録音図書が出来るまで
《☆デイジー(DAISY)とは…
デジタル録音図書の規格のひとつです》
●録音図書完成までの基本的な作業の流れは…
@ 選 書 (選書コーディネーター)
A 朗 読
(録音機"オタリ DX-5U"にてUSBメモリ録音・または録音ソフト"Racdia"を使いパソコン録音…
まもなく オタリ録音機使用は器械メンテナンスの都合上停止し、パソコン録音となります)
B 校 正
(二次校正まではICレコーダーまたはパソコンにダビングをし、自宅にて校正)
C 訂正箇所の再録音
D 三次、四次 校正 (直し箇所の確認)
E デイジー編集(MyStudioPCを使用)
F CD完成後、デイジー録音図書として貸し出しとなります
●朗読者と校正者の連携と、デイジー録音図書完成まで
- 朗読者は、コーディネーターから朗読(音訳)する原本を受け取る
- 原本の下読み・下調べを開始
(漢字の読み・地名・人名・方言・アクセントなど多岐にわたります)
- 録音スタジオにて USBメモリ録音機またはパソコンを使い録音を開始
- 第一次録音終了
(録音終了までには、最低 2ヶ月から数ヶ月かかりますので朗読者は体調管理に細心の
注意を払わなければなりません)
☆ICレコーダー(またはパソコン)にダビング録音し二次校正者までは自宅にて校正作業
以下校正手順
- 一校・二校者が、ダビング録音を聞きながら校正を開始 (誤読・アクセント・イントネーション・ 読みの雰囲気等の校正) (一次・二次校正書作成)
- 一校・二校校正のチェック終了後、朗読者は指摘された訂正個所の部分直しをして再録音
- 三次校正者は、直し録音が 正確かどうかチェック(しばしば四次・五次校正まで続くことが
ある)
☆USBメモリ録音機 オタリDX-5U
以上が「デイジー図書・完成」までの流れですが、デジタル機器は急速に進化しています。
もうすでにこの手順では遅れているのかもしれません。
なお 当会では現在PC録音を推進中です。
の説明は ← クリックして下さい。
- 最終直しチェック終了後 作品は編集部門へ
編集者は朗読録音が完了したUSBメモリをもとにパソコンで音声編集・加工ソフトなどを
活用し 音量バランス・間(ま)の調整・雑音の除去・セクション分けなどデイジー編集作業を行う
☆最後に朗読者自身による 「デイジー図書凡例」を挿入してデイジー作成作業は終了。
*音声を再生するのには、パソコンまたはPLEX TALK<プレクストーク>が必要です
デイジー録音図書の貸し出しが始まります。
まもなくオタリ機器は
使用できなくなる