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7月8日7:30利尻香形出港、晴れ風北東10m礼文香深迄は2時間くらいの距離である、やはり利尻富士の稜線を吹き抜ける風をアビームに受けスタボータックで進む海峡の半ばを過ぎると風波ともに衰え礼文島の桃岩が迫ってくる、礼文島は別名「花の浮島」と言われ海抜0mから高山植物が生育するそうです。
私がこの島の在りかを始めて知ったのは確か小学校高学年だったと思う、教科書に礼文島が皆既日食の舞台になり日本はもとより外国の科学者などが詰め掛け観測をした様子を島に住む児童の作文を通じて紹介されたことがきっかけで、すぐに日本地図で調べたことが記憶に残っている、その後テレビのドキュメンタリー番組で利尻礼文が放映され、是非訪れて見たいと思ったものです。
香深港は混み合っていたが最奥の防波堤側に接岸、早速フエリーターミナル近くでレンターカーを借り島最北のスコトン岬に向かった。
この地は、160年前加賀の国の豪商銭屋五兵衛が露国と密貿易をした交易の碑が建って居ると聞いていたので日本における北前船の寄港地最北の地であるから是非とも訪れて見たいと思っていた。
そこには江戸屋と言う地名で戸数30軒くらいの集落があり、その丘の上には夏草に埋もれかろうじて読み取れる銭五の石碑が建っていた、スコトン岬からその先の海馬岩、船泊港が一望できる場所であった
特に船泊湾の水が綺麗で珊瑚のような白い砂は、沖縄の海に匹敵する位の眺めであり見とれてしまった。
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