2006年の桜の開花予報、第1回発表が3月1日にありました。
桜の開花予報は戦後に始まったことで、ソメイヨシノの基準木が各気象台ごとに選定
され、同じ木を毎年観察して5〜7個の花が咲いたときに「開花宣言」を出します。
東京だけは3本の基準木があって、そのうち2本以上に各5個以上咲いたときに「開花
宣言」することになっています。
なを、沖縄はカンヒザクラを、北海道はエゾヤマザクラを基準木に選定しています。
ふつう、桜前線は南から北上しますが、沖縄では北から南下します。沖縄のカンヒ
ザクラはその冬いちばんの寒さを感じると咲きだします。寒さがゆるいと、今年のように
1月の半ばになってやっと咲きます。
2006年の東京・横浜の桜は昨年よりも10日も早く、3月21日午後3時に開花
宣言が出されました。平年よりも7日早い開花となりました。
過去、もっとも早かったのは2002年3月16日でした。今年の開花日は史上3番
目に早い記録となりました。
気象庁とウェザーニュースとの開花予報の競争は気象庁に軍配が上がりました。
ただし、東京の靖国神社の基準木の開花というワンポイントの競い合いでの結果に
過ぎません。
全国の開花状況は、宮崎など九州7県、愛媛、高知、和歌山、静岡、神奈川、東
京など13都県で開花(基準木)しています。3月26日正午現在。
これらの地域での満開は、3月末から4月初めにかけてになりそうです。入学式
の頃には葉桜になってしまいそうです。