<山行報告>
島旅シリーズ1 大島三原山  5/16(金)夜〜18(日) 
〜 とろける溶岩と島寿司 〜
メンバー :  ”好奇心旺盛なお兄さんと、妙齢の女たち ”
        浅賀(リーダー)、小森、小松田、新藤め(記)

アバウトなコース : 16日22時竹芝 = (フェリー) = 17日6時大島岡田港着 = 宿 =三原山登山口
            〜 火口一周遊歩道 〜 テキサスルート 〜 13時大島公園 〜 大島動物園
            = 元町港のスーパー 〜 宿 〜 御神火温泉 〜 宿(BBQ)
            18日 宿 = 地層切断面 = 岳の平往復(プチトレッキング) = トウシキ = サクラ株
            = 島寿司 = 15:50元町港 = (高速船) = 17:35竹芝着

 島に行く、それだけでテンションが3倍上がります。金曜夜、週末の疲労を乗せ、満席の大型客船かめりあ丸は東京湾を出航しました。都会の喧騒から離れしばし私は旅に出ます的なロマンを感じた船出でありました。メンバー4人は都会の夜景を見ながら、まずは甲板にてかんぱ〜い!伊豆七島へ釣りに行くおじさま方は夜景なんか目もくれずレジャーシートを敷いてすでに宴会。。。。この船かめりあ丸はなんと、あと3週間後には28年の働きを終え最終就航日を迎えるとのこと。トイレなど船内の設備やデザインはけっこう古い。思わず救命胴衣のありかを確認してしまったりするのでした。予約した船室はリクライニングできるシート席ですが、エンジン音がかなりうるさくて、うまく眠れませんでした。
 翌朝、大島到着を知らせるアナウンス。慌てて準備し下船します。朝6時なのに港の空は青くまぶしかった。宿に電話し、、、島の人たちは早起きです!、、、迎えに来てもらいます。4人で予約してあったのに8人だと勘違いされ大きなバンが2台やってきました。部屋に荷物を置いたら早速、三原山登山口まで車で送って行ってくれました(有料)。昨年の台風被害で崩落して通行止めになっている道路があるらしい。登山口と言ってもかなり上まで車で入れるので「山頂口」ですね。 歩き始めも舗装道。登山靴を持ってきた事を少し後悔しました。まあ、あとで必要だったけど。
  登るにつれ、広い太平洋が見渡せました。1986年の噴火とともに流れ出た溶岩が山を下った跡が、緑の山肌に黒く幾本もの筋を作っているのがわかります。所々に咲くツツジの赤い色と、新緑の鮮やかな緑色が、黒い砂礫だらけの殺伐とした風景にまさに花を添えています。さらに登っていくと、三原神社の小さな社殿と鳥居があり、遠くにくっきり見える富士山が鳥居の真ん中に位置して見えて迷わず写真におさめました。かなり大きな溶岩の塊もあって、その上に寝っ転がったらかなり痛そうです。溶岩の上でヨガをやったら(溶岩ヨガ(o^^o)♪)結構鍛えられるんじゃない、などと話していました。私はお腹がすいていたので、とろける熱々の溶岩で肉を焼く黒毛和牛の溶岩焼き、を頭のなかで想像し食べたくなりました。それにしても昨夜の寝不足で眠い!溶岩のようにとろけてしまう位の眠さです。火口内を覗いたらかなり深くて恐ろしかった。気を取り直し、あちこちから細い噴煙みたいなものが上がっているのを横目で見ながら火口一周トレッキングです。反対側には雄大な海原。遠くに利島、新島、式根島、神津島も見えます 遮るものがないので直射日光が半端じゃなく、真夏に来なくて良かったと思いました。黒い砂礫がゴツゴツある道を歩いていると、月のクレーターのようにも見え、そういえば入山してからまだ登山者に誰一人会ってないことに気付き、地球滅亡⇒生存者4名!的な気分になりました。よく言えば、この雄大な景色を独占できたわけです。やっと、巨大な火口の底を見下ろす展望ポイントにて、反対コースから来た数名のパーティーに会い、お互い写真を撮り合いました。下りも再び砂礫の歩きにくい道を歩き、テキサスコースに至ります。大島公園までの平坦な道が結構長かった。途中「キョン」という動物を捕獲する仕掛けの檻を山中でいくつか見かけ、どんな動物だろうと思っていたら公園内の動物園におりました。額に縞模様があって小さな鹿みたいで可愛い。ここはなんと入園無料。広くはないけれど、私の大好きなカピバラとカメもいて気に入りました。リクガメが前足で砂を掘っている後ろ姿には可愛らしさと少しばかりの哀愁があり、それを見ていたら安心し再び眠気に襲われました。宿のある元町港に向かうバスがくるまで時間があり、他のお客もいなかったので、私たちはそれぞれバス停のベンチに横になり昼寝をしてしまいました。気持ちよかった〜。これぞ理想的な島での過ごし方。バスの音で目が覚め、
 リーダーのA賀くんがいないと思ったら、なんと私の寝ていたベンチの真下で地べたに
 身体を横たえ眠っていました!バスに乗って元町港に戻りスーパーで買い出し。宿はフレンドハウスと言って、食堂を営み全室が離れの宿。離れとは言っても隣同士くっついており長屋のようです。夜は買い出しした野菜や肉や魚でバーベキュー。炭の代金だけ払い、あとは自由に楽しませてもらいました。名物「くさや」の初体験。
今が旬、春のトビウオ(ハルトビ)の刺身。普段と食べるものが違いますね。
 最終日、レンタカーを借りた一行は島内を1周し観光しました。地元の人達ともいろいろお話することができました。山ではないので詳細は省略しますが、ご興味のある方は参加者にお尋ねください。少し登った岳の平から見た、どこまでも青い青い太平洋と島々が美しく眩しく綺麗で、その景色は頭の中に焼きついて離れません。
特筆すべきは、今回の目的の一つ、べっこう寿司という島独特の味付けの寿司が、期待を裏切らず美味しかったことです。私はダンナへのお土産にくさやを買い、息子には溶岩クッキーと溶岩かりんとうを買いましたが、奴はくさやの方に手を伸ばす気がします。さて次はどこの島の山に登ろうかな、、、
  
 
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