フェンネル  Fennel セリ科 多年草
スイートフェンネルフローレンスフェンネル
上の写真は以前植えていたスイートフェンネルの花。
下は最近のお気に入り、フローレンス・フェンネルのたくましい姿です
(地面のひび割れがなんともリアルです…)。

ほかに赤銅色の葉が美しいブロンズ・フェンネルという品種もありますが、
ハーブベラ畑では将来のお楽しみ。かな?


スイートフェンネルは「ウイキョウ」の名で、
こちらでは昔からおなじみの薬草/野菜の一つ。
葉を煎じてお茶にするほか、てんぷらにしたり、お味噌汁の仕上げに加えたり。

姿がよく似たハーブ、ディルと同様、
魚料理に合うハーブとして有名です。
タネは噛むと爽やかな香りが口にひろがり、
カレーのスパイスにもたいがい入っています。
インド料理の口直しにと、カラフルにコーティングしたものが出回っていたり。
(たとえばこんなところで扱っていますが・・・あの色は個人的にはちょっと)


フローレンス・フェンネルは「イタリアういきょう」の別名を持つそうで、
丸く肥大する株元がイタリア料理ではよく使われるようです。
ハーブというより野菜の扱いですね。

イタリア名は「フィノッキオ」。
欧米ではこちらが通称のようですが、
日本では農水省による野菜名称統一というのがあって、
たんにフェンネルというとこれを指すことになっている・・・のだそうです。
(なんかややこしい)


どちらも多年草で、
冬に地上部が弱ってしまっても、株元から切り戻せば春にまた新芽が出てくる
・・・のですが、
フローレンス・フェンネルは株元を食べてしまうため、
実質一年草になりますね。
フェンネルチーズ焼きフェンネルみそ

というわけで、


とりあえず生でかじってみた感想は、

甘っ!

食感はセロリ。
味はなんだか人工的なほどの、不思議に華やかな甘さ。

火を通したらどんなかな。

輪切りにしてぺコリーノチーズとオリーブオイルをかけて、
オーブントースターで。

うまっ!

チーズは普通のパルメザンでも、充分いけると思いますよ。

輪切りについてこれなかった脇芽は、
ノビル用に作っていたカツオ味噌をのせて、
これまた

うまっ!

今後はハーブベラ畑のレギュラーとして、
名前を連ねることになりそうです。

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