本の紹介 ―教育タイムス(2006.12.11)よりー

『教師力を磨く〜若手教師が伸びる「10」のすすめ〜』
            仲島 正教 著 
    椛蜿C館書店刊 四六判236頁 1680円(税込)

 新採用教員が大量採用時代を迎え、学校現場では、わかる授業の進め方、いじめや不登校対応、学級づくり、保護者との対応など、多くの課題に悩む若手教員が増えている。
「着任式でこんなあいさつが、子どもたちの心をとらえる」
「たった5分間の家庭訪問が子どもたちを変える」
「子どもたちをほめるには『何を』『いつ』『どのような方法』がよいか」 など
この本には、豊富な教育実践に裏打ちされた指導の秘訣がふんだんに盛り込まれている。
 
 本は十章からなり
第一章 「教師」のすすめ・・・・・・・この仕事の魅力
第二章 「若い」のすすめ・・・・・・・若さは大きな財産
第三章 「出会い」のすすめ・・・・・・それは成長
第四章 「遊び」のすすめ・・・・・・・若手教師の最大の切り札
第五章 「ほめる」のすすめ・・・・・・具体的なほめ方を
第六章 「研究授業」のすすめ・・・・・授業のうまい先生に
第七章 「学級通信」のすすめ・・・・・子どもが輝く学級通信
第八章 「書くこと」のすすめ・・・・・書きたくなる工夫を
第九章 「人権教育」のすすめ・・・・・優しい人に育てたい
第十章 「体育」のすすめ・・・・・・・体育を通しての人間づくり
と、自分の学校で、学級で、「子どもを躍動させる」ためにはどうすればいいかを述べている。「よし、やってみよう」「教師の仕事っていいなあ」と、教師自身が「元気が出る」一冊である。

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