。山頂はやはり無理なのかな…しょうがないか〜期待もしぼみ、雪山見物と温泉を楽しめればと気持ちを切り替えて21時集合へ家を出ました。
 集合場所の東所沢駅で「山頂は厳しいから今回は、うまい酒飲んでロープーウェイに乗って、温泉入って…になるかも」とあらためてリーダー(/ω\)
 予定通り出発し、11時過ぎに水上着。車中泊は道の駅みなかみ水紀行館。早速、酒席ヽ(・∀・)ノ準備に取り掛かり駐車場の端っこ、利根川沿いのあずまやにて、まっ暗闇の中、車のヘッドランプであずまやを照らし、熱燗冷酒で一杯やり始めました。が、とにかく寒い〜/(-_-)\
 あずまやは風が四方から抜けてストーブも消えそう。
 あまりの寒さに耐えられず小一時間飲んでお開きしました。リーダー曰く、谷川岳山頂よりここで飲む方が体感はたぶん寒いよと(笑)

 6日朝5時に起床し、谷川岳ベースプラザへ。雪がチラチラしつつも空は明るくなってきていざロープーウェイで天神平へ行くと、なんとお日様(*´∀`*)が出ているではないですか!!!風は強いですが、地吹雪が舞うほどではなく視界良好。登山ツアーらしきパーティーがいくつも先着。ガイドさんが真ん中で準備体操、その輪が三つ、四つ、五つ、ざっと見て3〜40名さすが谷川岳。まさかこんなに登山客がいるとは予想外でした。
 こちらも準備運動し、記念写真を撮り、アイゼン装着、ピッケルでなくストックを持って登攀開始しました。と、いきなり急登が・・・軽アイゼンしか着けたことがないので、12本アイゼンに戸惑いながら息を切らし、普段使わない筋肉がパンパンになり必死にリーダーの背中を追いましたが、あっという間に遅れ始めました。
 雪にすっぽり埋まった避難小屋あたりで風と吹雪で視界は悪くなり、上を見ると地吹雪が舞っているではないですか〜。しかし、ここまで来たらなんとか山頂へ行きたい。天候よ、なんとか持って欲しい。リーダーに遅れながら、ヘトヘトになりながら登っていると肩の小屋が吹雪の中、うっすら見えてきました。
 トマの耳まであと少し、なんとか行けそうか?肩の小屋からは雪面は特に固く、アイゼンを効かせながら最後の急坂へ向かいなんとかトマの耳へ登頂しました。眺望はなく、スマホで写真を撮ろうとグローブを5分ほど外していたら、寒さで手がシビレます。《゚Д゚》
 トマの耳での記念撮影をほどほどに、ほとんど休みも取らず下山へ。風雪は次第に強くなり、肩の小屋の手前で視界が悪くなり、地元、沼田山岳会のピンクのリボン(ほんと有難いです)を頼りに降りてくると、ザイルで連なる数パーティーに行き交いました。
 風雪は強くなるばかり…。冬靴に慣れない私は避難小屋あたりから、靴ズレでくるぶしが痛くなり、靴紐を緩めたり締めたりし、ヒーヒー言いながら何とか天神平駅へ到着。山体力の無さ、雪山の不慣れさを実感しましたO(≧▽≦)O
 ロープーウェイで降りるときには風も増し、山頂方面は吹雪で視界がさらに悪くなっている感じでした。この日の一番良いタイミングで登れたのかもしれません。

 帰路途中で町営湯テルメ谷川に寄り、体ポカポカで良いお湯でした。
 神田リーダー、車の運転、登山指導で大変お世話になりました。ありがとうございましたm(_)m
登山開始時点では
晴れ間が覗いていました
青空のもと気持ちよく
歩き始めたのですが・・・
やっと登頂できました
トマノ耳で記念撮影
下山はシリセードの連発
で締めくくりました