・・・タマキン・モト・たぬきを助け、鬼金将軍を退治するため、鬼が島に行く決意をした田虫之助に、珍黒斎はツラいながらも出発を許したでちゅマメ。  田虫之助は、魔羅之介の同行のオネガイを聞き入れず、1人で旅立つことにしたでちゅマメ。  その晩、珍黒斎、於万の方、魔羅之介は、別れの宴を催し、田虫之助と水さかずきを交わしたでちゅマメ。

・・・翌朝、田虫之助は斎戒沐浴し、真新しいフンドシを身につけ、鬼が島向け、旅立ちの途についたでちゅマメ。  珍黒斎は、せんべつに『カメ屋マン年堂・ナボナ』40個入り一箱を渡し、見送ったでちゅマメ。  田虫之助が竜宮城を出てしばらく行くと、見知らぬワンワンがひざまずき、待っていたでちゅマメ。

「そちンは何者でごちゃるじゃちょい?」

・・・田虫之助の問いかけに、ワンワンは答えたでちゅマメ。

「ワンワン! 父上! お懐かしゅうごじゃるキン。 せっちゃ、98年後に父上の未来のお姿・肥沼雲黒斎の養子となる金之助でごじゃるキン。 父上をお助けするよう、妹の豆千代に頼まれ、霊界から馳せ参じたでごじゃるキン。 願わくは、せっちゃ、家臣となり、共に鬼金将軍と戦う所存にごじゃるキン!」

「・・・!?!?!?!?!?・・・」

・・・ワケが分からなくて、アタマから『?』を出している田虫之助に、金之助は続けたでちゅマメ。

「父上は110年後にせっちゃの死をいたく悲しみ、ペットロス症候群をわずらい、寂しさを紛らわせるため、日々センズリにあけくれることになるでごじゃるキン。」

「・・・!?!?!?!?!?・・・よくワカラないでごちゃるが、とりあえずついてくるじゃちょい。」

・・・とりあえず同行を許した田虫之助に、金之助はオネガイをしたでちゅマメ。

「ありがたき幸せでごじゃるキン。 ところで、オネガイがあるでごじゃるキン。 お腰につけた『カメ屋マン年堂ナボナ』、せっちゃも一つ欲しいでごじゃるキン! できたらチーズ味がいいでごじゃるキン!」

「おお、そちンもナボナが好きでごちゃるじゃちょい! それでは一つ進ぜるじゃちょい!」

・・・こうして、田虫之助は未来の養子、金之助(お兄ちゃま)をお供にし、いよいよ鬼が島に向けて出発したでちゅマメ。

・・・目指す鬼が島は、万摺半島北部の巨大な湖、オカチメン湖に浮かぶ天然の要塞でちゅマメ。  大きさは世田谷区くらいでちゅマメ。 サンリオ・ピューロランドより全然広いでちゅマメ。 ネバーランドよりも(多分)広いでちゅマメ。

・・・田虫之助と金之助は、とりあえず亀に乗って万摺半島に上陸したでちゅマメ。  その後、北に向かって山道をトコトコ歩いたでちゅマメ。  むかし、旧中山道(きゅうなかせんどう)を1日中山道(いちにちじゅうやまみち)と読んだ女子アナがいたけど、あまり関係なかったでちゅマメ。

・・・二人は山道の中腹あたりまで歩いたでちゅマメ。  すると、突然ヘンな声が聞こえてきたでちゅマメ。

「コラ! カネ返せ!!」

・・・ヘンな声の主は何者でちゅマメ?  このあと、田虫之助と金之助の旅はどうなるでちゅマメ?  誰も期待してないけど、まだ『続く』でちゅマメ。