通関手続き及び仮国籍取得いざ出港
2月1日
通関するには次の書類を揃え税関通関2部に提出する
輸出申告書
指定外貨物検査許可申請書
他所蔵地許可申請書
インボイス
売買契約書
領収書
申請者以外が輸出する場合は委任状
艤装品リスト
船舶検査証書検査手帳
検査手数料5000円印紙
出港する手続き税関監視部提出書類
入出港届け
クルーリスト
船用品目録
乗組員携行品申告書
船舶資格変更書
入管提出書類
入出港届け
クルーリスト
パスポート
これだけの書類を提出輸出対象の船舶の検査を受けて許可が出ればOKではあるが船舶にレーダーGPS魚探などの電子機器が取り付けてある場合はココムの法律に抵触するのでメーカーからの非該当証明証が必要となる。
 そのほか日本国籍証明証があり全沿海の航航区域の船検証があれば出航できるが
ない場合は、韓国の仮国籍が必要になるこれは韓国領事館で発給する、韓国籍にしてしまえば日本のJCIの検査は必要無しとなる。
韓国仮国籍取得のため領事館に提出する書類
申請書 英文とハングル2通
輸出者輸入者の印鑑証明
法人の場合は登記簿謄本
両方の委任状
受任者の身分証明
船舶検査証書手帳の写
売買契約書
領収書
インボイス等
 日本は門前払いと思えることでも事務官と交渉次第で不備な書類がある場合によりFAXで送ったり後ほど届けるとの約束で発給される融通性がある。このことは韓国国民の立場に立つた利便性を考えたものであり公務員は国民のために仕事をしているとの理念の現れである。
昨年広島駐大韓民国領事館からのお墨付き仮国籍証、これがあれば海保も手が出ない免罪符だ。
 しかし許可された港以外自由に入港できない、緊急の場合は海保税関等に報告義務が生じる。
 
 昨日は午前8時にレンタカーを借り税関、入管、領事館、軽油、食料の買出しそして領事館に午前中に行ったが書類の不備があり仮国籍が出ない、依頼人が東京から電話で領事館に交渉午後三時頃再び領事館に赴き4時20分どうにか国籍証書を手にした。疲労困憊
 薄暗くなった頃艇にの戻り明日早朝出港の予定だったので船中泊のつもりだ。
 艇に着くとアクセサリーのスイッチの切り忘れかわずか3時間ぐらいだったがバッテリィー上がりで右舷のエンジンが掛からない、左舷を回し充電のつもりだがチャージしない、疲れていたので明日に回し寝ることにした。
 早朝左舷のエンジンを回したままバッテリバッテリーを外し(ディゼルエンジンなら出来ること)左右交換どうにか右舷を起動できた。
 2月2日午前8時出港した風は昨日からだいぶ落ちたようですが名だたる玄界灘の天気が気になる、玄界島の横を通り玄界灘に顔を出すとやはり冬の海向かい波大きくパンチングヨットであれば大したことはないがボートでは8ノットが限界だ、対馬の入江で一泊の予定であるから時間は充分ある。
対馬池田湾迄あと15マイル午後2時波も小さくなったのでこのあたりで遅い昼飯をと思いボートを止めた、いざ走り出そうとしたが左舷のクラッチが入らない、右舷は入るが1200回転しか上がらない
 若しかしてドライブの故障かとも考えた、シフトのシステムを見たが油圧タンクの針は正常値をさしている、加圧のハンドルは固着しているのか重くてポンピングできない、片方のエンジンで6ノット、ヨットであれば早いほうだがあれこれやってみたが治らない致命的に壊れれば救助要請をしなければならない、そんなことはしたくないとにかく対馬まで行けばなんとかなると思い3時間掛け夕闇迫る池田湾に入った。
焼酎を呷り暖をとり早めに休んだ、午前1時ころ目が覚め現状を整理して考えた、パニックの時は良い考えが浮かばないことは何度も経験済み、冷静に考え油圧タンクの加圧ノブを角材のてこをを使い強く押し込んみ4、5回したところどうにか動き出した、なんのことはないこれで解消長く動かしていなかったので固着していたものでドライブの故障でなくて良かった再び寝袋に潜り込み夜明けまで寝ることができた。
 回航となると何かが起きるすんなりとゆくことは稀である。
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