・・・財前チン五郎・チン三郎兄弟を追ってポコチン王国にやってきた萬下(まんげ)はなこ・すもも姉妹は、珍黒斎皇帝のはからいで、お便所ビルの隣に『スナック・ニュー・マンゲ鏡』を開店することになったでちゅマメ。  財前兄弟は大喜びしたでちゅマメ。  そんなさなか、失意の田虫之助のもとに、ヨン様を追って韓国へ行っていたイノウエバカがひょっこり戻ってきたでちゅマメ。  田虫之助とイノウエバカはラブラブの日々を取り戻し、王国にも永い冬が終わり春が訪れたでちゅマメ。

・・・ここでハナシはちょっと前に戻るでちゅマメ。  財前兄弟を連れて王国に向かった下心(したごころ)マン次郎と二宮キン次郎は、途中で田虫之助親衛隊を率い迎えにきたサラリまんチン太郎に財前兄弟を預け、ホッとした気持ちで万摺半島をテクテク歩いていたでちゅマメ。  マン次郎が言ったでちゅマメ。

「我ら無事両先生を送り届け、一安心でござる。 田虫之助様は必ずやお助かりになるでござる。」  

「左様、拙者もこれですっかり肩の荷がおりたでござる。 ホッとしたところで、ここは一つチョメチョメなんぞ、精進落としといきたいところでござる。」

・・・キン次郎がそう言うと、むこうから、ちょうどタイミングよく若い女の子の二人連れが歩いてきたでちゅマメ。  二人連れはまあまあ可愛いかったでちゅマメ。  マン次郎はそれを見て言ったでちゅマメ。

「おお! 何と間がヨイことでござる! これはきっと神の思し召しにござる! 早速、アーバンミッドナイト吟遊詩人の拙者が出番でござる!」    

・・・すると、マン次郎を制止してキン次郎が言ったでちゅマメ。

「あいや! マン次郎殿には行きがけのナンパでお手をわずらわせた由につき、こたびは唄って踊れる、都会派経済アナリストの拙者が勝負つかまつるでござる! 拙者の痴性、じゃなくて、知性と教養と洗練された乳くり、じゃなくて、しゃべくりと、キムタク・フェースで、必ずやお女中方はイチコロでござる。」

・・・キン次郎はそう言うと、二人連れの女の子を呼び止め、言ったでちゅマメ。

「拙者、元バカ田大学教授にして、マスコミでもチョー有名な売れっ子経済アナリストにござる。 よければ、我らと夜明けの茶でも飲みながら、世界経済などカタらぬでござるか?」

・・・すると、二人連れの女の子は、「わっ! ダサ!!」と言って、走って逃げたでちゅマメ。  キン次郎は一瞬落ち込んだでちゅマメ。  でも、心中ひそかに、嫌われたのはマン次郎がいたせいだと思い、気を取り直し、マン次郎に言ったでちゅマメ。
 
「あいにくお女中方は、近くで見るとおブスで我らのタイプにはござらぬにつき、拙者の方から誘うのを遠慮したでござる。 幸い時間はまだタップリあるでござる。 他をあたるが賢明にござる。」

・・・それを聞いてマン次郎は言ったでちゅマメ。

「それはご英断にござる。 もとより我らつけ麺、じゃなくて、イケメンをもってすれば、ナンパはいつでも思いのまま、アセリは禁物にござる。」

・・・マン次郎はそう言いながらも、フラレたのはキン次郎のせいで、自分が声をかければうまくいったと思い、ちょっぴりクヤしかったでちゅマメ。  キン次郎はフラレて悲しかったけど、クヤシまぎれに、わらじの先にくくりつけた手鏡で、しっかりと女の子たちのパンツを覗いてたでちゅマメ。    

マン次郎は続けたでちゅマメ。

「この先を右に折れると、ナンパ・ストリートで有名な万摺センター街に行き当たるでござる。 いつも、おまた、じゃなくて、あまたのお女中方が誘いを待っている処にござる。 さすれば、我らも当地に繰り出し、大ナンパ大会と決め込むのはいかがでござるか?」

「おお、それは豪儀にござる! されば今宵こそチョメチョメをものにせんと、いざ出発でござる!!」

・・・と言うワケで、マン次郎の誘いにキン次郎も大喜び、モテないコンビはセンター街にノコノコ出かけて行ったでちゅマメ。  この後、二人はどうなるでちゅマメ?  女の子は引っかかるでちゅマメ?  鼻水ジュルジュル、目ショボショボでこんなクダラないものを書いてる花粉症のアホ作者が切ないけど、まだ『続く』でちゅマメ。  


PS.
キン次郎が言った『キムタク・フェース』は、『キムチとたくあん』を混ぜ合わせたようなカオのことでちゅマメ。