JOHANNES BRAHMS SYMPHONY No.4 in E minor Op.98
86. Erich Leinsdolf / Boston Symphony Orchestra
BMG 1966年4月26〜27日 12:06 11:49 6:01 9:20 S
音楽監督がシャルル・ミュンシュからラインスドルフに代わって明らかにボストン交響楽団の音が変わった、と認識させられる演奏。基本的にラインスドルフの得意分野はマーラーやオペラ作品にあるので、ブラームスではどちらかというと抑制された感じになるのは無理からぬことか

87. James Levine / Chicago Symphony Orchestra
BMG 1976年7月13日 11:29 10:29 6:06 9:39 S
レヴァインの旧録音は(他の指揮者でもそうだけど)新録音の前では色あせて見える。普通にレパートリーをこなしました、といった感じの演奏(聞き込みがまだ甘いのかも知れないが)

88. James Levine / Vienna Philharmonic Orchestra
DG 1994年11月 11:30 10:22 6:14 9:22 D
レヴァインの旧録音のイメージからは飛躍的に変化して、個人的には好きな演奏の一つ。

89. James Loughran / Halle Orchestra
EMI 1974年1月 12:37 11:47 6:41 10:01 S
ロッホランは器用な指揮者だと思うが、この演奏はどちらかというとソツなくオケを纏めました、といった感じの演奏

90. Lorin Maazel / Cleveland Orchestra
DECCA 1976年10月 12:40 12:10 6:35 10:15 S
最近、ニューヨークフィルで聞くことの多いマゼールもこの頃の演奏スタイルは現在のそれとは全然違う。毒のない演奏だとは思うけれど逆にマゼールからすると物足りない様な気もする。

91. Lorin Maazel /Rundfunkssymphonie Orchester des Bayerischen
Dreamlife 1995年 13:55 13:13 6:37 11:40 S (DVD)
この演奏を聴くと、マゼールの最近のスタイルはニューヨーク・フィルの監督になってからのものではないだろうか、とも思える。
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92. Charles Mackerras / Scottisch Chamber Orchestra
TERARC 1997年1月6-11,27-30 12:02 10:38 6:05 10:06 D
マッケラスも器用な指揮者だと思うが、小編成のオーケストラで録音するとなった場合、古楽器奏法のスタイルを取るのか線を際立たせるのか、そのスタイルは明確にしておくほうがいいと思うのだが(ノリントンやハーディングほどの意思表示はされていないのではないだろうか)

93. Igor Markevich / CBC Canada Radio Orchestra
ラジオカナダ 1957年2月7日 (DVD)
映像にも音質にも問題はあるので、これはマルケヴィッチの記録映像という見方をしているほうがよいかと。
94. Igor Markevich / Orchestra Sinfonica di Torino della RAI
Living Stage 1959年10月12日 11:37 11:06 5:01 8:10 M
マルケヴィッチとコンセール・ラムルー管弦楽団の演奏と基本スタイルはそれほど変わっていないので、正規盤があればマルケヴィッチはOKなのでは?

95. Igor Markevich / Orchestre Lamoureux, Paris
DG 1958年9月20-24日 12:09 11:50 6:06 10:12 S
しゃきしゃきした音作りでコンセール・ラムルー管弦楽団から(多分実力以上の)フルスペックの響きを引き出している。個人的にはかなり気に入っている演奏の一つ。
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96. Sir Neville Marriner / Academy of St. Martin-in-the fields
Haensler 1997年3月 11:40 11:00 6:28 10:02 D
マリナーは先日のNHK交響楽団への客演でもブラームスの交響曲第4番を演奏し、そしてピエール・モントゥから会得したブラームスの解釈に基づいているとインタビューに答えていたが、モントゥにこの局の正規演奏が存在しないので比較出来ないが、マリナーのスタイルは颯爽と流していく感覚のほうがあっていると思うので、どちらかというとブラームスよりはメンデルスゾーンの方が断然マッチしているように思う。

97. Kurt Mazur / Gewandhaus Orchestra Leipzig
PHILIPS 1977年 12:44 11:10 6:15 10:38 S
クルト・マズアの音はニューヨークフィルにおいても明るいほうではなかったかもしれないが、ライプツィヒの音はさらにピッチが低く聴こえる。無難に取りまとめた演奏(と、思う)。

98. Kurt Mazur / Gewandhaus Orchestra Leipzig
Warner 1991年 (DVD)
ゲヴァントハウス管弦楽団時代のマズアの演奏はこれがベスト、と呼べる演奏には出会っていないのが現状だけれど、オーケストラへの指示をみているとオーケストラビルダーとしての手腕はいいのでは?と思わせるような細かい指示を出しているのが映像からは分かる。
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99. Kurt Mazur / New York Philharmonic
TELDEC 1995年2月 13:23 11:53 6:23 10:52 D
実演でも聴いていた演奏のライブ録音。実演はそれほど強く印象に残る演奏ではなかったが、CDになってきたものはしっかりバランスも取れているし、改めて実演と録音では全然違う仕上がりになることを認識する演奏だった。

100. Zubin Mehta / New York Philharmonic
SONY 1979年頃 12:54 11:51 6:26 10:28 S
101. Zubin Mehta / Israel Philharmonic Orchestra
SONY 1992年10月4-27日 13:12 11:48 6:23 10:18 D
メータの旧録音(ニューヨークフィル)は1982年にLPで発売されて少なくとも1984年のカタログには残っているが一度もCD化されていない。全体的な音の粗さは残っている。イスラエル・フィルとの新録音も基本的にはニューヨーク・フィルとのスタイルが殆ど変わっていない演奏と言える。
その意味ではイスラエルフィルを自在に操ったバーンスタインとは方向性が全然違う。ただ、全集としての完成度はよく、直ぐに廃盤になってしまったのは何となく惜しい気もする。

