基板の銅パターンが黒ずんでいるような時には、スチールウールや、
ナイロンタワシのような物で表面を軽く磨いてからハンダ付けした方
がトラブルなくハンダ付けできます。
最初は背の低い部品からハンダ付けしていきます。
ジャンパー線という部品から付けていきますが、ジャンパー線はキット
に入っていません。抵抗に付いているリード線を切り取って使います。
抵抗には十分な長さのリード線が付いていますが、くれぐれも切り過
ぎには注意して下さい。切り過ぎるとあとで抵抗が付けにくくなります。
一本だけジャンパーが長い部分がありますが、リード線を2本繋げて
使っても大丈夫です。
ジャンパー線は全部で9本になります。
ジャンパー線の上にパーツが付く個所があります。左写真の一番左
のジャンパー線がそれですが、この上にDサブ9ピンソケットを付ける
時に、ジャンパー線があたる部分を削ります(Dサブ9ピンソケット裏)
注意、最新バージョンではありません。後で最新の写真と入れ替えます。
また、不明な点があればメールか掲示板で連絡を下さい。
作りやすいキットを目指してホームページを更新しますので・・
ジャンパー線が付いたら、次に抵抗をハンダ
付けします。
写真が良くないので抵抗の色(抵抗値識別
用)がはっきりしませんが、色だけの判断では
なく、抵抗値を測りながら取り付けたほうが
間違いありません。
その他の部品は特に取り付け順番はありま
せんが、ジャンパー線の上に他の部品が付く
場合には、部品の裏にジャンパー線の逃げ
(カッターで削るなど)加工が必要な場合が
あります。
電解コンデンサーには極性がありますので注
意して下さい。他のコンデンサーに極性はありません。
プラスチックパーツに熱を加えすぎると、パーツ
自体が変形したり、端子が取れたりしますの
で、熱の加え過ぎに注意して下さい。
ICソケット類は、ICを取り付けておいてハンダ
付けするとプラスチックが溶けにくくなりますが、
IC自体に熱が加わりますので、これにも注意
が必要です。
オペアンプの周りに付ける多回転ボリューム
(青い部品)は、部品自体に極性はありませ
んが、使い勝手を考慮して向きを決めてあり
ます。(調整ネジの向きに注意)
写真を参考にして取り付けして下さい。
配線を基板の穴に入れる時、基板のバリが
邪魔になる場合には、カッターなどでバリを取
って下さい。配線は先をネジると入れやすくな
ります。パルス線にはシールド線を使って下さ
い。
ケース裏側にケース取り付けネジが少し出て
いますが、基板サイズがギリギリのために当たる
場合があります。
出っ張りがなくなるまでヤスリ等で削って下さい。
←左写真(ネジが出ている)
電源DCジャック、15ピンコネクタはパネルに取り付けておいて、配線類をハンダ付けします。
電源DCジャックの端子はオペアンプ横の多回転ボリュームに当たるので、少し曲げます。
ケースに穴をあけるような加工をする場合、一気に目標まで開けずに少し小さく開けておき、
様子を見ながら穴を広げるようにすると削り過ぎる失敗が少なくなります。(コネクタ用穴など)
ケースを加工した時に出る切りカスが回路に付くとショートする場合がありますので、加工後の
清掃を必ず行って下さい。
ケースの蓋を取り付ける時にも、丁寧に扱わないとケースが削れて、内部に入り込む可能性
がありますので注意が必要です。
ケース底に基板取り付け用の穴を開ける時、ちょうどサイドパネル取り付け用の溝付近になり
ますので、穴を開ける時には内側からではなく、外側から(つまり下側から)開けるようにし、溝
の影響で穴位置がズレないように気を付けて下さい。万が一ズレた場合にはヤスリなどで修
整すれば大丈夫です。多少基板の位置を調整できるように大きめの穴になってもいいです。
基板の大きさが、ケースにギリギリですので、位置決めは慎重に行って下さい。
データーロガー本体使用部品一覧
部品名  個数  参考単価
 モジュラージャック6極  1  50
 Dサブ9ピンL型メス  1  60
 オペアンプLMC660CN  2   200
 多回転ボリューム50kΩ  8  80
 ロジックIC 74HC14  1  50
 PIC877マイコンモジュール(ソケット含む)  1  1800
 ICソケット14ピン  3  10
 抵抗1MΩ  18  1
 抵抗100kΩ(予備3本)  4  1
 抵抗10kΩ  6   1
 抵抗1kΩ  1/6W  8  1
 抵抗1kΩ  1/4W  1  1
 抵抗820Ω  8  1
 抵抗510kΩ  1  1
 抵抗220kΩ  1  1
 プリント基板キット サンハヤトPK-6  1  1800
 セラミックコンデンサー0.1μF  5  10
 6極ディップスイッチ  1  155
