ポインセチアのトラブル/上手な育て方
@ 葉を見て育てる
 ポインセチアを育てていて一番ガッカリするのは、突然に葉が枯れ落ちるときです。
 葉枯れの原因は水不足、肥料不足、日照不足、温度不足の4つがあります。

 意外と勘違いされていますが、ポインセチアは水をほしがります。しかし、毎日少しずつという水やりではダメです。根全体にゆきわたるように、底からしみだすほどタップリやることが大事です。よく晴れそうな朝方に水やりはしましょう。朝の水やりが出来なかったときは、葉に水をスプレーしたほうが昼過ぎの水やりよりもポインセチアには健康的です。

 夏前と夏越し後の肥料は必須ですが、培養土や腐葉土をつかうことでも十分です。時短をほどこし始めたら肥料は必要ありません。

 新芽が出始めたら、徐々に外気になれさせながら、最高気温が28度を超えないうちは、タップリ陽射しに浴びさせてください。
 28度を超えたら日陰に置いてください。そして、秋に28度を下回りだしたら日に当ててください。

 冬に冷たい外気にふれさせると黒くしおれ落ちます。茎が緑色をしていれば生きています。春を待てば新芽が出てきます。

 葉がくるっと丸まったら、日照不足です。

 葉が黒っぽくなってきたら、温度不足です。

 葉が黄色っぽくなったら、水不足です。

 葉が白っぽくなったら、根腐れかもしれません。根腐れは、水のやりすぎだけでなく、出荷時点で根が発育不良というケースも多くあります。
A ポインセチアもバックアップを
 冬越ししたポインセチアが買ってきた前の年に比べて大きくならないことがあります。時短をほどこしはじめたら枯れ落ちることもあります。
 ポインセチアに思わぬトラブルはつきものだと考えてください。そんなときに、新しい苗木があると落胆も小さくてすみます。
 ポインセチアは簡単に挿し木で増やすことが出来ます。春先に、または夏前の剪定のときに、双葉の先に小さな芽が出ている状態の、ほんの2〜3センチの枝先を挿し木しておくと、枯れてしまったときの代わりとして育てていくことが出来ます。
B 勝負は夏前に
 夏前に前の年よりも大きな枝ぶりになって、葉もたくさん増えていないと、秋以降にトラブルに見舞われやすくなります。大きく育つことが一番の健康法です。