新負土似亜物語(1〜5)



拍手お礼文1  「新負土似亜物語」(1)

昔、ギリシャ北方に負土似亜という小さな国がありました。負土似亜は国民の8割が羊飼いでしたが、新しく
フィリボ酢王が、羊飼いの男達を集めて訓練したので、またたくまに周りの国を打ち破る大国になってしまい
ました。

負土似亜では、毎年春の祭りの時に、馬市と同時に羊の柵入れ大会を行うようになりました。これはフィリポ
酢王の提案で、負土似亜が軍事大国になっても羊飼いだった昔と祖先のことを忘れずに謙虚な気持ちでいよう
ということで始められました。この羊の柵追い大会で優勝した男は、フィリポ酢王から素晴らしい褒美が与え
られます。

「先の戦いで、わが負土似亜軍はトラキアに圧勝した。さらに13歳になるわが王子アレスのために、世界一
の哲学者がくることになった。このめでたい年に羊の柵追い大会で負土似亜一と認められた男には我が娘
クレオをやることにしよう。さあ、誰でもよいぞ、参加する者は集まって来い」

フィリポ酢王はワインではなく間違えてワインビネガーを飲んでしまいましたが、もうすでに酔っていたので
気づいていません。

「灰色トス(グレートスと読んでください)今年の優勝もお前に間違いないだろう。お前なら安心して娘を」
「フィリポ酢王、もったいないお言葉でございます」

灰色トス(グレートス)は灰色というよりも黒に近い顔色で、たくましい体つきの男です。彼が睨めば犬も
羊も怖ろしさのあまり、命令どおりに動いてしまいます。

「君は参加しないのか?ヘファオン?」
「僕には無理だよ・・・それに僕が好きなのは君だけだから結婚なんて・・・」

王子アレスが仲良しのヘファオンに話しかけます。この2人は同じ13歳でたいそう仲良しです。

「へん、ヘファオンに羊を追えるわけないだろう。フィロ太は出るってさ、あいつ、王様の腰ぎんちゃく
メニオンの息子だからな。王様に気に入られるためならなんだってやるさ」
「そういうお前は出るのか?人の悪口ばかり言うかっさんめ!」

かっさんと呼ばれた少年は真っ白な額にかかった金色の長い髪をさっとかき上げました。

「俺が羊飼いの真似事なんかするわけないだろう。王族とも近い家柄の貴族の出だからね。褒美が欲しくて
羊を追ったりはしないさ、誰かさんと違ってね・・・」

かっさんの勝ち誇った笑い声を、激しい怒りを堪えて聞いていた少年がいました。ラゴスの子、プトレです。
プトレは今年18歳、有力な家柄ではなく、けっして灰色トス(グレートス)のように力自慢ではありませんが
頭のよさと機転では誰にも負けない自信があります。それにプトレは王子アレスの妹クレオに密かに恋心を
抱いていました。

「どうしたら、灰色トスに勝つことができる?知恵を使って・・・そうだ!」

長いこと考えて、やっとプトレにいい考えが浮かびました。

「今年は誰が優勝するのかなあ」
「灰色トス(グレートス)に決まっているさ、彼は父上のお気に入りだし・・・」

競技に参加する気などまったくない、アレス王子とヘファオンは草の上でのんびりと見学を決め込んでいます。

「なんだ!このワインは古いのか!おーい、誰か新しいのをもってこい。今日はいい日だ・・ういっく・・」

ワインビネガーで酔っ払ってしまったフィリポ酢王の怒鳴り声が、のどかな負土似亜の空に響き渡りました。



拍手お礼文2  「新負土似亜物語」(2)

