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・・・モト・たぬきと魔羅之介は、万摺半島・センター街にナンパに出かけたでちゅマメ。 でも、 女の子に全然相手にされず、2人はすごすごと海岸に戻ったでちゅマメ。 すると、突然現れた白装束のアヤしいオトコたちに、モト・たぬきはこん棒でポコポコ叩かれて連れて行かれたでちゅマメ。 魔羅之介は、間一髪、ちょうどやってきた迎えの亀に飛び乗り、無事に逃げたでちゅマメ。
・・・竜宮城ではカメ仙人こと珍黒斎が田虫之助に、『チン言タテ皮流・千摺道』の手ほどきをしてたでちゅマメ。 するとそこへ、魔羅之介が血相変えて飛び込んできたでちゅマメ。
「た、た、た、大変でござる! 渦巻き模様をつけたアヤしい工作船が来たでござる!!」
「何? 渦巻き模様じゃと? おお、金鳥蚊取線香じゃの。 日本の夏じゃぞい!」
「ち、ち、ち、ちがうでござる! 中から出てきたアヤしい白装束のオトコたちに、モト・たぬき殿が拉致されたでござる!!」
・・・魔羅之介がそう言うと、珍黒斎はアゴヒゲをしごきながら答えたでちゅマメ。
「何? アヤしい白装束じゃと? ・・ふむ、それは多分、鬼が島の鬼金(オニキン)将軍の配下、パナウエーブ軍団じゃぞい。 モト・たぬきはどうやらタマちゃんと間違えられたようじゃの。」
「先生! タマちゃんとは何者でござるか?」
「うむ、鬼金将軍は可愛がっていたアザラシのタマちゃんに逃げられ、懸賞金を付け探しておったじゃが、モト・たぬきは体型が似てるじゃて、タマちゃんの身代わりに拉致されたに違いないじゃぞい。 鬼金とアザラシは金とタマじゃからして、相性はエエじゃぞい。 ふぉっふぉっふぉ。」
「先生! 笑ってる場合じゃないでござる! 聞けば鬼金将軍は悪逆非道の限りを尽くし、民百姓をいじめ、この辺では泣かされる者後を絶たずという噂でござる。 モト・たぬき殿の身が心配でござる。」
「ふむ、実は以前わしのところから蒸発した喜び組とさかなクンも、鬼金将軍に拉致され、鬼が島で宴会のアトラクションをやらされておるという噂じゃぞい。 しかも、最近開発したテポドンは竜宮城も射程範囲にしとるというハナシじゃぞい。 わしも何とかせにゃならんと思うておったところじゃぞい。」
・・・すると、今まで黙って聞いていた田虫之助が、いきなり、すっくと立ち上がり言ったでちゅマメ。
「乳上、じゃなくて、父上! 聞くところによると、鬼金将軍は町や村を襲い、宝物や食べ物を奪い、乱暴・狼藉の限りを尽くしているそうでごちゃる。 せっちゃ、人々が困っているのを見て、黙っていられないでごちゃる。 この際、いい機会でごちゃる。 せっちゃ、鬼が島へ行き、モト・たぬきを助け鬼金将軍を退治してくるでごちゃる!」
・・・それを聞いて、珍黒斎はおいおい泣き出したでちゅマメ。
「おうおう、田虫之助! さすがわがセガレじゃぞい! その志し、かっぽれ、じゃのうて、あっぱれじゃぞい! ・・ククク・・オイ、オイ、オイ!!」
・・・魔羅之介も、もらい泣きしたでちゅマメ。
「さすがは珍黒斎先生のローソク、もとい、ご子息でござる! 血は争えないでござる! 武門のホモ、もとい、ほまれでござる! ・・ククク・・エーン、エーン、エーン!!」
・・・オイオイ、エンエン泣いている魔羅之介と珍黒斎をよそに、田虫之助はキッと決意に満ちた表情で、鬼が島の方向をにらんでいたでちゅマメ。 果して、田虫之助は鬼が島に行くことになるでちゅマメ? 物語は、まだまだ無意味に『続く』でちゅマメ。
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