ハンガリーのドゥームバンドと言えばカルト的な存在としてその筋で知られているというMOOD。そのMOODの
生まれ変わりがこのWALL
OF SLEEPなんだそうです。いつものように「H.P.LOVECRAFT、DOOM、ROCK」
なんてキーワードで検索遊びをしてて知ったバンドです。テキトーに知ったバンドですがこれがカッコいい。つか
マジでカッコいい。しかしながら直接ラヴクラフトと関連付けた楽曲は見当たらず、おそらくはラヴクラフトの作
品から借用ではなく、サバスのBEHIND
THE WALL OF SLEEPから名付けられたバンド名でしょう・・・結局
はラヴクラフトに行き当たるわけですな。本当に偉大な作家です。
本題。ハンガリー産、ブルージーなリフと引き摺り感が初期サバスそのまんまなドゥームバンド、本作が1stフ
ルだと思われます。各所で「SAINT
VITUSやサバス、PENTAGRAMファンは悶絶」みたいな文言を見かけ
ました。全くその通りです。しかし更にドライヴ感が強く、病的な空気も薄く、へヴィでキャッチー、わずかに漂う
エピックな味付けがまた素晴らしい。ファストな楽曲こそありませんが、であるからこそへヴィネスが強調されて
るわけで、重くて遅いのにドライヴ感があるという、ドゥームファン以外の方には一見矛盾したように思えるで
あろうサウンドが詰まりまくったアルバムなのです。個人的にはSOLSTICEやTHE
GATES OF SLUMBERの
ファンも悶絶、MIRROR OF DECEPTIONファンは即死だろうと思いますね。つーわけで私は既に死んでいる
のです。
似たような音を出すバンドは数多くあれど、単純に楽曲のカッコ良さという点では非常に突出した存在だと
断言いたします。近作からレーベルがPsychedoomelicからI
Hateへ移ってますが基本路線は全く変わって
おりませんでした。ドゥームファンには安心印のバンドでしょう。一般メタルファンはともかく、こっち側のファンは
絶対のマストです。
BEST
TUNE:エピックドゥームとドゥームロックの和漢混交文、#5 THE VERY SAME
by
たけ