春の祭典で羊の柵追い込み大会が、まさに始まろうとしている時、フィリポ酢王の小姓パウが王宮のワイン倉庫
でうろうろしていました。王様に差し上げるべきワインの匂いが、少し違っていたことに気がついたからです。
別にパウはソムリエになれるほどの特別な味覚や嗅覚を持っていたわけではありません。ワインとワインビネガー
の匂いの違いなど、普通誰でも気づきます。酔っ払っているフィリポ酢王以外・・・とにかく王宮のワインを
盗んでひそかに酢と入れ替えた者がいるのではないかと、犯人探しを始めたわけです。このような大事件を一人
で解決すれば、王様の寵愛もますます熱くなるに違いないと、まだ犯人を捕まえてもいないのに、小姓パウの
胸は高鳴り、体はカーっと熱くなってきました。涼しいワイン倉庫なのにたちまち汗びっしょりです。

「そこにいるのは誰なの?王宮のワインを盗み出そうとは不届き者。ディオス神の生贄にしてくれようぞ」
「誰だ、お前は!フィリポ酢王のワインを盗み出そうとする者は・・今すぐ王に訴えて・・あ、お、お」
「まあ、お前は小姓のパウじゃないの」
「お、お・・・おりん王妃様」

目の前にいたのはフィリポ酢王の5人目の王妃、おりんでした。フィリポ酢王にはたくさんの王妃がいました
が、王子アレスと王女クレオの母ということで、彼女だけは王宮内でも特別扱いでした。

「あ、ま、まさかおりん王妃様が・・・・」
「そうよ、今宵はちょうどディオス神にたくさんのワインを捧げる日、あの人は、ワインとお酢の区別もつ
かないでしょ。いつも酔っ払っているのだから・・・それにパウ、お前はよく見るとなんて美しい顔立ちを
しているのかしら、白い肌、彫像のように彫の深い顔立ち、漆黒の瞳とこの艶やかな黒髪・・・」
「王妃様、私はもう20歳を越えています。私より若くて美しい者などいくらでも・・・」
「若くて美しい男の生血を飲めば、永遠の美を手に入れられるとか、それにディオス神もワインよりもっと
喜ばれるのではないかしら、パウ、お前の生血は・・・」
「ま、待ってくださいおりん様、私はフィリポ酢王にお仕えする身、どうかお許しを・・・」
「怖がらなくていいのよ。ほんの少し目立たない程度に傷をつけるだけなの。あの王ですら、婚姻の儀式の
前には、私と一緒にディオス神をあがめ、その血を流して神に捧げたのよ。私のこととても美しいと褒め
称え・・それが今では次々と新しい女を王宮に連れ込み、聖なる蛇を邪魔者扱いし、お前のような小姓を
部屋に連れ込み・・ああ、汚らわしい、今にきっとディオス神の神罰が下るに違いありません」
「王妃様、すみません、早く戻らないとフィリポ酢王がお怒りに・・・」
「今、見たことを王に告げ口するのですか?そうなればお前のこのしなやかな首には無数の蛇が巻きつき
いとも簡単に絞め殺してしまうでしょう。そしてこの血を絞り出し・・・」
「い、い、言いません。ここで見たことは決して誰にもいいません。どうかお許しを・・・」

パウは泣きながら謝りました。

「わかりました。ではもう行きなさい。けっして王には告げ口せぬよう・・」
「けっして誰にも言いません。誓います!」

パウは後ろを振り返らずに、走ってワイン倉庫から抜け出しました。

「あの男、なかなか使い道がありそうだわ。ディオス神に捧げるにはまだまだ惜しいわね」

おりんが薄暗いワイン倉庫で、妖しげに微笑みました。ディオス神に仕える狂乱のマイナスの巫女
である彼女、その顔はぞっとするほど怖ろしく、また美しいものでもありました。


拍手お礼文3   「新負土似亜物語」(3)

「なあ、フィロ太、俺、前にお前の宿題を手伝ってやったことあるよな」
「うん、まあそうだけど、でもあれはいちじく10個の契約で・・・」
「かっさんからいじめられていたお前を助けたこともあった」
「そんな昔のこと覚えてないよ」
「俺ははっきり覚えている。俺が8歳の時だから5歳違いのアレス王子とヘファオンが3歳、3歳違いのお前
とかっさんが5歳の時のことだ。かっさんにいじめられてびーびー泣いているお前をよく助けてやっていた」

