対馬から釜山
2月3日
 昨夜厳原保安署に韓国籍のボートが対馬の港にエンジン故障のため緊急入港した旨報告したが、状況は分かつた今提出して貰う書類がないと回答を得ていたので出港に際しエンジン故障修り完了した旨報告午前8時出港した、これだけ西の径度だと夜明けも遅く私の居住地と小一時間夜明けが遅い
 このまま釜山に向かえば午後1時ころ着くだろうと思い時間があるので万関瀬戸周辺を探索することとした何度も来ているがいつも時間的余裕がないので素通りしているので。
 橋に向かい南には深い入江があり台風も凌げる感じだ。
 橋の近く航路入口の看板を見ながらあそう湾に出た最初来た時は海図を見ながらおっかなびっくりで複雑な湾を抜けたが今では海図を見なくても岬先端の灯台が目印で誘導してくれる。
 朝鮮海峡に出ると予想以上に北西の風が強くなった、やはりそう簡単にことは終わらない又も我慢と忍耐の試練が降りかかる。
 白波が立ち最大波高3m10ノット前後しか走れない、我慢我慢。
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 波が高いが船に対する不安感はないフイッシングを意識したヤマハの水槽実験から誕生したボトムライン地場建造の漁船と違い信頼できる、しかしこのまま我慢で進めば朝鮮半島南岸に到達できるそうすれば波風も治まるだろうとの期待があるからこそ前進できるのである。
 半島の島影が視認出来る位置まで来たがなかなか波が治まらないとうとう釜山本港灯台まで来てしまつた、このあたりではさすがにあんなことがあつたかと言うほど静かである。
 海雲台のビル群が間近になった波がほとんどない、エンジン回転MAX3000rpm30ノット羊の皮をかむった狼、凪の海なら5時間弱で来れたが。
 ヨットハーバーは満杯一箇所だけ空いていた桟橋に舫いをとった。
 電話は国際ローミング設定で自動に切り替つているので日本へは+国番0なし番号で掛かるが注意しなければならないのは滞在中FBなどで日本国内感覚で画像のUPなどすると次回高額引き落としがあるので要注意。
 ボート引き渡しそして検疫、入国管理局に行きパスポートにスタンプを貰えば自由の身、釜山駅前の東横インで駆け込みでも空きが十分ある、日本の旅行者が歴史問題反日教育などで激減したためだろう旅行者の大半は中国台湾人らしい。
 一風呂浴びて駅前国際街を散策したが全く活気がない、何度か通った中国系のマッサージ店はなくなっていた、違うところに入ったが60分6万ウオン日本の方が安い。
 昨年夏訪問したときホテル近くの高級感のあるフグ料理店に入ったが盛況で美味しくいただいた、しかし店のたたずまいは寂びれ客もまばら料理もフグも少なく前菜も生臭く食べらられたものでなかった。
 韓国経済は急激に落ち込んでいると思われる、それにしても今時ボートを買う人がいるのは不思議。
 日本のバブル期を思い出す。



翌朝2月4日午前9時新しくなったフェリータミナルから鯨に衝突して話題になる水中翼船KOBEEに乗り博多へと向かつた。
 釜山港出口、灯台の島影を左手に見てジェツトホイルは時速80キロで走る、昨日より波は静かである、12時30分ころ博多に到着予定。
 福岡空港15時の便で少し遅れの16時30分小松に着いたなんと便利なことか。
しかし今回の訪問で、ウオン高、物価はものにより日本より高くサービスも悪い、朴大統領の中国よりの失策か、急激に落ち込む韓国経済を強く感じた旅であった。