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| 2007年6月2日 |
| ブラームス・フェスティバル(プログラム6) |
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2007年6月2日 ヨハネス・ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 作品56a ドイツレクイエム 作品45 セレナ・シェファー(S)、マティアス・ゲルネ(Br) ロリン・マゼール指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック、ニューヨーク・コラール・アーティスツ ドイツレクイエムはブラームスの作品の中でも個人的にはこれまで取り付きにくい曲のひとつだったけれど、この日のコンサートは最高で、マゼールは相変わらず編成が大きくなるほど本領発揮することを再認識した。ここのところ、終演後の割れんばかりの拍手はお決まりの光景だと思うが(Webで聞いているものも含めて)、スタンディング・オベーションがこれだけあるのは久々に見る光景だった。 第2曲(Denn alles Fleisch es ist Gras)はマゼールならもっと劇的な表現を好むかなと思ったら予想以上に抑えていて、逆に違和感なく聞けた。ただ、全体的にはゆっくりとした演奏でプログラムには演奏時間60分とあったが、ゆうに70分は越えていたのでは?
ゲルネは昨年バルトークの「青ひげ公の城」でも歌っていたが厚みのある重い声で、心地よかった。記録によれば、前回の演奏は2001年にマズアが振っていて、この時のソリストはトマス・ハンプソンとのことだから、曲の雰囲気もずいぶんと違ったことは想像に難くない(シューマンの「詩人の恋」をこの2人が歌ったディスクの出来上がりは全然違う)。 ドイツレクイエムは、レクイエムという表題はついているが、フォーレのそれ同様に静が全体を支配している内面的な曲であると思っている。ただ、宗教的な意味合いからはフォーレのそれとは対極にあると思うが。こういう曲の扱いについてはマゼールの解釈はどちらかというと自分の嗜好には合わないことが多かったが、こと最近遅さが目立つマゼールのスタイルにおいては管弦楽は響くが全体に静が支配する好みの演奏だったと思った。 それにしても、昨年ニューヨークを発つ前日のプログラムがヴェルディのレクイエムで、今回、最後のプログラムがブラームスのレクイエム。因果なものである。 この日、皆が引けたあとニューヨーク・フィルのSharonさんとスターバックスで少しコーヒーを飲んだが、その際にエイブリーフィッシャーホールの楽屋を少し見せてもらった。これだけの大所帯のオーケストラの楽屋としては手狭な印象で、ホールの音響だけでなく目に見えない環境(=団員の働く環境)も少し改善したほうがいいのではないかと思った。 今シーズン、マゼールはこのシリーズで4つのシンフォニー、全ての協奏曲・序曲、2つのセレナード、それに大曲ドイツレクイエムを一通りプログラムに入れて演奏した。全集としてCD化する予定だろうか。 今回はもう少し早くニューヨークに入って前のプログラムのバルトークから聴ければIkumaさんに会えたのだがスケジュールが合わなかったのが残念! |
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Posted by kakkun89 at 02:32
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マゼールはブラームスの中でも特にドイツレクイエムの演奏頻度は高いようですね。団員も楽しんで弾けたと言っていたようなので、一連のブラームスシリーズの中でも満足度は高かったと思うのですが、そのシャープさが果たして欧州ではどう捉えられるのだろうと疑問に思うこともあります。NYの聴衆はやはりご高齢の方が多いのもあるのかも知れませんが優しいですね。
リンカーンセンターは今、改修工事が入っており、ジュリアードとエイブリーフィッシャー、METを繋ぐ渡り廊下が撤去されて、アリスタリーホールも出入り不能でした。いずれ、エイブリーフィッシャーも手が入るとは思うのですが、完全に建て直しになるのか(2010年シーズンから)あるいは部分改修に終わるのか、はたまた改修しないのか、詳細なところは現時点では分からず仕舞いといったところのようですよ。 話は変わりますが、トロンボーンのアレッシがnaxosからソロ録音のCDを出したようです。アレッシも名手ですから驚くべきことではないのかも知れませんが。 Posted by: Kakkun at 2007/06/13 23:20:10 |
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エイブリーフィッシャーホールの楽屋は、昔からかなり狭く体の大きい楽員には、相当に窮屈に感じていました。建設した当時は、そこまで、考えが及ばなかったのではないでしょうか?
Posted by: mizu at 2007/06/09 18:21:06