プトレがフィロ太に近づき、地面に年齢を書いて説明します。

「5歳の時のことなんてよく覚えてないよ」
「俺はヒジョーに細かい人間だから、いつ、何が、どこでどうなったか、すべて記録している。いや、そんな
ことはどうでもいい。今年の羊柵追い大会は今までのとはわけが違う。今までにない重要な戦いだ」
「そうだね。僕は出たくなかったけど、父上がどうしてもと・・・どうせびりに決まっているけど・・・
今年も優勝は灰色トス(グレートス)に決まっているよ。何やってもずば抜けているんだもの」
「そんなことはないぞ、フィロ太。やり方によっては俺やお前だって充分勝てるチャンスはある」
「そんなの無理だよ、無理に決まっている。僕が勝つならヘファオンだって・・・」
「いや、ヘファオンは、どんなに知恵を絞っても無理かもしれないが・・・いいか、この俺がこっそりオオカミ
の毛皮を持ってきた。これをお前が身につけて、大会に出場するんだ。どうせお前は初出場、馬をうまくコント
ロールできないふりをして他のやつらの陣地に入り込めば、羊はオオカミの匂いに驚いて、てんでんバラバラな
方向へ逃げてしまう。その間にこの俺が慎重に羊を集めれば優勝間違いなし・・・」
「ちょっと待って、それじゃあ、僕が優勝できないよ・・・」
「お前は同じやり方で来年勝たせてやるさ。来年の賞品は今年の10倍いいっていう噂だぜ」
「へ〜10倍いいものがもらえるのか〜、うれしいな〜」

フィロ太はすっかりうれしくなり、地面に大きく10と書いておきました。それを見て、プトレはほくそえみ
ました。来年は10倍よい賞品が出るなんて嘘に決まっています。それにプトレにとって、王女クレオほど
素晴らしい賞品が他にあるわけありません。



「パウ、遅かったじゃないか。もうすぐ大会が始まってしまうぞ」

フィリポ酢王が機嫌よく隣に控えている小姓のパウに話しかけます。

「申し訳ございません。おりん王妃様がいらっしゃらないのでどこに行かれたかと・・・」
「あれはまたディオス神に捧げる生贄でも捜しているんだろう。まったく気味の悪い女だ。女は誰も
信用できん、やっぱりお前が一番だ・・・ほれ、もっと近くに来い。知っているか、あいつは蛇を抱いて
寝るんだぞ。ああ怖ろしい・・・エペロスとの条約さえ結べればあんな女なんか誰かにくれてやるんだが」
「王様、それはちょっと・・・」
「来年の賞品はおりんにでもしておこうかな・・・負土似亜一の男なら、あの女もうまく扱えるだろう」
「王様・・・悪いご冗談を・・・・」
「わ、、、は、、、、は、、、は・・・」

フィリポ酢王の笑い声が高らかに響き渡りました。その声を聞いてメニオン将軍もパトロス大臣も、王
の機嫌がよいことに、ほっと胸をなでおろしました。もうすぐ、今年一番のメインイベント、羊の柵追い
大会が始まります。


拍手お礼文4   「新負土似亜物語」(4)

「おおー!灰色トス(グレートス)どうだね。調子がよさそうじゃないか」
「はい、フィリポ酢王様、今年は今までのどの年よりも、最高の記録が出るかと思います」
「期待しておるぞ。お前なら我が娘クレオの婿としても、文句のつけようがない、ぐわっは、は、は、・・・」

