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2005年4月23日
五つの銅貨で眠る
娘が、初めてクロールで25メートル泳いだ。
そのおかげで(?)、私はその後、娘をピアノのけいこに大幅に遅れさせてしまった。
「ママにまた怒られるよ」と、娘は半分面白がりながら、私を慰めた。
帰宅してから、3人で『五つの銅貨』を寝ながら観た。
サッチモが祝福してくれた(ような気がする。きっと)
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2005年4月22日
ポケット・ティッシュ・ウォーキング
以前から思っていたことだが、
街頭のポケット・ティッシュ配りのコ達は、なんだかスゴイ!
何がスゴイかというと、
あの、配る相手を待つ間や、サッと配る際の、そして、受け取ってくれなかった時の、
ステップ!
彼らは常に動いて、ステップを踏んでいる。
これは、ポケット・ティッシュ・ウォーキングと名付けたい。

よく見ると、当然ながら人によって動きが微妙に違う。
朝、新宿東口の街頭では、およそ5パターンぐらいのステップが楽しめる。
渋谷駅前や池袋駅前でも、けっこう変わり種ステップが披露されている。
これはスチール写真では、どうもうまく表現出来ない。
そう、大勢の、いろんな種類のポケット・ティッシュ・ウォーキングの映像を撮りためて、
様々な音楽をのせて加工してみるのがいいのではないか。

これから、いろんなパターンのポケット・ティッシュ・ウォーキングを集めてみることにしよう。
まあ、すでにいろんなポケット・ティッシュは集まってるけど。
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2005年4月19日
よみのり!
電車の中では、必ず何かを読んでいないと気が済まない。
もしかしたら、電車の中が一番安らかに読める場所とも言えそうだ。
だから朝は、必ず新聞か雑誌を開いている。
電車の中が、全く新聞か雑誌を開けないくらい込んでしまった場合、
私にとっては最もフラストレーションの貯まった状態となる。

たいしたものを読んでいるわけではない。
しかも最近は、完全に老眼の気が出てきて、まともに読んでいたらすぐ疲れてしまう。
それでも活字がないといけない。
私は決して読書人ではないが、電車の中では読んでいないといられない。

大学を卒業したばかりの頃、雑誌社に就職した友人が、
「朝の通勤電車の中では、雑誌を最低4〜5冊は読んでこないといけない」と、
その雑誌社の先輩から言われた、と聞かされていた。
「だったら、オマエの自宅を大阪あたりにしなりゃいけないんじゃないの?」
と、冗談じゃなく思っていたぐらい、私は読むのが遅いと感じていたのだ。
だから、雑誌を一冊買うと、3〜4日はそれでもつような気がする。
それは、電車の中以外では読まないから、なのかもしれない。

なので、本当は私は好きな雑誌を一度に4〜5冊買って、ずうっと山手線に乗っていたいなぁ、
と、まじめに考えていて、たま〜にやっている。
今度、いつにしようかなぁ...。
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2005年4月18日
シネコンで休日を
シネコンが出来た。
自宅の割と近くに出来たので、行ってみた。
車で行ったのだが、その駐車場のスタイル、ショッピングモールと重なり合った外観、
やはりこれはアメリカンだよなぁ、としみじみ思ってしまう。
ちょっと周りをみれば、ネギ畑があったり、
ちょっと横を見れば、布団を干している民家があったりするくせに、
この外観だけを眺めれば、立派なU.S.A.っていうカンジだからたいしたものだ。

この日どんな上映作品があるかは調べては行かなかった。
まあ、映画館が9つもあるんだから、なんか気に入ったものがあるだろう、と考えていた。
ただひとつの誤算は、この日が休日だったために、
娘と一緒に行かなければならなかったことだ。
行ってみたら、そこそこいいカンジのものが上映されていた。
「オペラ座の怪人」でもいいし、「コーラス」でもいいかなと、
子供がいっしょだから、まあ「いぬのえいが」でも許してやろうと、
しかし、そこには全くもって論理性のない、
子供特有の『ダダをこねる』という戦法がまかりとおってしまい、
私の初めてのシネコン体験は「クレヨンしんちゃん」になってしまった。

何が悲しくてアメリカンなシネコンで「クレヨンしんちゃん」を観なきゃならないのか。
ただ...不覚にも、最後までしっかり観てしまった。
けっこうストーリーがよく出来ている。
恐るべし、野原しんのすけ。

