兼升養魚漁業生産組合
 Kanemasu yougyo gyogyou seisan kumiai
雇用案内
鮎に係る様々なお話をご紹介致します。
すこしでも興味をもたれて「アユを食べてみたい!」って思ってもらえれば幸いです。
管理者の知識の向上により更新されていく予定です。
愛知県

愛知県の製造業は、自動車産業をはじめ農業、水産業、幅広い分野において、わが国製造業を牽引する重要な役割を担っております。

県製造業の実力をさらにアピールし、愛知のものづくりを世界のブランドにするために、県として愛知ブランド「愛知クオリティ」として積極的に展開しております。

ものづくり「愛知」の「あいち」と言う地名は、万葉集の中の


「桜田へ鶴鳴きわたる年魚市潟潮干にけらし鶴鳴きわたる」


という歌にも読まれている

年魚市潟(あゆちがた
、名古屋市熱田区、南区の当時海岸であった一帯)」

に由来すると言われています。

 「年魚市(あゆち)」が後に「あいち」となり、愛智郡の地名が生まれました。
廃藩置県が行われたとき、当時の県庁が愛知郡の名古屋城内に置かれたところから、県名が「愛知」になったと言われています。

また、「年魚市潟(あゆちがた)」の「年魚」とは古くより一年しか生きないことから由来する「鮎」を指し示しております。

「あゆち」とは、鮎が多くとれる淵という意(津田正生『尾張地名考』)


愛知県」名の由来は、年魚()が豊富にとれた土地

という意味を指し示しており、それを裏付けするように、平安時
代には当地から京都に大量の「鮎の塩煮」、つまり「鮎のつくだ煮」が税金として送りこまれています。
江戸時代になると徳川家に「鮎の鮨」や「うるか」が献上されている記録もあります。

 三大将軍、信長・秀康・家康を輩出した愛知県の歴史とその名の由来、食文化、歴史から愛知と鮎の関わりを再認識頂ければ幸いです。

鮎とは アユ科アユ属アユに分類。学名はアユの形態的特徴を示す「ひだになった舌」、「高い帆」を意味するPlecoglossus altivelis。
アユの他に香魚、王魚、麒麟魚などとも呼ばれるそうです。
 鮎の文化 アユは古くから日本人との関わりが深く、神武天皇や神巧皇后の伝説のなかにも象徴的な魚として登場します。
また、天皇即位の式や朝賀の式には5尾のアユと1個の酒樽を描いた万歳旛(旗)をたてます。
万葉集 「松浦川 川の瀬ひかり あゆ釣ると 立たせる妹が 裳のすそ濡れぬ」
 生息地 日本全土に分布しているようですが、北海道は明治のはじめ頃に本州から移植されて一部の地域にいるようです。
また、南にいけば沖縄や奄美大島のアユはリュウキュウアユと呼ばれているようです。
海外では韓国や朝鮮、台湾、中国の一部地域にも生息しているようです。
 食性 河川を遡上するアユは体長50mm(孵化後約)くらいまでは動物プランクトンなど、60〜70mmまでは動植物の餌を食べ、成魚から藻類を食べます。
川の中の石に藻が生え、それをアユが歯(櫛状歯)でそぎおとして食べることから釣り人は釣りのポイントをアユの食みあとを見て決めるようです。
栄養価 養殖と天然あゆの成分比較(五訂 日本食品成分表参照)
あゆ 可食部100g当り 焼き 内臓(生) 内臓(焼き) 内臓(加工)
成分名 単位 養殖 天然 養殖 天然 養殖 天然 養殖 天然 うるか
エネルギー kcal 152 100 241 177 550 206 558 194 171
kJ 636 418 1008 741 2301 862 2335 812 715
水分 g 72 77.7 59.3 64 36.6 68.6 31.5 58.6 59.6
たんぱく質 g 17.8 18.3 22.6 26.6 7.4 9.5 15.2 23 11.4
脂質 g 7.9 2.4 15.1 6.8 55 17.5 52.3 10.1 13.1
炭水化物 g 0.6 0.1 0.8 0.1 0.3 0.3 0.4 0.4 1.8
灰分 g 1.7 1.5 2.2 2.5 0.7 4.1 0.6 7.9 14.1
カルシウム mg 250 270 450 480 55 43 130 140 16
mg 0.8 0.9 2 5.5 8 24 19 63.2 4
ビタミン A レチノール mcg 55 35 480 120 4400 1700 6000 2000 2000
E トコフェロール α mg 5 1.2 8.2 1.7 7.4 1.9 23.5 3.2 6.7
β mg 0.1 0 0.2 0 0.1 0 0.4 0 0.1
γ mg 0.1 0 0.2 0 0.1 0 0.4 0 0.3
B6 mg 0.28 0.17 0.24 0.16 0.11 0.16 0.15 0.17 0.11
B12 mcg 2.6 10.3 6 12 9.6 60.3 7.8 49.6 10.2
EPA(エイコサペンタエン酸) mg 180 89 250 130 1600 460 250 170 160
DHA(ドコサヘキサエン酸) mg 440 58 620 85 2000 230 620 66 450

