・・・下心(したごころ)マン次郎と二宮キン次郎は、財前チン五郎・チン三郎兄弟を王国に送り届けるよう、帰り道でサラリまんチン太郎と田虫之助親衛隊に預け、一仕事負えホットしたところでナンパをしたけども、いつものようにフラれたでちゅマメ。  モテない二人は、マン次郎の提案で、ナンパ・ストリートで有名な万摺センター街に、期待を込めてノコノコ出かけて行ったでちゅマメ。  

「おお! ここがギャルの溜まり場で有名な万摺センター街でござる! 女のコがうじゃうじゃいるでござる! おうおう! ブッサイクなオトコどもがナンパしてるでござる!」

「左様! 我らイケメンをもってすれば、ここではまるでキン魚を手ですくうようなもの、女のコもうつみみどり、じゃなくて、よりどりみどりでござる。」

「これでチョメチョメできなければ、我らオトコをヤメた方が良いというもの、されば、電車でゴー、じゃなくてナンパでゴーと参らん・・でござる!」

・・・というワケで、マン次郎とキン次郎は勇んで片っ端から声をかけ始めたでちゅマメ。  でも周りはワイワイ・キャッキャ、どんどんカップルができてるのに、二人はフラレっ放しだったでちゅマメ。  最初のうちは選んでたけど、そのうち手当たり次第に声かけて、しまいには、お婆ちゃんや、オカマちゃんにも断られたでちゅマメ。  「わっ!キモ!!」とか、「わっ!ダサ!!」とか、「わっ!ショボ!!」とか、「げっ!ブッサ!!」とか、「げっ!ヘンタイ!!」とか、「バーカ!!」とか言われて、二人はすっかり落ち込んだでちゅマメ。  でも、キン次郎はわらじの先につけた手鏡で、しっかりと女の子たちのパンツを覗いてたでちゅマメ。  やがて、気を取り直してマン次郎が言ったでちゅマメ。 

「本日は仏滅で13日の金曜日、方角も丑寅の鬼門、しかも我らにとっては天中殺の真っ只中。 これは、おそそ、じゃなくて、おそらく、今宵はナンパをしてはならぬとの、神仏の戒めでござろう。」

・・・キン次郎も答えたでちゅマメ。

「当地のお女中方は、情け無くも、ちん、じゃなくて、真のオトコの魅力を知らないとみえるでござる。  されば、今宵はセンズリなど掻いて、野宿でも致すが得策にござる。」

・・・二人がそんなことを話しながらトボトボ歩いていると、原色のネオンに輝いた、フーゾクの看板が見えたでちゅマメ。  そこには、『モームスのピチピチギャルが勢ぞろい!1000円ポッキリ!/ランジェリーバブ・おにゃんこクラブ』と書かれてたでちゅマメ。  『にゃ』の字は『ま』の字を×した上に書かれてたでちゅマメ。  それを見て、マン次郎が言ったでちゅマメ。

「どうやらここは桃色茶屋(ピンクキャバレー)のようでござる。 幸い勘定もリーズナブルな由、なぐさみに覗いてみるも一興でござる。」

・・・キン次郎は答えたでちゅマメ。

「オモシロそうでござるが、ただ、この界隈はぼったくり茶屋が多いとのこと、ボラレて身ぐるみはがされ、放り出される客も多いとの噂でござる。 拙者、いささか心配でござる」

・・・二人が話し合っていると、突然アヤしげな客引きのオトコが出てきて言ったでちゅマメ。

「よっ! 色男! 社長! 青年実業家! キムタクとベッカム! このドスケベ!! ニクいったらニクいね!!」

・・・オトコはワケ分からないことを言いながら、調子よく話しかけてきたでちゅマメ。

「拙者、当ナイトパブ営業部長のイカレ変態こと、風万固太郎(ふうまん こたろう)でござる。 くれぐれも太郎の前で切らないでね!・・なーんちゃって、グフ!!」

・・・アヤしいオトコは続けたでちゅマメ。

「お二方、実にウンが良いでござる。 当店は可愛いコぞろいで明朗会計、おとめ組とさくら組が日替わりで濃厚サービス、本日はさくら組の真里ちゃん、ひとみちゃん、加護ちゃん、愛ちゃん、あさ美ちゃん、里沙ちゃんが悩殺ランジェリーでお出迎え、ご指名無料でおさわりOK!、ウッフン!アッハン!いやーんバカ!、千円ポッキリ父ちゃんビックリ、息子ボッキリ加トちゃんペ!、マツケンサンバにチチクリマンポ、ムンムンムレムレ陽が沈む、これぞオトコのパラダイス、これで入らなきゃオトコじゃないよ!!  はあーい、お二人さまご案内〜!!」

・・・アヤしい客引き、風万固太郎とは何者でちゅマメ?  『おにゃんこクラブ』とはどんなところでちゅマメ?  このあとマン次郎とキン次郎はどうなるでちゅマメ?  大事故で大勢の人が亡くなってるのに、こんなものを書いてヨロコんでる作者はあまりにも不謹慎だけど、まだ『続く』でちゅマメ。