浦賀水道〜瀬戸大橋
浦賀水道に向かうヨット
 旧盆休みか釣り船がやたらと多い、また普段貨物船が多いがあまり見かけることがないヨットが多い。
 この艇の諸元が良くわからない、タンク容量、時間燃料消費など、そのため下田に入港燃料消費計算のため給油することにした、当初からの計画であるが、旧盆の土曜日、はたして給油出来るか心配であった、あらかじめゲスト桟橋に下田マリンサービスの電話番号を書いた看板があることを知っていたので桟橋に近寄り番号を確認電話したところ親切に対応いただき近くの給油船を紹介していただいた。
 下田を出港神子元島と石廊崎灯台の間は岩礁地帯気の抜けないところであるがクルージングヨットとすれちがつた
 石廊崎灯台付近を航行するヨット、ここから出来れば串本まで行きたい、燃料が持たなければ三重県の尾鷲あたりで給油しなければならない、そのため熊野灘沿岸をめざし航行、幸いにも海は穏やか月が落ちると漆黒の闇夜船首も見えない、燃料消費を抑えるため12ノットで睡魔と闘いながらの航行夜明けには大島が見えてきた、燃料残量1/4を切っていた。
 午前7時串本入港セルフスタンド横に接岸したところバイクに乗った親切なお父さんが給油は漁連のほうが良いと言って案内していただいた。 串本港で給油1300リッター17時間走ってこれだけとは燃費が良い低速で航行したせいでもあるが
 串本では2時間休憩、潮岬を回り紀伊水道に入った、鳴門海峡まで80マイル、和歌山日御岬手前田辺あたりまで来たところ8メートルくらいの追い風ヨットであれば絶好のコンデションだが船内居住性をを重視したボートは勝手が違う後方からのT,5メートルのうねりで尻を振るそのたびにあて舵を取らなければならない、大きくハンドルを切り船首を保持する、大変な労力肩の筋肉が熱くなる手首は腱鞘炎寸前、やつとの思いで鳴門海峡にたどり着いた、ここを超えれば一安心。
 備讃瀬戸を西に瀬戸大橋の手前与島には橋開通したとき大きなフイッシュアリーナがあり観光客が犇めいていた観光船のため立派な港が出来浮桟橋が2本設置されている、しかし昨年フイッシュアリーナは取り壊し港だけが無人で残った絶好の係留場所だ、今夜はここで休息。
 瀬戸大橋に近づくと航路はラッシュ闇夜の海面を以前に通ったプロッターの航跡を頼りに午後10時与島に入港できた。
 8月18日午前5時出港、十日前の8月8日グロリア52回航の折、通ったばかりの朝日に映える瀬戸大橋をくぐり、ふと振り返ると朝日が昇っている今日も晴天
瀬戸大橋に昇る朝日
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