 ポリエステルコンデンサ1μF  1  150
 ポリエステルコンデンサ0.001μF  2  55
 電解コンデンサー25V47μF程度のもの  3  10
 電解コンデンサー16V33μF程度のもの  1  10
 12V 3端子レギュレーター低損失タイプ
 1  100
 ケース 75×30×100  1  1400
 15ピンコネクター(オス)  1  50
 15ピンコネクター(メス)  1  50
 15ピンコネクター(カバー)  1  100
 DCコネクター(ジャック)  1  30
 (シガーライター)電源ケーブルプラグ  1  100
 配線 1.5m シールド線 0.5m  200
 ネジ 3mm×15mm×4  3mm×8mm×2  200
 2極ディップスイッチ  1  94
 スペーサー 5mm  4  20
その他に使用する物
 ハンダ (0.8mmがお勧め)
 ハンダごて(先端が細い物が使いやすい)
 ドライバー
 ニッパ
 ラジオペンチ(ロングノーズブライヤー)
 カッター、彫刻刀など
 電工ペンチ
 デジタルテスター(ハンダ付け確認用と調整に必要)
 ピンセット(あると便利)
 ヤスリ
 RS232Cストレートケーブル(パソコンとの通信用)
 USBシリアル変換アダプター(USBで使う場合)
 ドリル
 接着剤
 ACアダプター 13ボルト〜15ボルト(家庭用電源で使う場合)
 パソコン(モニター&ロム部がなくても本体だけでの使用が可能)
使用部品や個数は変更になる場合があります。
使用する物は、必ず必要な物もありますし、なくても
すむ物もあります。また、場合によって他に必要な物
もでてきますので、参考として掲げています。
マイコンはプログラムを書き込む必要があります。
(キットではプログラム書き込み済みです)
キットには完成基板が入っています。
キットに入っている電解コンデンサーは値が違う場合があります。
(16V33μFは所定の場所へお願いします)
データーロガーと車両を繋ぐ配線はキットに含まれておりません。(別売)
パルス線(車速、エンジン回転、インジェクター)にはシールド線をお勧め
します。また、アナログ線でも電圧が低い場合にはシールド線がいいです。
左図にパネル加工の参考寸法を記載しました。
実際には、この寸法より小さめに穴をあけ。
現物合わせしながらヤスリで修整していって下さい。

電源DCジャックの+−は、テスターで確認し接続して下さい。
完成後、ハンダブリッジ(ショート)がないか、目視だけでなく、
テスターで確認して下さい。
電源を繋いだ時には、本体の3端子レギュレーターが異常に
熱くならないか確認して下さい。正常なら殆ど熱を持ちませ
ん。異常な熱を感じたらすぐに電源を切り、ショート個所をテ
スターで調べます。
下写真はキットで使う抵抗です、小さい抵抗で
すから、色だけで判断せず、テスターで抵抗値を
確認してからハンダ付けして下さい。
1kΩは大と小があります。(大は車速パルス線と
コネクタ間に入れます)
車両接続用配線 1mで20円
車両接続用シールド線 1mで100円
上記どちらも耐熱、耐油ではありません、注意して下さい。
ロジックIC付近がかな
り複雑になっています。
シールド線も太くて、
取り回しが大変ですが、
一本ずつ確実にハンダ
付けして下さい。
シールド線は芯が太く、
基板の穴には入らない
ので、抵抗のリード線
に直接ハンダ付けしま
す。(基板の穴を広げ
て、基板に付けてもか
まいません)
シールド線の網線は、
どちらか一方をアース
すれば良く、両端をア
ースする必要はありま
せん。
シールド線のアースは
どこに繋いでもかまい
ません。付けやすい場
所にアース(マイナス側)
して下さい。
配線を基板に入れる時に、基板の穴に入れにくい場合があります。
その時は、配線の被覆を剥いたら銅線を軽くねじり、薄くハンダを染み込ませるようにしてハ
ンダを銅線に付けます。ハンダが多いと銅線部分が太くなり基板の穴に入らなくなりますので
注意して下さい。薄くハンダを染み込ませたら、先端部分を2ミリ程度カットすると基板の穴
に入りやすくなります、先端部分は多少太めになりますから太い部分をカットします。
配線が基板の穴に入ったら、普通にハンダ付けして下さい。
配線が込み入っている場所は、ハンダ付けする順番を考えないと後で難しくなる場合があり
ますので、上右写真部分は特に注意して下さい。
茶色のコンデンサーを最後にするとやりやすいです。
1μFのコンデンサーに、あらかじめシールド線を巻きつけてハンダ付けしておくといいです。
注意→
旧タイプの写真です
茶色のコンデンサー
の大きさが違います。
車速用配線には
1kΩの抵抗を入れ
ます↓