他魚種比較
可食部比較(100g当り) 含有量
成分 単位 養殖鮎(焼き) うなぎ(蒲焼) 養殖ブリ 養殖マダイ ヒラメ
エネルギー kcal 241 293 256 194 124
たんぱく質 22.6 23 19.7 21.7 21.2
脂質 15.1 21 18.2 10.8 3.7
炭水化物 0.8 3.1 0.1
カルシウム mg 450 150 12 11 23
mg 2 0.8 0.2 0.1
亜鉛 mg 1.3 2.7 0.5 0.5
ビタミンA(レチノール) μg 480 1500 28 11 21
ビタミンD μg 17.4 19 8 18
ビタミンE(α-トコフェロール) mg 8.2 4.9 2.4 1.4
ビタミンB6 mg 0.24 0.42 0.37 0.45
ビタミンB12 μg 6 2.2 3.4 1.4 1.3
EPA mg 250 750 980 600 220
DHA mg 620 1300 1700 890 450
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アユの効能 蛋白質、カルシウムが豊富かつバランスよく含まれています。
このため脳の働きを促し記憶力向上、老化防止に役立つといわれる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や血液中の中性脂肪を減らし、動脈硬化を防ぐ「EPA(エイコサペンタエン酸
効果があります。
 養殖 戦後1949年、漁業法改正に伴い内水面漁業協同組合が結成されました。
内水面での漁業権には魚属を保護し増殖する義務が盛られたこともあり養殖と放流が開始されたそうです。
 種苗 孵化した稚魚を指します。
一般的に養殖には3〜4cm、0.5gほどでのものが使われます。
アユの種苗には大きく「海産アユ」「琵琶湖産アユ」「人工産アユ」に別けられます。
近年においては冷水病の影響を受けて地元の人工産アユに切り替えるところが多いそうです。
 雌雄判別 雄と雌の見分け方は尾びれで判断します。
オスは尾びれが長く、メスは短く突端があることから見てわかります。
 海産アユ 川で産卵し海で稚魚期を過ごします。
「両側回遊型」とも呼ばれます。
 琵琶湖産アユ 海と河川、湖沼を行き来するアユが地形の変化によって淡水中に閉じ込められ繁殖を繰り返したアユの代表。
海産に比べ頭が小さく鱗の数が多いそうです。産卵時期も早く、卵数も体重の割りに多いそうです。
 人工産アユ 水産試験場や栽培漁礁センターなどで種苗生産されたもの。飼育初期に低水分の海水を利用することが多く海産のものに似ているそうです。
 親魚 稚魚をえるため人工採卵するための親となるアユです。
 アユの一生 一般的にアユは年魚で1年で1生を終えます。
しかし、1年を通じてと温かい水のある河川や湖では翌年まで生き残る「越年アユ」もいるそうです。
静岡県柿田川や池田湖などですが池田湖には3年魚もいるそうです。
 アユの産卵 水温15〜18度が最盛期。
北では8月下旬、中部は10月下旬から11月上旬、南に下れば12月中旬頃だそうです。
一度の産卵に2〜7万個の卵を産みますが親魚は産卵後死んでしまうそうです。
 アユの孵化 約10〜14日程で孵化し、海や湖に下ります。
沿岸部で体長50〜80mmまで育成します。
昔、海にいって稚アユを船で獲ったことがありますがアユより小さなエビが獲れたことが子供心にうれしかったり・・・
 アユの成長 1月下旬から7月上旬(中部で3〜5月)川と海の水温が同じくらいになると川を上りはじめます。
群れで遡上しますが上流に上るにつれ、群れを離れ次第に「縄張り」を持つ成魚に育ちます。
