ドイツ産、何メタルと形容してもクレームが付きそうな2nd。
物凄く大雑把な分け方をするならメロデスだと思います。アグレッシヴかつ叙情的、ゴシックな雰囲気を支え
る美しすぎのピアノ、ブルータリティを全面に打ち出しながらも耳を捉えて止まないフック満載の旋律。どこか
コアな雰囲気も感じさせるんですけど似たようなバンドが思いつきません。敢えて言うならAS
I LAY DYING
やDISBELIEFが近いかなぁ。とはいえ叙情の部分ではこれらのバンドなど比ではありません。1stにも参加し
ていた女性ゲストVo、Sabine
Weniger嬢の存在感はゲストの域を大きく超え叙情的サウンドの根幹にな
ってます。
わずかに3曲のみの参加とはいえ嬢の歌う曲は全てが名曲。というより要所要所を押さえる参加であるだけ
に、不参加曲ではアグレッションが際立ち、それによって参加曲のインパクトが倍加されてますわ。こういうの
何て言うんですか?エモ?スクリーモ?よくわかりません。が、激情を外界にぶちまけながら歌いまくる#7は
名曲中の名曲で2005年中に真面目に聴いていれば(聴いてたはずなんですけどね・・・)なんらかの賞を
謹呈したいところです。ラストのアカペラ部分まで激しく切なく歌い上げるハスキーヴォイス。この人、本当に
泣きながら歌ってるんじゃないでしょうか。幽かに聴こえる溜息に私は悶絶いたしましたよ。欲を言えばこの
女性を正式メンバーに迎え入れた上でフィーチュア度を高めて欲しいもんです。
まぁいくら似非Reviewとはいえ、本作のようなアルバムは本当に言葉が出てきません。デスであり、ブラックっ
ぽくもあり、スラッシーであり、ゴシックも感じさせつつコアな雰囲気もある。メロディアスでありながらアグレッシ
ヴ極まるサウンドは激重で、漢メタルなんですけど強く印象に残るのは女性による激エモーショナルな歌唱と
シンセあるいはピアノの美しさなんです。聴く人によってカテゴリが分かれるであろう本作ですが、どんなファン
であれ、メタルが好きならば永らく聴けるものだと確信します。完成度の高さは半端じゃありませんよ。自信
を持ってゴリ押し致します。
by
たけ
"EARTH REVOLT"
1.DEMONIC(TONUS DIABOLUS)
2.10000
GENERATIONS IN BLOOD
3.THE YEAR OF THE CROW
4.EVERLASTING PAIN
5.EARTH REVOLT
6.MORE TRAGEDIES TO COME
7.AWAKENED BY SIRENS
8.KINGDOM
OF THE DEAD
9.MAY ANGELS COME
10.HARMONIC
"WOLVES"
1.WORLD DOMINATION
2.WE SHALL ALL BLEED
3.CODE OF HONOR
4.LOVERS'
BALLET
5.DARK CELL
6.GROWN OF CREATION
7.END BEGINS
8.AS WORDS TO
BULLETS
9.PRAELUDIUM U
10.BLOODPACT
11.TO WHERE THE SKIES ARE BLUE
12.CODE
OF HONOR(CLUB REMIX)
何かこう・・・私の求めてた音と全く違う方向へ走り出した3rd。
いや、悪口を言うつもりはないんですよ。ただ前作の似非レビューでSabine嬢を正式メンバーにしてフィーチュア
度を高めて欲しいと言った手前、まさに実現された本作で実践されるサウンドが「あまりにも想像と違う!」と叫
んでしまう現実に我ながらガックリしておるわけです。私個人が望んだ、つか想像してたのは更に叙情性を高め
た激熱劇メロサウンドだったので、前作で感じたヘヴィでエモーショナルな美点を全て没個性と言われるであろう
モノにしてしまった点において、あるいは確かにフィーチュア度が高くなった嬢のパフォーマンスも取って付けたかの
ように印象が薄くなった点で、ずばり退化とも言える代物になったと。更に言えばデジタル感が強くなっており何
がしたいのかわかりませんし、ラストの#12(ボーナスですよね、たぶん)に至ってはクラブミックスという副題どおり
のピコピコチャラチャラした悪夢の音が。このボーナスは何がしかのメタルを求めてるファンのためとは思えません
し、つか例えボーナスであったとしても本編の大部分がフツーにアグレッシヴなゴリゴリサウンドのデスである以上
自己満足としか思えません。他にも#7など、ああTHEATRE
OF TRAGEDYのデス版を目指してるのかと思え
る程のデジタル志向の音が頑固一徹オールドメタルファンの私にはどうにも受け入れ難く、そんな枝葉末節な
不満がアルバム全体の印象を下げてしまってる感も。悪口いってるようにしか見えないと思うんですが上記の
要素以外にさしたる不満もありませんので普通のメロデスが聴きたい方には・・・良いのか、本当に。
いや、悪口を言うつもりはないんですよ。問題は「さしたる不満もない」という部分でして、そんな印象しか残ら
ないのはスポット的に挿入される激情メロディという生命線が絶たれている為でしょう。嬢の正式加入の功罪
なのか、そこかしこにメロディをちりばめた結果「薄口で普通」なメロデスになってますので、ピンポイントでそんな
サウンドを求めてる方にはまぁオススメ致します。
悪口言ってますね、どう考えても。世間ではどう言われてるか知りませんが個人的には問題作として捉えてま
す。決別するにはまだ早いと思う程度の感動はありましたのでとりあえず再起を。
BEST
TUNE:「全曲」も「無し」も意味は同じ。エクストリームメタルの形骸化とまで大袈裟に言いませんが。
by
たけ
ドイツ産、ゴシック・デス・メタル・バンドの4thアルバム。
2ndの雰囲気を期待してそれを裏切る様な3rdと同じ流れのサウンドですな。管理人一号のゴリ押しレビュー
の影響で2ndを購入、めっさ気に入ってたので3rdアルバムでの変化は多少戸惑いもあった訳で、今作を買う
かどうするか結構悩んだんですが、2ndのサウンドに戻ってたらラッキーと、少しの期待を込め買いましたが、
前作のサウンドでした。
が、個人的には結構気に入ってしまい、年を越し2ヶ月経った今でも週一は聴いている程です。なんでしょう
ね、前作と同じ流れなんですが今作の方が何故か気に入ってしまう原因は。自分でも何でか分からんので
すが、ヘヴィなパートはよりヘヴィに、サビメロはよりキャッチーになったのが原因かも知れません。ただ、手放し
に気に入っている訳では無く、#5の後半はず〜っとラップです。ラップ風メタルで無く普通にラップっす。意味
分からん… #13も収録した意図がイマイチ分からんし。確か前作も意味不明なサウンドを取り込んでいた
様ですが、一種の遊び心なんでしょうかね。
まぁそれ以外はカナリ気に入ってますわ。2ndの頃のサウンドに戻りそうも無いのは残念ですが、今のサウンド
でも私は問題無いです。
BEST
TUNE:#2 MARTYR TO SCIENCE
by
よし