102. Willem Mengerberg / Concertgebouw Orchestra Amsterdam
Telefunken 1938年11月30日 12:29 11:49 6:22 9:51 M
この演奏スタイルの古さは・・・

103. Evgeni Mravinsky / USSR Symphony Orchestra
Russian 1954年12月29日 11:54 10:54 5:36 9:49 M
ムラヴィンスキーは実はかなりレパートリーの少ない指揮者なのではないかと思える。
録音の数は多いが例えば、ブラームスなら録音数は交響曲第2番と第4番、ベートーヴェンなら4番、ブルックナーなら第9番と、それ以外の作品とは演奏機会にかなりの差が見られる。
この演奏はこの時代のものだけあって、やはり音質には問題がある。

104. Evgeni Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra
Russian 1961年5月14日 11:52 10:01 5:44 9:56 M
ムラヴィンスキーの演奏の特徴は第1楽章フィナーレの弦の処理にあり、オクターブ高くヴァイオリンを弾かせる手法を取っている指揮者はムラヴィンスキーとストコフスキーだけ(これはすなわちブラームスのオリジナルの楽譜に手を加えていることに他ならないのだが)。

105. Evgeni Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra
ALTUS 1973年4月27日 12:24 10:11 6:04 9:54 S
記録としても貴重なCD。スケジュール表を見ると、リハーサルが4月21日から始まり、4月21、22、27日にブラームスのリハーサル(22、24、27日にベートーヴェンの4番のリハーサル)が入り、4月27日が録音セッション、28日にブラームスとベートーヴェンのコンサートがスケジュールされて、このリハーサルからコンサートに到る音の記録が残されているということになる。
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106. Evgeni Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra
Melodia 1973年4月28日 12:28 10:07 6:07 10:20 S
そしてこれが一連の録音セッションからコンサートに到る録音のうちのライブ収録のものになる。

107. Evgeni Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra
Dreamlife 1973年 (DVD)
詳細な記録はないが、4月の録音セッションとライブの収録の際にフィルムも回っていたと考えるのが自然かもしれない。
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108. Charles Munch / Boston Symphony Orchestra
BMG 1958年10月27日 12:06 11:00 6:25 10:03 S
最初は音も甘く輪郭がハッキリしない演奏だと思い、それほど好きな演奏でもなかったが聞き込むうちに、こんなブラームスもありかな、と思えるようになった一枚。小三治師匠が絶賛のミュンシュの面目躍如たる演奏か。
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109. Riccardo Muti / Philadelphia Orchestra
PHILIPS 1988年10月 13:15 11:03 6:28 10:15 D
ムーティは1975年のウィーンフィル来日の際にブラームスの交響曲第4番をプログラムとして持って来ていたが、録音は意外となかった。ムーティの演奏スタイルは大好きで、ムーティの(特に若い頃の)録音は殆ど手に入れたり聴いたりしたが、個人的にはブラームスに関しては同じイタリア系ならシャイーのほうがまだ共感できる。

110. Kent Nagano / Deutsche Symphony Orchestra Berlin
Harmonia Mundi 2006年3月 D
ケント・ナガノの新譜をみて再発売やライブの掘り起こしを除いて久々の新録音が出てきた、と思った。ライブを含めてかなりの音源が出てきたが、この全てをフォローしていくのはかなり厳しいものがある。ナガノの演奏はそれほど強い印象は受けなかった。もう少しシンプルなアプローチもありと思うのだが。

111. Roger Norrington / London Classical Players
EMI 12:08 10:24 6:19 9:50 D
マッケラスより演奏意図は伝わってくるものの、シューマンやメンデルスゾーンでの強烈な個性の演奏を聴いた後に大きな期待を持って聞くと物足りなさを感じてしまうのは贅沢というものだろうか。

112. Roger Norrington / SWR Symphony Orchestra, Stuttgart
Haenssler 2005年7月4-6日 (DVD)
ピリオド奏法をモダンオーケストラに持ち込んだ、と説明されても録音だけを聞いている分には細部にわたって理解することは難しい。実際に映像を見ると補填できる部分もあり、それでもノリントンの意図したいところは完全には掴めてはいないと思うが、それなりに雰囲気を味わえる点で映像は利点がある。
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113. Eugene Ormandy / Philadelphia Orchestra
SONY 1967年10月25日 12:23 11:54 6:25 10:19 S
LP時代、オーマンディのい演奏は(周りの評価が高くなかったにも関わらず)お気に入りの一枚だった。全集として録音されているはずだが、一度も全集としてはCD化されておらず、かつ、第3番に到ってはまだ一度もお目に掛かったことすらない。第4番はCDとしては意外なところに埋もれていたといったところで、復刻は熱望するところ。
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114. Seiji Ozawa / Saito Kinen Orchestra
PHILIPS 1989年9月 12:03 11:05 6:18 9:45 D
小澤さんがサイトウ・キネン・オーケストラと始めた最も初期の頃の仕事だが、十分な成果を挙げているいい演奏ではないかと。この録音から5年ほど前にベルリンフィルの定期演奏会で小澤さんはブラームスの交響曲第4番を演奏しているが、この時の演奏も素晴らしいものでこの録音についても期待を裏切らなかった。
