Muse インプレッションT

……入門当時からすり減るほど聞いたイ・ムジチの「四季」をシュアーとFR1 MK-Uで耳に納め、今回の交換は、FRに決定しMuseに交換しました。0.4グラムほど重量が増したことから、聞く前から手応え(期待)を感じましたが、出てきた音は、うーん・・・何だこれは、音に厚みが増し、一塊に近かった低音部の楽器の音色がそれぞれの音を奏で、フォルテシモの部分はバイオリンが胴鳴りでしっかり誇張され、艶付けもほどほどで、ついつ いクラシックからジャズまでいろいろなソースを4時間ほど聞き入ってしまいました。いままで聞いたタンノイの音とはまるで別物、これもタンノイだと思うと嬉しくなります。それに、眠っていたFRも力強く復活することができました。

 年老いたタンノイ・ヨークとラックスのCL-35、MQ60Cでの試聴です。真空管たちも「どうだ」といわんばかりに真っ赤に紅潮し、頑張ってくれ、リード線の交換だけでこれほど違うとは、思わず拍手をしそうです。反面いままでのオーディオ歴の中で培ったものは何だったの?という感じです。

 国産カートリッジの再生音は、HiFiの名のとおりで、すばらしく素直な音を奏でてくれるのですが、何となく線が細く、物足りない感じ、逆に荒削りっ ぽい舶来(今は死語?)ものが魅力で、どうしても刺激を求め追いかけてしまいます。ご多分にもれず私もSPUを買い求め、手に入れた喜びと音の魅力に大いに満足でした。…(中略)…これからは、私のオーディオの世界にわずか3センチ足らずのリード線を換えることで安価に誘ってくれたMoon様の世界です。うちの装置が今以上の音が出そうで楽しみです「感謝」。これからもよろしくお願いします。すっかりMoo n様のコマーシャルトークに乗っていますが、こうなると舶来もののロートルカートリッジ、シュアーも近いうちに換え 、試したくなっています。……以下略         (2013. 07. 07 長野県飯山市 MT様)

……(追加オーダー)が到着しました。……(中略)。難関のエラックへの装着は、EMTシェルについているすべてのパーツをはずすことから始まり、リード線をつなぎ再度組み立てる作業のため…(後略)。エラックは、マランツ(C3300+SM9)→JBL(38センチウーファーのバスレフ型ボックス+ラジアルホーンの2wayシステム)ですが、ピアノの音がどうしてもうまく出せない状態(我が家のシステム全部そうですが(..))。 結果は、ピアノを少し奏でる家内の感想もあり、本体から発せられる独特の胴鳴り感と艶の点で勝るMuseに決定、無事装着完了、気を遣いながら半日楽しめました(笑)

 次は、シュアーV-15TYPEV&FR-1MKU→LAX CL-35+MQ60C→タンノイヨークの組合せです。タンノイヨークの主なソースはクラッシックの室内楽ですが、これまでのベストマッチのMuseを超える音が出るかが課題です。FRもシュアーもリード線の交換がいたって容易なので……(中略)。Seiren ExとMuse試作バージョンはともに趣のある音が出ますが、FR-1MKUはやはりMuse、それぞれの楽器の音が心地よく体に吸い込まれ、たまりません。Museの試作バージョンは全体的に重量感に溢れ、期待しましたが、ヨークでは高域が強く、刺激の多い音になってしまいました。小さめのシステムでパンチの効いたロック系にあいそうな感じですね。

 色々試してみると、なんでリード線でこんなにも音がちがうのだろうと??思いながら、シュアーにはSeiren Exを装着、クラッシック以外も結構いけそうで、オールラウンドに使えそうです。最後まで解せないのは、他のリード線を使ったカートリッジとFRのMuseのスピード感の違いです。同じLPを聞いているとは思えないほど違います。おかげさまで、もーすっかり電線オタク(失礼)に伝染してしまいました。この時間は、ALCも体に入りましたが、酔いしれています。ますますプアーマンオーディオにはまりそうです(笑)。(以下略)                    (2013. 07. 13 長野県飯山市 MT様)

……「Muse」届きました。早速VMS20Eに他のリード線と付け替えて聞き入っております。まずは山口百恵BEST、声の艶っぽいこといいですね、低域も締まりギター、ピアノのクリアー感が全く違ってすばらしいです。さて次はMOZARTのREQUIEM・TELEFUNKEN盤を聴きます。やはり全域のバランスがよく定位が良くなりました、声楽が人間ぽく各楽器の音色がクリヤーに主張しすぎずに伝わってきます。 今日はレコード三昧です。後は Zoot At Easeを聴くことにします。 V−15Vにも使ってみたくなりました。                 (2013. 07. 13 京都市 FH様)

……まだ十分、エージングが終わっていないでしょうが、拙いインプレッションを報告させて頂きます。使用カートリッジはDL−103です。 取り付けた直後の印象は、低域が明瞭ながら量感が増したことを感じました。中域は厚みを感じさせる鳴り方となりました。問題は高域で、伸びは感じるのですが、ベールを被ったような、今ひとつヌケ切らない印象で、これがエージングで一番変わる部分だろうなと感じました。

 現在、LP10枚目なので10時間には達してないですが、まず取り付けて1日放置してあっただけでベールがはがれた感じを受けました。 LPを聞き続けて6枚目くらいから明らかに高域のそれこそ煌く感じが出て来ました。ピアノの音の粒立ちが見る見る明確になってきました。サックスは太くSPから飛び出し、さらにシンバルは、音が空中に散乱する感じが非常に良く出るようになり、103が化けた感じを受けました。これは、正に看板どおりの結果とだと思います。とにかく私の銀線の印象が大きく変わりました。素晴らしい製品をありがとうございました!  (2013. 07. 14 東京都 NH様)

……早速、手持ちのDENON DL-301に装着しました。インプレッションとして銀線特有の中高域は表現力がまろやか、繊細かつ元気になったと感じます。他のカートリッジでも試してみたいです。                               (2013. 07. 18 東京都 FH様)

……高域の透明感、引き締まった低音、全体に霧が晴れたような音になり喜んでおります。           (10. 28 福井県鯖江市 SM様)