・・・女のコをナンパしに、ナンパ・ストリートで有名な万摺センター街に繰り出した、下心(したごころ)マン次郎と二宮キン次郎のモテないコンビは、結局フラれっ放しだったでちゅマメ。  ナンパをあきらめた二人は、『ランジェリーバブ・おにゃんこクラブ』の看板を見つけたでちゅマメ。  突然現れたアヤしい客引き、風万固太郎(ふうまん こたろう)は、クダラないコトをあれこれ言いながら、二人をむりやり店に連れ込もうとしたでちゅマメ。  二人はちょっぴり不安だったけど、根がスケベなので、期待マンマン、下心ムンムンで風万固太郎に袖引かれるまま、アヤしい店に入ったでちゅマメ。

・・・マン次郎とキン次郎は、風万固太郎に案内されるままに、薄暗いボックス席に座ったでちゅマメ。  他に客はいなかったでちゅマメ。  店内には、『クリといつまでも』が「クリ・クリ・クリ・・・」としつこく流れてたでちゅマメ。  固太郎が言ったでちゅマメ。

「今宵お二方をおもてなしするのは、さくら組の真里ちゃん、ひとみちゃん、加護ちゃん、愛ちゃんの、当店が誇る飛びっきり可愛いコちゃん4名でござる。 飲み放題、サワリ放題、お台場の砲台・・なーんちゃって、グフ! ニクいね、このスケベ! それでは、ごゆっくり・クリ・クリ・・なーんちゃって、グフ!グフ!!」  

・・・そう言うと、固太郎は「クリ・クリ・クリ・・・」と唄って、ヘンなステップで踊りながら奥へ引っ込んだでちゅマメ。

「あのオトコ、アブないでござる。 相当イカレてるでござる。 ところで、どんなコがくるか拙者楽しみでござる!」

「千円ポッキリだから、今宵は思い切り飲んでさわりまくるでござる。 思い切りうれチ×ポでござる!」

・・・二人がウキウキ・ワクワク待っていると、ホステスさんが4人、何やらヨタヨタした足取りで来たでちゅマメ。

「おまた〜! わだす真里ちゃんだっぺ!」、「ひとみちゃんだっぴょ!」、「おれは加護ちゃんずら!」、「あたしゃ愛ちゃんじゃよ!」

・・・ホステスさんは4人ともヨボヨボのお婆ちゃんだったでちゅマメ。 みんな分厚いババシャツ着て赤い腰巻を巻いてたでちゅマメ。  呆気にとられている二人を尻目に、お婆ちゃんたちはビールとか、ドンペリとか、レミーマルタンとか、おつまみを、勝手にじゃんじゃんオーダーしたでちゅマメ。  ドンペリは瓶だけホンモノで、中身は『大五郎』だったでちゅマメ。  レミーマルタンも瓶だけホンモノで、中身は『トリス』だったでちゅマメ。  おつまみは『カルビーのかっぱえびせん』とか、『ロッテ・パイの実』とか、『グリコ・ポッキー』とか、『なとりの昆布』とか、『よっちゃんイカ』だったでちゅマメ。 

・・・真里ちゃんが入れ歯をカタカタしながら言ったでちゅマメ。

「あいにく今日は、あさ美ちゃんが神経痛と里沙ちゃんが腰痛でお休みだっぺ! でも、わだすたちピツピツ・ギャルが濃厚サービスするだっぺ!!」

・・・続いて、ひとみちゃんがゼーゼーしながら言ったでちゅマメ。

「んだば、今日はどんどんサケさ飲むだっぴょ! オラ、こんないいオトコさ見るの、爺さまがおっちんで以来50年ぶりだっぴょ!  ゼーゼー!!」

・・・お婆ちゃんたちは勝手に乾杯すると、「ア、ソレソレ!!」の掛け声と手拍子で東京音頭を唄いだしたでちゅマメ。  歌詞はエッチな替え歌だったでちゅマメ。  手拍子はバラバラでテンポがズレて、明治神宮参拝みたいだったでちゅマメ。   

・・・お婆ちゃんたちは、そのうち酔っ払ってきたでちゅマメ。  真里ちゃんは、マン次郎に嫁の悪口を、同じコトばかりグダグダ聞かせたでちゅマメ。  ひとみちゃんは、キン次郎に肩と腰を揉ませたでちゅマメ。  加護ちゃんはマン次郎の肩に寄りかかって、居眠りしながらオナラをしたでちゅマメ。  愛ちゃんは、キン次郎のグラスで入れ歯を洗い出したでちゅマメ。    

「我ら、エラいところに来てしまったでござる。 ここは即刻退散するが賢明でござる。」

・・・マン次郎がキン次郎に耳打ちすると、キン次郎も答えたでちゅマメ。

「千円、ドブに捨てたと思えば安いものでござる。 どこぞで口直しに飲みなおすとするでござる。」

・・・マン次郎とキン次郎は、そう言って席を立ったでちゅマメ。  出口の勘定場(レジ)のところには、風万固太郎がいたでちゅマメ。  このあと二人はどうなるでちゅマメ?  こんな悲しくもクダラないものを書いてる前に、作者は他にすることがあると思うけど、まだ『続く』でちゅマメ。