てなかんじで、なかなか有意義(?)だった、シネコン初体験。
「これからチョクチョクいこうよ。二人(妻と娘)が買い物している間、オレは映画観てられるし。」
「へぇ〜?アンタのほうが一生懸命買い物してるんじゃないの?」と、妻。
もしかしたら、言えて然りかも。
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2005年4月16日
少しの距離
地球から太陽までの距離をご存知か。
およそ1億5000万キロということらしい。
少なくとも、私にとっては全くなじみのなかった数字である。
ちなみに日食のとき、その太陽のまわりに見られるものをプロミネンス・コロナというらしい。
コロナは知っていたが、このプロミネンスというのは初めて聞いた言葉だった。
他にも、月の直径の長さだとか、太陽の直径は地球の直径の何倍だとか、
地球から太陽までの距離は地球から月までの距離の何倍だとか、
全て、この春から娘が通いだした学習塾で教わってきた項目である。
地球から太陽までの距離ねぇ...。
これじゃ、娘と私の距離のほうが、少しづつ離れていく。
Posted by saladblg at 20:48 | Comments (2) | TrackBack (0)


2005年4月13日
ディープSHINBASHIツアー後編
な、なんとその店の壁一面を覆っていたものとは?!
懐かしいレコードジャケットの数々。
懐かしいというのは、70年代、80年代のレコードジャケット。
つまりCDジャケットではない。
フォー・リーブスがいた。キャンディーズがいた。山口百恵がいた。内藤やす子がいた。
サーカスがいた。田原俊彦がいた。ハイ・ファイ・セットがいた。中原理恵がいた。
ダウンタウン・ブギ・ウギ・バンドがいた。柳ジョージがいた。SHOGUNがいた。
ここは、懐かしの70・80年代Jポップ(歌謡曲)を聴かせる居酒屋だった。
なんと、カウンター横にはスクリーンまで張られている。
もしや、アイドル達の懐かし映像まで流しているのか?
「スゴイ、なかなかレアな映像もあるんですよ。」
と語りはじめるマスター。
そりゃ、楽しみだなぁ。...しかし、
「実は最近、著作権関係がうるさくなっちゃって、
こういうお店で、勝手に映像を流せなくなっちゃたんですよ。」
それは残念。懐かしのレア映像はマスターのコレクションにのみの存在となってしまっている。
それにしても、ここまでターゲットを絞っている店も珍しい。
けっこう深いゾ!新橋!!

じゃぁ、次は岸田智史の『君の朝』リクエストしちゃおうかな?
「では、そろそろ次の店に参りましょうか。」と、知人が促す。
「あ?そうですか。...そろそろね」
で、3軒目に向かった。
何故か、この『なつかしや』のマスターも同行している。
3軒目は、路地を抜けた先のビルの地下にある、アメリカン・スタイルのバー『Queenn's bar』
店に入る前、この店は『巨乳の姉妹がやっている店』と、
目一杯期待させられたところだったが、実際入店してみると、
三十代半ばの、フツーのオチチ...いや、質素な魅力の姉妹が切り盛りしていた。
というよりも、店内にはアメリカン・ムービーがモニターに流され、
どちらかというと、健康的なお店の感を受ける。
このお店のどこがディープなんだろう...?

そうこうしているうちに、若いカップル風なお客も入ってきた。
どうも常連のようである。
というか、7〜8人のお客は、どうも常連客ばっかりのようだ。
...しばらく、お店の姉妹とお客との話を、なんとなく聞いていた。
...アレ?...あ、そうか...。
今、この店に来ているお客さん全員が、この新橋で飲み屋をやっている関係の人たちだ。
つまり、新橋にある新橋飲み屋経営者の集うお店というわけだ。
話の内容からして、ここで様々な情報を交換をしたりしてるわけだ。
ちなみに、新宿二丁目は日本一ゲイの多い飲み屋街だが、
意外にも、新橋は日本で二番目にゲイの多い飲屋街だそうである。
ふ〜ん。
てな具合に、細かいネタが飛び交っている街なのだろう、新橋というところは。
そしてまた、この日入った3軒とも、開店してまだ1年足らずだという。
見た感じ、そこそこ年月経っているのかなぁ、と思わせる店構え。
でも意外と新しい店が軒並み開店しているそうだ。
ディープな新橋、知れば知るほど「不思議さ」が見え隠れしていた。

