以前から暖めていた構想ですが、ついに外付けフォノイクォライザーアンプを導入しました。スペースファクターが良いという理由でプリメインを使用していますが、アンプ選択の条件は、内蔵イクォライザーの質でした。しかし、DENONで体験したCR型イクォライザーの性能が忘れられず、これを最近のプリメインに求めることは無理のようです。外付けイクォライザーしかないかな、との思いが深まっていました。
価格的にターゲットなっていたLUXMAN E-03は、残念ながらNFタイプで、なかなか踏み切れませんでした。ある日、WebサイトでCR型イクォライザーのニューカマーMusikfest AE506を発見しました。
試聴できない不安はあるものの、audio機材はブランドより品質。会社紹介ホームページを閲覧すると、MM/MC兼用の良心的な造りで、ルックスもなかなかのもの。造りの良さと高い性能がうかがわれ、E-03の品質をも上回る可能性がありそうです。
そんな時、カセットデッキが故障しました。2週間ほどの修理期間中、空いたラックの空間はフォノイコセットに絶好のスペース!Webで調べたAE506の寸法規格も、本来の置き方を90度倒して、テープデッキ横に設置するとピッタリです。ただ、スイッチが二段式で、電源回路開閉とMM/MC切り替とを兼用しており、複雑な接点が気になります。
回答文の要約で、原文は極めて丁寧、かゆいところに手の届くようなありがたいご教示をいただきました。使用前から、このイクォライザーアンプのレベルの高さが推測され、メーカーに対する信頼性はゆるぎないものになりました。
結果として、セットはデッキ後方で右の画像のようになりますが、まだ繋げません。手持ちであったはずのアース付ケーブルが見あたらず、地元の audio ショップにもLP用の低抵抗ケーブルはないとのこと、急ぎネットでMCカートリッジに最適アース線付ケーブル、というのを探しだして落札。音出しは次週となります。
早速、最初の質問。トランスを介して生じる独特のニュアンスを生かしたい。AE506Nの場合MM受け専用で使用できるか。また、MM専用としてヘッドアンプを省略し、スイッチを一段とするオーダーメードは可能か、価格はどうなるか、と。即座に、丁寧な回答がありました。以下、原文とかけ離れたぶっきらぼうな要約です。
MC/MMの切換えは初段FETのゲイン切換えによる。MM専用とした場合は推察通り、信号通過接点を1箇所減らすことができる。周波数特性 Energy flat のときは介在接点なしとなる。MM専用機作成は、せっかく問い合わせいただいたので同価格とします。
早速オーダーメードでMM専用機を発注し、さらに気がかりな点を再質問しました。上記の横倒しセットの場合、コンデンサー類も横倒しとなる。E-03もそうだが、問題はないか。問題あるならデッキ後方の空間にセットし、 AE506のスイッチ操作のためには、スイッチ付の別電源を用意してADP系統を一本化して繋ぎたい。
直ちに回答が届きました。横倒しで使用した場合、機器および音質に対し若干の悪影響はある。レギュレーター以降のアンプ電源部が完全LR分離となっているので、横倒しでは左右チャンネルの温度不均衡が発生し、半導体及びアルミ電解コンデンサの特性が影響を受け左右不一致となる。ヒートランの進行に伴い、アンプ部の応答にも左右の不一致が生じ、(計測・測定以下のレベルで)音像のシャープネス等が低下していく恐れがある。長く使い続けると、その状態でエージングが進行してしまい回復不能になる恐れもある。能力を最大限発揮させるためには何とか場所を確保して、水平かつ安定に設置する方策をとっていただきたい。
スイッチは漏電ブレーカー・サーキットブレーカー内蔵タイプなど、引き外しコイルが用いられているものは、大幅に音質を劣化させるので使用しないように。シンプルな構造のものが最も良い。また、設置は他の機器の電源トランスから十分離すように心がけよ。ハムを拾わなくても、やはり微妙に音質が劣化する。
試みにMusikfest AE506を横倒しセット(左)MICRO MT-500(正面奥)。
当初予定した位置に、修理を終えたデッキとともにセットした状態。ピッタシなのだが!
最終的に、カセットデッキの裏にAE506MM、下段アンプの後方にMT-500をセット。