 さびアユ 成魚が降雨の増水を利用して産卵のため下流の産卵場所に向かいます。
雌雄ともに体が黒ずむことから「さびアユ」とよばれるそうです。
写真下のものが「さびアユ」です。黒ずんでることが見てわかります。
 なわばり アユは餌場として1u程度の縄張りをもちます。
領域に侵入してきた他のアユに対して体当たりして追い出す行動をとります。
うちの新しい養殖池でも排水溝付近に縄張りを持つ主のようなアユもたまに見かけるんですが・・・けっこう激しいんですね・・・
友釣り アユのもつ縄張りの習性を利用しておとりのアユを巧みに操り、鈎掛かりさせる釣りです。
毎年6月より解禁され、釣りを楽しむには漁業組合のある河川は遊魚権が必要になります。
尺アユ 友釣りで釣れた鮎で体長30センチを超えるものを尺アユと釣師の方々は呼ばれるそうです。
自然環境化で大きく育つことは少なくかなり自慢にできる獲物のようです。
また、なかなか市場で売られることも少ないらしく釣って食べた人が言うには味はもちろんのこと満足感も最大級だそうです・・・食べてみたいですね〜
漁獲量 平成15年鮎の内水面養殖業生産量は6,963tとなっています。
 県別にみると徳島1,689t、和歌山1,161t、滋賀773t、愛知699t、宮崎692tと発表されてます。
平成16年度では7,209t。
 徳島1,488t、和歌山1,393t、愛知761t、宮崎688t、滋賀605tと発表されました。
また、16年度天然鮎漁獲量は7,088tです。茨城、滋賀、栃木で天然鮎漁獲量の3割を占めるようです。
平成17年は内水面養殖 6,738t(前年対比△763t、93.4%)
 内水面漁業 7,141t(前年対比△171t、△2.3%)最も生産量を誇る徳島県が899tと激減し、和歌山1,274tと減りながらも首位に。愛知県は第3位852tと増加しています。
平成18年度は内水面養殖6,266t(対前年比△472t、92.9%)
和歌山1,143t、徳島827t、愛知824t、岐阜534tと和歌山、徳島が減少傾向にある反面、愛知、岐阜が増加傾向にあります。
平成19年度は内水面養殖5,807t(対前年比△463t、92.6%)
和歌山1,038t、愛知が徳島を生産量で上回り860t、徳島が763t。全国的に前年生産量を下回る中、愛知県のみが増加する結果になっています。生産基盤がここ数年で大きく変化していることが下のグラフからもわかります(参照データー)。
冷水病 元来フラボバクテリウム・サイクロフィラム(細菌)を原因とするマスの病気で低水温期の稚魚に発生し、死亡率が高い。
87年にアユでも初めて病原菌を確認後、全国的に拡大した。発症の多くが水温変化の激しい5,6月に集中している。
ウルカ 内臓などを塩につけた珍味。酒の肴に最高です。
ウルカには白子でつくる「白ウルカ」、身を切り刻んでつくる「切り込みウルカ」、内臓だけでつくった「苦ウルカ」など卵巣をつかったものなど地域によって種類はいろいろあるそうです。
ヤナ 竹で作った魚を獲る仕掛けです。
イメージ的には川に竹製のイカダが斜めに刺さっていて、流れ落ちてきた魚が自然と打ち上げれるものを想像して頂ければと・・・実際は河川に看板が出ているので行ってもらうといいでしょう。場所によっては観光ヤナがありますので気軽に尋ねてみてください。
鵜飼 海鵜を訓練して鮎を取る漁法。
その歴史は古く、伝統ある漁法です。夜間船にかがり火を灯し、鵜匠の巧みな手さばきで鵜を操り鮎を捕まえます。
またこの鵜飼を見ながら遊覧船で鑑賞しながら食事ができます。
岐阜県などの河川で行われており毎年5月中旬から10月中旬頃まで開催されてます。