<山行報告>
(疣岩山 〜 三国岳 〜 種蒔山 〜 飯豊本山 〜 御西岳 〜 大日岳)
【日程】 平成26年9月13日(土) 〜 9月15日(月)
【天候】 曇り 晴れ
【メンバー】 L神田 ・ 宮脇(記)
【コースタイム】
(9/13) 祓川駐車場8:19 〜 8:35祓川山荘 〜 11:52疣岩分岐 〜 13:05三国岳避難小屋
〜 14:54切合避難小屋
(9/14) 切合避難小屋5:32 〜 7:00本山小屋 〜 7:24飯豊山頂7:40 〜 8:38御西岳避難小屋
〜 9:59大日岳10:10 〜 11:15御西岳避難小屋11:37 〜 12:33飯豊山頂 〜
12:55本山小屋 〜 14:24切合避難小屋
(9/15) 切合避難小屋5:38 〜 6:49三国岳避難小屋 〜 7:51疣岩分岐 〜 8:51上ノ越 〜
10:06祓川駐車場
【報告】
かつて女人禁制、山岳信仰があったと言われる飯豊山には一度登ってみたい、その女人禁制、山岳信仰の響きがとても気になったからである。当時このあたりに住む人たちは15歳になる前にこの飯豊山を三日間に渡り、登らないといけないとのこと。その言葉に惹かれて、15歳の倍以上の年齢になってから登ることになった。(笑)神田さんには深夜から朝まで東京から福島県の西会津という本当に遠いところまで車で連れて行ってもらいました。早朝には山の駅に着き、そして山深い麓の村を通り過ぎる。すでに神秘的な雰囲気。コンビニどころか、お店すらなく何をして生きているんだろうと。。。
そして登山口到着。準備をして、登り出す。今回は神田さんと自分だけの山行。やや緊張。そして最初からまた自分は給水するのを忘れて、神田さんに怒られる。神田さんはすぐに水場があるルートに変更し、給水確保する。咄嗟の判断といい、やはり神田さんすごいなと。初日の小屋までは登りがきついとのこと。神田さんのきついというのは本当にきつい。(笑)相変わらず最初の三国岳避難小屋までは無心で登る。三国岳避難小屋からは高い樹林帯から抜け、飯豊連峰の山々が見え出す。しかし、ガスによって全景はわからない。山道は木の根がはっている道から、徐々に変わっていく。所々に雪渓が残っているのと、花々が見えてくる。一つ気になったのはハエの多さ。神田さんいわく、花の沢山ある山には無数の虫がいるんだとのこと。人間界と一緒で高嶺の花に虫がたくさん寄ってくるんだなと。たくさんの子バエが顔の周りを飛んでいるのは本当に不快だった。きつい登りがなくなって、景色が変わっていくとだんだんと疲れも感じなくなり、いよいよ切合小屋まで到着。小雨が降ったり、雲がかかって飯豊連峰の山々は姿を見せてくれないが、人が疎らで、水が使い放題、そして冷たいビールのある小屋へ着くと気持ちは少し晴れやかになる。明日から登る飯豊連峰の山々を前に神田さんのご馳走をいただく。山っていいなーと思う。
飯 豊 山
祓川山荘の水場
途中ナイフリッジの通過も・・・
切合避難小屋から望む3日目のご来光