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2006年11月14日
高橋多佳子ピアノリサイタル

モーツァルト:ピアノソナタ変ロ長調(第13番)K333
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番変ロ短調作品36
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 
2006年11月14日 紀尾井ホール
 
 
それにしても、今年はよくコンサート通いしたものだ・・・と
ニューヨークフィルの来日公演で今年60公演となり、中2日で行ったのがこのリサイタルである。つまり、今年61回目のコンサート。こんな年は後にも先にもないだろうと思う。
多分、その半分以上がニューヨークフィルで、フィラデルフィア管弦楽団がそれに続いているはず。
 
ニューヨークではエイブリーフィッシャーホール隣のアリスタリーホールで室内楽やピアノリサイタルが盛んに催されているが不思議と行く機会がなかった(ここには小ホールといいつつ立派なパイプオルガンが設置されている)。
 
そういう意味ではリサイタル・ソロコンサートはここ半年ほどの間に行くようになったと言っても過言ではないが、この日は実にいい演奏会だった。
多分、2年先に思い起こした時に印象に残るコンサートの一つ。
展覧会の絵のピアノ版は(というかムソルグスキーはピアノ版しか作ってないが)、断然アレクシス・ワイセンベルグでしょう、と思っていた時期もあったが録音も増えてくると結構楽しめる、そんな一枚の実演だったと思う。実演で展覧会の絵(ピアノソロ)を聞くのは初めての機会でもあったから、楽譜にどの様な指示が書き込まれていてどの様に演奏されるのか、また一つ勉強した。キエフの大門で鍵盤ではなく弦をハンマーの代わりに奏者が叩く、というのは初めて見る演奏だった。
 
アンコールの<ラ・カンパネラ>も絶品、というか展覧会の絵を弾いた後のアンコールとしてはかなり体力がいるのでは?と思うのだが、凄かった。
 
素晴らしかった。
 
勿論、サイン会も。演奏家は多分、聴衆に媚びてもいけないだろうが聴衆も演奏家に対して高慢でもいけない、そのどちらでもない調和の取れたどちらかというとプロモーションされたのではない手作り感覚のコンサートは非常に心地のいいものだと思った。
ショパンコンクール入賞ともなると知名度も上がるし、それなりの意識も演奏家は持つものかと思っていたけれど、その様なものを微塵も感じさせない素晴らしい人間性を兼ね備えた人だと思った。

Posted by kakkun89 at 23:21 | Comments (2) | TrackBack (0)
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Comments
先日、NHKホールへアルノンクールとウィーンコンチェルトムジクスによるモーツァルトのレクイエムを聞いてまいりました。NHKホールの広い空間に、古楽器が十分に順応できるのか不安でしたが、アルノンクールの強力な推進力により、最後まで緊張感のあるきわめて感銘深いものでした。NYPの演奏とは、真逆の方向も、おもしろい・・。
  Posted by: mizu at 2006/11/19 23:23:01
ウィーンフィルからアーノンクールが引き続き日本に残って公演しているんですね。
そういえば、ラトルが昨年ベルリンフィルと北米公演に出て、ベルリンだけが帰国した後にラトルがフィラデルフィア管弦楽団と3週間の演奏会を持つなんてもともありました。マネジメントもスケジュール調整が大変だなと思った記憶があります。

ウィーン・コンツェルトムジクスとのモツレクは二度の録音でコンセプトがあまり変わらなかったので今回パスしてしまいましたが、NHKホールで自分たちの予想した響きだったかどうか団員に聞いてみたい気もしますね。
ホグウッドやノリントンが古楽器からフルオーケストラに行くようになって古楽器もモダンオケも両方ともという指揮者が少なくなってきてますからアーノンクールは貴重ですね。

イギリスにはエンシェント室内管弦楽団、イングリッシュコンサート、ロンドンクラシカルプレーヤーズと古楽器オケが沢山ある印象がありますが、実態はほとんど同じオケで指揮者・契約レコード会社で名前を変えているみたいですね。イングリッシュコンサートはマンゼが最近取り仕切っているようですが、このコンビのモーツァルトのVn協奏曲がよかったです。
  Posted by: kakkun89 at 2006/11/20 12:54:11


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