おっと、という間に随分と深い時間に。
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2005年4月12日
ディープSHINBASHIツアー
「今夜は何時まで大丈夫ですか?」
「エッ?...何時って...まあ、てっぺんぐらいかなぁ。どうして?」
「いや、ディープ新橋ツアーも、時間によって場所の組み方も違ってきますので。」
「へぇ〜、そういうもんですか...」
と、久しぶりにあった後輩のアレンジで、『ディープ新橋ツアー』なるものに参加することになった。
要は、後輩が最近気に入っているという、新橋の飲み屋に連れられて行っただけなのだ。
が、なかなかこの新橋は深かった。

夜8時。一軒目として連れて行かれたお店は、『クーニャン』。
烏森神社を抜けた路地にあるそのお店は、
まずはお腹が減っているでしょうから、と、餃子屋さんだった。
入ってみると、カウンターにテーブルが5つ程の、まあ普通の中華飯屋の体を成しているにすぎない。
まあ、餃子専門店なので、メニューに餃子の種類は多い。
「ここは、水餃子と担々スープ餃子が美味しくて...」
ふむふむ、確かに美味しいね。
「あと、ママのウララさんていうのが、オッパイが大きいんですよ。」
オッパイ!?
...別に、餃子屋さんで、ママさんのオッパイは関係ないと思うのだが...
確かに、大きい!
それにまわりをよく見ると、カウンターに入っている1人の店員以外、
スタッフは全員女性だ。餃子を作っている人も女性。
しかもみんな若くてそこそこカワイイ!
決して餃子屋さんに若くてカワイイ娘が働いてちゃいけないことはないけど、
でもここは普通の餃子専門店なのだ。
へぇ〜。
そんなんで感心しながら、5種類程の餃子とホッピーを2杯いただいたところで、
「こちら今日から入った新人の奈美ちゃんです。」
と、ママのウララさんから紹介された!
フツーの餃子屋さんで、新人の女の娘を紹介されるなんて、生まれて初めてのこと。
深いゾ!新橋!

「では、ディープ新橋ツアー、次の店いきましょうか。」
「ああ...そうなの?」
少しだけ後ろ髪を引かれつつ、2軒目へと向かう。
といっても、隣のお店なんだけど、店名は『なつかしや』。
入ってみると、一階は誰もいない。
少し不安な気持ちで、二階へと向かう。
急で、幅が10センチ程しかない階段を上っていく。
どうもこの建物は、以前普通の民家だったのを改造したようである。
そして二階は...!
四方の壁全面が、なんと!...!
(次回ディープSHINBASHIツアー後編につづく)
Posted by saladblg at 17:46 | Comments (0) | TrackBack (0)


2005年4月10日
潮干狩りでGO!
前日、近所の仲間から潮干狩りの誘いがあった。
娘はもう完全に行く気になっていたし、
本当はその後、別の友人からフットサルの誘いがあったのだが、
娘に押し切られる感じで、潮干狩りにいくことになった。

出発は朝6時。
場所は千葉県市原市の五井海岸。
今日はお昼の12時頃がもっとも干いている時間だという。
朝のうちは少し寒く、小雨がぱらついたが、午前9時頃には絶好、潮干狩り日和。
美味しい貝をいっぱいのっけて、海の底が顔を出した。


丁度一年前に、やはり一緒の仲間でここに潮干狩りにきたことがある。
その時は思いの他成果が上がらなかった。
だが今年は違う。新しくクマデも用意した。
目指すはバケツ目一杯のアサリとハマグリ!
...の、はずだったが、


なんと、採れるのはシオフキばっかり。
掘るとこ掘るとこシオフキはゴロゴロ出てくるのだが、
アサリ、ハマグリはサッパリ。
貝を採るということにおいては、飽きることは確かにない。
でも、このシオフキという貝は、塩水につけていても砂が抜けなくて、
調理するのがやっかいな貝なのだ。
あ〜あ、焼きハマグリやアサリの酒蒸しといった定番メニューは消え去った。

で、「捨てて帰ろうよ」とほざく女房を諭し、
およそ2kgのシオフキを持ってかえり、『佃煮』をつくることに。
《作り方》
まずは、塩を加えて湯がく。
貝殻が開いたシオフキの身を取り出し、水にさらし、
一個一個その身を裏返しにして砂を洗い流す。
これがめんどうくさい。砂といっしょにその身も一緒に流しちゃって、
いっそ、捨てちゃって、そのまま佃煮作りを止めちゃおうかと、何度か思ってしまう。
で、こうしてキレイになった(はずの)シオフキの身を、
ショウガのみじん切りといっしょに、
醤油、砂糖、みりんを2:2:1の割合でじっくり煮詰めていく。