灰色トスと話しながら大声で笑うフィリポ酢王を見て、王の小姓パウはイヤーな気分になりました。もともと
小姓と灰色トスのような守備兵はあまり仲良くはありません。守備兵は小姓など、戦いには全く役に立たず、
ただ身の回りの雑用をしている奴隷のようなヤツと思っていますし、小姓は小姓で、並みいる同じ年頃の少年
の中から、美貌、家柄、気品、気配りと何を比べても最も優れた者だけが、王のそばに仕えている、という
誇りがありますから、守備兵などただ力があるだけで、美しさも気品もまるでない人間と軽蔑していました。特
にこの灰色トスなど、顔も体も色は黒いし、髭も濃いし、ガサツでただ力があるだけじゃないかと嫌っていま
す。それなのにフィリポ酢王はなぜかこの灰色トスをとても気に入っています。グレートスなんて偉そうな名
前じゃなくて、「真っ黒トス」とでも名づけておけばよかったのに・・・

「真っ黒な体は艶やかで、滑らかで、なんと手触りのよいことか。思い出すだけでも全身の血が熱くたぎるわ」
「王のためにも、日夜手入れは欠かしておりません。最高の力を出し切るよう、努力しています」

ま・・・ま・・・まさか・・・真っ黒トスが大神ゼウスにも負けぬほどの力と偉大さを持つフィリボ酢王を
相手に力を出し切るなどということを、いや、それはありえない。王様は身分の高い人なのだから、自分
と同じように・・・この黒い体に香油を塗り、日夜手入れをして王様の手がそっと滑り込み、力自慢の男も
体の力を抜いて・・い、いやだ!そんなの絶対にいやだ!同じ小姓ならともかく、こんな守備兵にそんなこ
とするなんて・・・パウはそんな場面を想像して、思わず激しく首を振ってしまいました。

「お前の黒馬は、本当によく手入れが行き届いている・・・ど、どうしたパウ、首でも痛いのか?」

突然激しく首を振るパウにフィリポ酢王は驚いて手を差し伸べました。

「昨晩はちょっと、お前に無理なポーズを取らせ過ぎたかもしれない」
「いえ、大丈夫です、フィリポ酢王様。私とて、マック、いえ、まッグレートスに負けるわけにはいきません
から、少しぐらい無理なポーズを続けても大丈夫でございます。無理をする方が喜びもまた大きくなります」
「よし、よく言った。もうそろそろお前を小姓から守備兵へと配置換えしようと思っていたところだ。灰色トス
適当な馬を見繕ってやれ、よいな。羊の柵追いもできないやつは、一人前の負土似亜兵とは言えないからな、
今日は実にめでたい日だ・・・・ぐ、わっハ、ハ、ハ、ハ、ハ・・・・」

「ねえ、アレス、王様はさっきから笑っているばかりで、ちっとも競技が始まらないね」
「また、誰か新しく・・・あ、小姓のパウだ。彼も参加するみたいだ。ヘファオン、お前も参加するか?」
「ぼ、僕はいいよ・・・」
「羊の柵追いができないと、一人前の負土似亜の男と認めてもらえないぞ」
「一人前の男なんて、僕はいやだよ。いつも一人でいるなんて、君と一緒にいられないなんてそんな考えた
だけでも悲しくなってくる・・・」
「おい、泣くなよ、ヘファオン・・・いつもお前と一緒にいてやるからさ」

アレス王子はヘファオンの手をしっかり握り締めました。ふたりはいつもとっても仲良しです。


拍手お礼文5   「新負土似亜物語」(5)

「そなたたち、なんという低落ですか!これだけの女がそろっていながら、誰一人として王の側にいる男、
なかでもあの灰色トス(グレートス)の生血を集められなかったとは・・・・」
「お許しくださいませ、おりん王妃様、灰色トス様も他の方も、余りにもフィリポ酢王様をお慕い申し上げて
ございまして、私達などがどのように誘惑しても、見向きもしていただけないのです」

