<山行報告>
利尻山 ・ 礼文岳
<メンバー> L小松田、清水、新藤(め)、岩井、外舘(記)

<コースタイム>
8月8日 利尻山
 利尻北野営場登山口 5:21 〜 甘露泉水5:32 〜 四合目野鳥の森6:05 〜 五合目雷鳥の道標6:43
 〜 六合目第一見晴台7:15 〜 七合目胸突き八丁7:47 〜 第二見晴台8:29 〜 八合目長官山8:52
 〜 利尻山避難小屋9:18 〜 九合目10:17 〜 山頂11:34 〜 (お昼)12:22 〜 (往路を戻る)
 〜 八合目13:50 〜 六合目15:17 〜 登山口16:28

8月9日 礼文岳
 内路登山口11:23 〜 起登臼コース合流点12:23 〜 山頂13:27 〜 (大休憩)14:08 〜 (往路を戻る)
 〜 登山口15:50

 新年早々参加した「新年山行」にて。。。むさしの女性陣が早々に「夏山行」の話をしていました。行き先は、なんと「北海道利尻山・礼文岳」!3年前に行った北海道知床旅行で、北海道の大自然にすっかり虜になってしまった私は、ちょうど北海道が恋しくなってきた頃でした。小松田リーダーから「外舘さんも行かない?」とお誘いのお言葉。もちろん「行きます!」(笑)ということで来てしまいました「北海道利尻山・礼文岳」!今回は4日間の日程で、2日目に「利尻山」、3日目に礼文島に移動し「礼文岳」に登ります。

 8月7日、14時頃利尻空港に到着。まだ夕食まで時間がありましたので、近くのペシ岬展望台まで軽くトレッキングしました。その後、宿近くの居酒屋にて利尻島の素晴らしい夕日を見ながら、海の幸を堪能しました。

 8月8日、4時前には起床し、5時に宿の車にて登山口まで送迎していただきました。お天気は快晴!私達の日頃の行いが良かったのでしょう(笑)!5:20、登山口を出発。スタートしてしばらくは石畳の舗装された道が続いて歩きやすかったです。10分程歩くと日本百名水に選ばれた「甘露泉水」水場に到着。水を十分に補給します。この水で、持参したスポーツドリンク粉を溶かして登山途中に飲んでみました。さすが名水、冷たくてとても美味しかったです!ちょうど3合目を過ぎたあたりから本格的な登山道に入りました。まだ朝早いので涼しく、あたりにはエゾマツやトドマツの針葉樹林が広がります。姫沼分岐を過ぎ、「乙女橋」を渡ります。4合目「野鳥の森」に到着。確かに始終コマドリ等の野鳥のさえずりが聞こえてきて心地良かったです。4合目を過ぎて5合目に近づくと、これまで高木の針葉樹が目立っていた周囲の植生がダケカンバやミヤマハンノキに移っていき、利尻山山頂や礼文島が見えるようになりました。ずっと林の中であまり変化がありませんでしたが、ようやく遠くの景色を拝むことができました。
 7:15、6合目第一見晴台に到着。山の尾根が緑豊かに広がります。正面に見える最初のピークである長官山まであと一息です。7合目付近から視界がいっそう開けてきて、日本海を望むようになりました。ちなみにトイレですが、こちらでは「携帯トイレ」を使用するのがルールです。コース各所にトイレブースが設置されており、私は初めての「携帯トイレ」を体験しました(固めるテンプル・トイレ版でした。。。笑)。さて、7合目までは比較的歩きやすかったのですが、徐々に急斜面の登りになってきました。リシリブシ等の美しい高山植物が咲いており、心癒されました。8:52、8合目「長官山」(時の北海道長官が視察にここまで登った事から着いた山名らしいです。)に到着。長官山からはさらに展望が広がり、これから向かう利尻山山頂へ続く道を望むことができました。ここからが正念場。確かに8合目を過ぎたあたりから岩がゴロゴロしてきて歩きにくかったです。避難小屋にて小休憩し、先を急ぎます。しだいに道が深くえぐられた状態になり、滑りやすく、歩きにくい個所が増えてきます。土質も黒土から溶岩性の火山礫に変わってきました。9合目に到着。広場のように開けており、エゾカワラナデシコ、イワギキョウ、イブキトラノオ等の高山植物が咲きみだれていました。西側は崩壊していて近づけないようにロープが張られていました。9合目を過ぎると、いちだんと崩壊の進む登山道が現れます。赤い火山礫に足をとられながら何とか登ると沓形分岐に到着。さらに急な尾根道。「キツイ、でもあと一息!」と自分を何度も励ましながら(笑)、何とか頂上に到着!見晴らしは素晴らしく、北海道本土や、礼文島もよく見えました。大山神社の小さな祠もありました。360度の景色を堪能しながら昼食休憩をとりました。
 12:22、登ってきた同じコースで下山です。やはり、登り同様8合目まではきつかったです。とにかく滑る滑る(笑)。急斜面の火山礫場、岩場を何とか転ばないように慎重に下ります。それでも、しりもちをついてしまいましたが。。。何とか長官山を越えて一安心。順調に下っていき、16:28、登山口に到着しました!(登山口まで迎えに来ていただいた宿のおじさんによると、同じ宿の大学生?登山グループはとっくに下山して温泉でのんびりしていたそうです 笑。)宿到着後、うに等の海の幸を堪能〜早めに就寝し翌日に備えました。 
平成26年8月7日(木)〜10日(日)快晴
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