汁がなくなったところで完成。
これがなかなかイケルのだ。
自分で、のんびり、必死で採った貝を、
じっくり煮込んで仕上げた佃煮、
今宵焼酎の肴に食す、
なんかこの贅沢感。
もしかして、雑誌『BE-PAL』のライターの方々って、
常にこんな気持ちでいるのだろうか。
もう、明日の朝も、ごはんのうえにものっけて食べちゃおうっと!
Posted by saladblg at 21:51 | Comments (0) | TrackBack (0)


2005年4月9日
サクラ、沈没。
夕べは飲み過ぎた。
飲み過ぎたのは夕べだけではないが、
このお花見絶頂の時期に、花は見ていないが浮かれてしまった。
...おかげで、昼までダウン。起きても、絶不調。
そんな折、家族は花見にいこうと誘う。
私は、自分が二日酔いで調子が悪いなどと、家族にはあまり言いたくない。
それでなくでも、いいかげんにしろ、とかねがね言われているのだから、
弱っているところなんぞ見せようものなら、いつもの数百倍の小言を言われかねない。
まさしく、そうなったら大事だ。

で、荒川土手の桜並木に自転車でむかった。 
道路の振動が胃を激しく刺激する。
お弁当を食べようということになって、スーパーで海苔巻きとおいなりさんと焼きそばを購入。
これが今、食べられるわけがない。
お茶は買ったが、
「アレ?ビールにしないの?」
「まあ、ちょっと、まだ、早いだろう...」
とかいって、今飲んだら、迎え酒なんてカッコ良くは治まらない。
確実に、大ゲロゲロ大会になってしまう。

とにかく、薄ピンク色に染まった土手に寝転び、草むらに沈没。
あ〜、キレイだなぁ、けど、キモチワルー。
天気いいなぁ、でも、気分悪いなぁ。
あ、そうだ、私は今年から花粉症にもなっていたんだ。
うわー、最悪!
でも、サクラは最高!
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2005年4月7日
平日お昼のお花見
ランチタイムに食事せず、出向いてみた。
『新宿御苑』。
新宿門から入り千駄ヶ谷門へと抜ける。
普段はそんなに人が多くない、なかなか気持ちいいところなのだが、
やはり今日は桜が満開!
いた、いた、あふれるほどの人が!
平日のお昼に関わらず、平日のお昼でも関係ないやっていう人も確かにいるわけだし。
ちなみに『新宿御苑』は夕方4時半で閉まってしまう。
すなわち夜桜見物はNGなのだ。
夜桜見物がNGということは、当然夜お酒を飲めないということである。
そういえば、よ〜く周りの人をみてみると、酒を飲んでいる人が見当たらない。
よ〜く捜せばいるかもしれないのだが、少なくとも新宿門から千駄ヶ谷門のコースでは
見当たらなかった。
寂しいよなぁ。
でも、確かに今酒飲むわけにはいかないしなぁ。

で、もひとつ、よ〜くまわりを見ると、何故か立派な一眼レフカメラを首にかけた熟年層が目立つ。
そう、ここはパチパチ写真愛好家の聖地ともいえる場所なのだ。
厳密にいえば、熟年写真愛好家の聖地ともいえる場所である。
お花見ではなく、お花撮り。
酒はなくとも花さえあれば、な〜んも問題ないらしい。

ちなみにここ『新宿御苑』は入園料200円で有料。
缶ビールが一本買えるなぁ...って、
それにしても、桜はきれいだ。
Posted by saladblg at 18:39 | Comments (1) | TrackBack (0)


2005年4月6日
ダニッシュ・ディナーで、それ乾杯!
デンマーク料理レストランへ行った。
都内ではそこそこ有名らしい。店名は『Cafe Daisy』。
六本木は龍土町にあるその店では、デンマーク人の店主が出迎えてくれる。

デンマーク料理といえば、オープンサンドイッチぐらいしか知らない。
出てきた料理も、やっぱりオープンサンドの上に乗っかっているようなものだった。
あとは、サラダに、ミートボールに、ラムステーキ...。
同行した知人が、
「デンマーク料理って、パーティーの料理みたいですね。」
「...まあ、でも美味しいからね。」
「なんか、パーティーで並べられる料理ですよね。」
「...だから、そこそこ美味しいんだから!」
あとは、リーズナブルですよ、とすすめられた赤ワインで、思いっきり酔うのみ!