昼なお暗い森の中、特別に作られたディオス神の神殿の前に、おりん王妃と侍女達が集まっていました。彼女
達のようにディオス神を深く信仰し、時々集まって狂乱ともいえる秘儀を行う女達は、マイナスの巫女と呼ば
れ、密かに怖れられていました。今日、王妃おりんは特別な秘儀を行うために、彼女達に灰色トスなど王の
側にいる男の生血を集めてくるように命じておりました。だが誰一人命令どおりにできた女はいません。おりん
の美しい眉は大きくつりあがり、彼女達は震え上がりました。王妃をひどく怒らせたために、ディオス神の
秘儀の時に生贄にされてしまった侍女ですらいるのですから・・・

「あのような片目がつぶれていて、いつも酔いつぶれているような男に負けるとは女として情けないとは思わ
ないのですか?私などは、15の時に、そのころはまだ王ではなく王子でしたが、あの男を虜にしてしまい
ました。あの男は私を一目見るなり夢中になって恋に落ち、私に会いたいというその一心だけで、決して男は
入ってはならぬと定められたディオス神の秘儀に紛れ込んで私を抱きしめたのです。秘儀を取り仕切っていた
母上はたいそうお怒りになり、王子であろうとなんだろうと捕えて生贄にせよ、と命じられました。私は泣き
ながら彼の命乞いをしました」
「そしてお二人は恋におち、アレス王子様とクレオ王女様がお生まれになったのでございますね。ああ、なんて
美しくもロマンティックなお話なのでしょう。これはきっと負土似亜の伝説としていつまでも語り告がれ・・」
「おだまりなさい!侍女の分際で勝手に話をつくるのではありませぬ。私はフィリポ酢王と恋に落ちたのでは
ありません。あの男から生まれる子こそ、世界の王になるというお告げを聞いたので命を助けただけです。それ
なのにあの男、このご恩は一生忘れず、あなた以外の人は決して愛しませんと言う誓いを一年もたたぬうちに
忘れて他の国の王女を妻にするは、男には手を出すは・・・まさかこれほどひどいとは思ってもいませんでした」
「フィリポ酢王は男の人を虜にするような特別な魅力があるに違いありません。小姓のパウはもちろんのこと
あの素敵なグレートス様ですら、うっとりするような目でフィリポ酢王様を見ていらっしゃるのです。あの普段
はりりしいお姿のグレートス様が、まるで少年のような澄んだ瞳でいらっしゃるかと思うと、その視線の先には
必ずフィリポ酢王様が、私達はもうそのお二人のお姿を拝見するだけで、至福の幸せを感じています・・・」

侍女はうっとりとした口調でしゃべり、王妃おりんの顔がどれほど怖ろしく激変しているかなど、まるで気がつい
ていません。おりんはオオカミのような唸り声をあげました。

「ウウー!・・・・ウヲー!!!・・何をしておる。もう時間がない。なんとしてでも今年の羊の柵追い競技、
中止させねば、我が娘クレオがあの灰色トスのものとなってしまう。何か持ってないのか。あそこにいる男達
のものならなんでも・・さもなくば、誰か一人を生贄にして生血を全て搾り出し・・・」
「お待ちください、おりん様、私、フィロ太様の髪の毛を抜いて持っています」
「私もヘファオン様の毛を少々・・・」
「そんなつまらぬ子供の髪の毛など、私とてパウの髪の毛ぐらい・・ええい!仕方があるまい。そなた達、この
壷に生血の代わりにその髪の毛を入れるのです。さあ、早く!」

妖しげな液体の入った壷の中に、フィロ太とヘファオンとパウの髪の毛が入れられ、壷は神殿の中央に置かれ
ました。おりん王妃の合図で、侍女達はいっせいにマイナスの巫女となって周りで歌い、踊り狂います。その
真ん中でおりんが妖しげな呪文を唱えはじめました。もちろんこのことは髪の毛を壷に入れられたフィロ太、
ヘファオン、パウの3人は知るはずもありません。

                                      −つづくー


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