真冬の日本海能登七尾〜韓国釜山W
境港〜プサン230マイル2/12〜2/14
 通関はスムーズにいったしかし海保が来ていろいろ質問、船籍証があるかと言う係官は初めてのことで知識がないので法文を紐解き質問するから困る、今まで何十回も通関して輸出許可を貰って出国していると言っても納得しない、海運支局に問い合わせその回答を待つていると言う、輸出許可が下り入管でもスタンプを貰つた何時でも出航できる、しかし海保が12日もう一度訪問すると言い12日11時海運支局の職員を伴い訪船した、私は午後にも出航したいと意向を告げたが事務所に帰り検討して結果を電話連絡すると言って帰った。
 13時になつても連絡が来ないのこの機会を失するとまた天候の周期が合わなくなるので見切り出港した。
 地蔵崎を回ると風は15m波3m走れないことはないツーポンリーフ今度はストームジブをセットした、追い風追い波快調に艇は滑り出した。
午後10時には赤灯光の日御岬かわしそのままストレートに釜山に向かうことにした、なぜなればあまり山口県に近寄ると風が20mを超える予報が出たからだ、深夜になっても風は衰えずメインセイルを3ポイントリーフにした。
 翌朝も風は衰えず波も大きい真後からのかぜでストームジブが安定しない意を決しストームジブを下すことにした、しかしこの作業は大変危険を伴う、揺れるバウでの作業になる一人なので下してしまうことよりバウステーにラッシングする方法を選んだ、しかし風呂敷1枚ぐらいになっても風を受けて暴れ回る、どうにかがんじがらめにしたこれでメインだけ安定して走る艇速8ノットこの分だとプサンは深夜の入港になる。
http://www.passageweather.com/
上記サイトでは釜山に近ずくと波4m風20mぐらいの予報やはり日が暮れると波風とも上がってきた。
そこで新たな発見、日暮れから深夜にかけての本船は
深夜入港できないので20〜30マイル沖で流しているこの方が安全であるが物珍しいのか近寄ってくるので始末が悪い。
 14日午前零時にプサンヨットハーバーに入港出来た、日本の港と違いここは不夜城のごとく明るくライトなんぞ必要ない、空いている桟橋を探すがほとんどない、ロシア船が冬の厳冬期を避け避難しているからだろう ようやく空きスペースに舫い艇をかたずけたときは2時となつていた
これから焼酎をあおり暖を取っていたところ電話がかかりヨットの買主Jさんである、私は明るくなってから電話をと思っていたが彼はヨットスクールを主謀する友達に聞いたところ、このような天候で年齢70歳では無理だろうと言ったので心配になり電話したと言って豚足を持って駆けつけ酒盛りが始まった。
釜山ヨットハーバー入港お決まりポーズ
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