ちなみにここ六本木龍土町といえば、10年ちょっと前までは、まさに夜の華やかし場所。
外車ガンガンで、きらびやかな男女がギンギンで、
夜中の3時を過ぎないと、決してタクシーをつかまえることなど出来なかった界隈。
それが今では「貸し部屋」の張り紙がそこらじゅうで、寂しいかぎりとなってしまっている。
別にあの時がよかった、などとは思わないが、
そんな静かな龍土町に、静かに開店している『Cafe Daisy』がやけに似合っていた。
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2005年4月2日
阿佐ヶ谷さんぽ道2
今日も朝に阿佐ヶ谷によってみた。
今回は北口の中杉通りを歩く。

私が住んでいた25〜6年前は、まだ中杉通りは街路開発中で、ポツポツとしかお店がなかった。
住所は確か阿佐ヶ谷北4丁目だったと思う。
駅から歩いて右側の通り沿いに、当時開店したばっかりのティールームがあった。
お店の名前は『Banana Fish(バナナ・フィッシュ)』。
このお店の名前が、サリンジャーの短編集からとったのだと聴いて、
生まれて初めて作家サリンジャーの作品を読むようになった。
もちろん『Catcher in the Rye』から。

ティールーム『バナナ・フィッシュ』は紅茶とチーズケーキの専門店で、
注文すると、一人づつの保温用のキルトカバーをかぶせたティーポットで運ばれてきた。
田舎から出てきたばっかりの私は、
こんなコ洒落たポットを見るのも初めてならば、『アールグレー』とかいう紅茶の名称も
初めて覚えた。
だから日曜のお昼は、覚えたての“ブランチ”という言葉を使い、ここによく通った。
決して紅茶とケーキで腹がいっぱいになるはずはなかったのだが。

そしてこの『バナナ・フィッシュ』で、もうひとつ生まれて初めて知ったもの、
それは、『The Police』。
カウンターには『Reggatta de Blanc』のLPレコードが立てかけられ、
客の会話を邪魔しない程度の静かな音量で、Policeの曲が流れていた。
私はいっぺんでPoliceが好きになり、その後、私の仕事でも度々Policeの曲を使うようになった。

東京に出てきた田舎者の、どこか不安定で多感な時期に、
阿佐ヶ谷の『バナナ・フィッシュ』に通っている事が、何故か自慢だった。
はたして誰に対しての自慢だったのだろう。
いや、情けなくも...東京で暮らす証だったのか。

東京杉並区阿佐ヶ谷、中杉通りのティールーム『Banana Fish(バナナ・フィッシュ)』は
当然ながら、今はすっかりと消えていた。
Posted by saladblg at 10:20 | Comments (0) | TrackBack (0)


2005年4月1日
嘘は無し。
「一年のうちで、一番楽しい日だね」
と、娘には話した。
エイプリル・フールを嬉しさいっぱいに感じている娘。
今日はどんな嘘をつこうか...、
「ワクワクする」と、娘は微笑んだ。

「でもお父さんは、別にエイプリル・フールの日だけじゃなく、
いろんな日にも、いっぱいいっぱい嘘をついたことがあるんです。
その嘘で多くの人を傷つけてきたかもしれない。
たぶん、その傷ついた一番はあなたのお母さんでしょう。
でももしかしたらその嘘で、救われた人もいるかもしれない。
やっぱりそれで一番救われた人は、あなたのお母さんですよ。
(妻はそんなことは絶対認めないだろうけど)
そしてこれからもお父さんは、エイプリル・フール以外の日でも
いっぱいいっぱい嘘をついてしまうような気がする。
いや、絶対ついてしまいそうです。
でも、でもね、しょうがないことが、あるんだよね、この世の中...。」
と、心の中で娘に言い訳した。

娘「ねえ、今日は何時頃帰ってくる?」
父「今夜は別に予定がないから、夕ご飯はウチで食べれると思うよ。」
ホラ、これがまた嘘になる...。
Posted by saladblg at 10:23 | Comments (0) | TrackBack (0)