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2006年2月19日
回想法のすすめ 「わら」

第2回 「わら」
 
 
農家の多い 町では、利用者の9割のお年寄りが
「農業」をされていたお家。
 
ご主人はサラリーマンでも、奥さんは実家で
お舅さんやお姑さんと農業をしていた!っていう家庭も
少なくありません。
 
秋に収穫された稲からできた「わら」は、
「ぞうり」「縄」「しめなわ」「ござ等の敷物」「みの」
等の他、
納豆を包むもの(職場のお年寄りは「つと」と言われます)
にも使われます。
 
そんな「わら」はとてもなじみの深いもののようです

1 まず、わらを見ていただきます

  

  そして、季節感(秋)を感じていただきます。

 

2 匂っていただきます。

  

  いい匂いですね ヾ(´▽`*;)ゝ"

  ・・・特にお喋りがあまり出来ない重度な方には

  時間をかけて行います。

 

3 触ってもらいます

 

  この時点で、縄を作る準備(葉の部分を取り外したり) 

  される方もいらっしゃいます。

 

4 縄を作り出す方、匂っておられる方、

  その縄を作っているのを見ておられる方様々です。

 

5 職員が作ります(私は地元の「しめ縄職人」へ弟子入りして

  習いに行きました← 利用者から命令受けまして(´ロ`;))

 

  ヘタな職員に、皆さん、興味津々で、教えてくださいます。

 

  ちなみに、普通に編む、縄 と しめ縄 では編む方向が

  違います(手の動かし方が逆なのです)

   ↑ どんな縄はどっちに動かすのか? 

    おめでたい時に神様にあげる「しめ縄」は右手を前に出す方向で

    普通に使う(わらじとか)縄はその逆

 

 

 

 

6 どんなものに使いますか?

 

  これを話している時に、納豆をつつむもの

  (こちらの方言では「つと」)にも使うよd(^-^)

   なんて話になって、それを作ってくださったりもします。

 

 

7 誰の仕事でしたか?

 

  この辺りで、苦労されて生活されて来た事を

  共感してさしあげて下さい。同時に

  昔は昔で楽しかったね〜なんて話に持っていけたら

  最高です

 

 

8 できたもの(しめ縄 や縄) はその季節やその施設独自の

  飾り方で、大切に飾って下さい。

 

  作業療法では、作品は、「作品=ご本人」と考えます。

 

 

 

 

そそそ!(゚∀゚ )

 

「わら」はそのまま手で編んでしまうとかなり硬いものです。

 

昔は、わら打ち用の木槌と、わら打ち用の石があったようです。

石の上で、木槌を使って叩くわけです。

こうするとわらが柔らかくなり、編んでいても、手が荒れたり、

わらが途中で切れたりしなくなります。

 

 

本当は、それらの「わら打ち石」の上で木槌で叩いた方が

最良なのですが、

 

車椅子の利用者さんと行う場合は、机の上で

焼酎のビン(750ml位)で叩いてもいいかも?

 

ただし、これでも足りないので、少し霧吹きで

水をかけておくと柔らかくなります。

 

これを行うだけでも充分回想法のネタになりますし、

 

発散性を促したり、活動性を高めたりする効果もあります。

 

 

ただし、やっぱりお年寄りからは「そんなんじゃ柔らかくならないよ!」って

怒られますので、

 

後で、こっそーり、コンクリートの上で、コツコツ叩いて柔らかくしておきます。(^_^ゞ

Posted by hirohan at 20:37 | Comments (0) | TrackBack (0)
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