ポインセチア
の育て方
 ポインセチアの世話で一番大変なのは秋の過ごさせ方です。ここを誤ると花が咲きません。つまり、葉が赤くならないで緑の葉のままで冬を迎えてしまいます。
 9月の半ばを迎えたら、時短処置をしなくてはならないのです。通常は夜の時間が12時間を越えれば、花芽が付いてくるといいますが、自然に任せていては開花しないようです。
 生産農家の方のお話では、11月半ばの出荷に間に合わせるために、日中の時間を8時間以下に調節していき、開花を促すのだそうです。勤めに出て昼間の時間調節が難しい人は、夕方には薄暗くなる部屋に置いておき、帰宅したら押入れに入れて眠らせるとよいそうです。
 春まで無事に過ごせたら、古い土を捨てて新しい土に入れ替えることが必要です。真夏日が来る直前まで(28℃を目安に)は、たっぷりと太陽を浴びさせます。盛夏は日陰で涼しく過ごさせます。枝の剪定は土の入れ替えの後と、よく育った真夏前に行います。
 冬の越し方も大切です。水は土が乾いたらよく晴れた日の午前中に鉢の底から滲みだすほどにやり、窓際でタップリ陽を浴びさせます。そして決して受け皿に水が残らないようにします。夜は冷え込む窓辺からできるだけ離れた暖かい部屋に置きます。ただし、ストーブに当ててはダメです。
 ポインセチアの花は赤い葉の真ん中に咲きます。この花は金色の糸が繰り出したように咲きます。様々な品種があるので、花の咲きようもいろいろです。
 今年、ポインセチアを買われた方は是非とも、来年も咲くようにお世話してみましょう。
→ トラブル/上手な育て方