マサキルリマダラ

《学名》
 Euploea tulliolus

《分布(記録のある沖縄県の島)》
 沖縄本島、宮古島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、波照間島、与那国島
沖縄県以外の記録
 鹿児島県(奄美大島)

《成虫の生態・写真解説》
 成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』吸蜜植物(センダングサ類、モンパノキの枯れた花)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』同じ日に2例、観察・撮影できた。いずれも、防風林の中であった。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』。
【天敵】印です。
『撮影メモ』。
【分布】印です。迷蝶なので、島嶼で撮影・採集した個体を示す。
『撮影メモ』波照間島、与那国島(撮影個体は一部採集もしている)。

♂(センダングサ類の花で吸蜜)与那国島 2005年6月29日 ♀(センダングサ類の花で吸蜜)与那国島 2005年6月30日 ♂(モンパノキの枯れた花を吸っている)与那国島 2005年7月1日 ♀(モンパノキの枯れた花を吸っている)与那国島 2005年6月30日
♀(センダングサ類の花で吸蜜)与那国島 2005年6月29日 ♂ヘアペンシル 波照間島 2005年5月27日 交尾 与那国島 2005年6月30日10時32分 交尾 与那国島 2005年6月30日15時09分

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。まだまだ、新たなご投稿もお待ちしています。個体変異の参考になれば幸いです。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ。

食草》
 ホソバムクイヌビワ・ガジュマル・キョウチクトウ
【参考文献】日本産蝶類幼虫食草一覧(仁平勲・2004)

文献覚え書き
【2013年度発行文献より

 記録のまとめ(SATSUMA 150).

参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 杉本安夫 嗚呼,麗はしのEuploea―迷蝶の夏,八重山の夏― 32
 秋葉国広 1991年秋,八重山諸島で得られたマダラチョウ6種について 蝶研フィールド77
 西條 実 与那国発・迷蝶の記録 蝶研フィールド121
 小濱琢哉 1995,八重山,夏の迷蝶 蝶研フィールド122
 渡部 浩 波照間島でクルギイルリマダラを採集 蝶研フィールド131
 小濱 琢哉 1996年,八重山諸島で採集した迷マダラ 蝶研フィールド131
 中野善敏 1999年に八重山で採集した迷蝶 蝶研フィールド168
 石井博章 与那国島でマサキルリマダラを採集 蝶研フィールド182
 高橋直 2000年,八重山諸島における迷蝶の記録 蝶研フィールド186
 森崎譲 2001年,八重山の蝶 蝶研フィールド187
 下村卓見 2004年,八重山諸島で採集した迷蝶 蝶研フィールド223
 新田敦子 2005年初夏,与那国島で採集した迷蝶 蝶研フィールド232
 下村卓見 2005年5月の八重山、迷蝶の記録 蝶研フィールド234
 山口修 2005年,八重山諸島迷蝶の採集・目撃報告 蝶研フィールド237
 江口榮治 2005年与那国島での迷蝶採集記録 240
 新田智 2005年沖縄県各地で遭遇した数種のマダラチョウ科の迷蝶 蝶研フィールド241