ホームキンダー 前文
2005.11.20 開始
 これも「自閉症とは」の「主な著作」の所に書かれている原稿である。
 「主な著作」などなかったのは事実だが、それでも普通は、このHPで連載している「自閉症の歌など歌わないのだ」の第一章に引用している「自閉症の実践教育」などのハードカヴァーで出版されたものを、共著という形で紹介するものだと思う。他にも、題名も出版社も忘れたが、合宿のことと折れ線ケースのことを書いた覚えがある。
 本として出版されたものをあげず、わざわざ二つの雑誌をあげた理由は今となっては不明である。が、恐らく相対的に自信があったからだろうと思う。しかし、四半世紀振りに読み直してみて、何処にそういう自信があったのか、まったく分からなかった。
 人づきあいを仕事とする場合、単に科学技術を頼るわけにはいかない。自分の宗教観、価値観、人間観、人生観等を自覚することが大切である。この原稿は、舌っ足らずだが、そういうことを言わんとしたものではないか。
 もっとも、良く解釈すればそうなるという話しであって、普通に読めば、
 「君の場合はそうなのかも知らんが、だから何だって言うの?」
 という結論になるだろう。

 この時期と違って、自閉症に関する定義はDSMで統一されてきている。原因も、発達障害を起こす病気は、すべて自閉症の原因となりうる、と考えられている。原因の結果出来上がった脳みそのタイプによって、知的障害だったり、自閉症だったりする。従って、治療法というよりも、教育法や付き合い方が重要だと言うことになる。

 この本は、国会図書館の東京本館にはなく、上野公園にある国際子ども図書館に残っていたそうである。なお、保育専科は今も出版されているのに対し、ホームキンダーは廃刊になっている。探し出してコピーしてくれた片倉淳平に感謝する。

                                           2005年10月
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