求愛 大宜味村 2011年10月24日 交尾 津堅島 2011年12月19日 ♂(オキナワアズチグモに捕まる)波照間島 2005年5月28日 ♀(ヤマシロオニグモに捕食される)うるま市 2006年6月22日

リュウキュウアサギマダラ

《学名》
 Ideopsis similis

《分布(記録のある沖縄県の島)》
 硫黄鳥島、伊是名島、伊平屋島、野甫島、具志川島、水納島(本部町)、瀬底島、伊江島、古宇利島、屋我地島、奥武島(名護市)、沖縄本島、浜比嘉島、宮城島(うるま市)、伊計島、藪地島、南浮原島、浮原島、津堅島、久高島、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、外地島、安室島、儀志布島、屋嘉比島、粟国島、渡名喜島、久米島、奥武島(久米島町)、オーハ島、北大東島、南大東島、宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、水納島(多良間村)、石垣島、竹富島、小浜島、加屋真島、黒島、新城島、鳩間島、西表島、波照間島、与那国島、尖閣・魚釣島
沖縄県以外の記録
 福岡県、佐賀県、長崎県、長崎県(福江島)、鹿児島県、鹿児島県(甑島*、黒島*、種子島、屋久島、口永良部島、口之島、中之島、平島*、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島、喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、草垣群島草垣島)

《成虫の生態・写真解説》
 成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂の吸水。吸蜜植物(アブラナ、イジュ、オオハナウド、オニタビラコ、オヒルギ?(マングローブの一種)、カッコウアザミ、クフェア・ヒッソピフォリア、グミ、ゲッキツ、サクララン、シマイズセンリョウ、ショウジョウソウ、シマキツネノボタン、スイゼンジナ、センダングサ類、ダイコン、ツルソバ、ツルモウリンカ、ツワブキ、テリハクサトベラ、ネズミモチ、ニトベカズラ、ヒラミレモン、バクチノキ、パパイア雄株花、ヒカンザクラ、ビワ、ベニバナボロギク、ポインセチア、ホソバワダン、ホルトノキ、ムラサキケマン、ムラサキカタバミ、メキシコサワギク、モモ、ランタナ)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』写真の他にも数例撮影している。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』集団越冬。
【天敵】印です。
『撮影メモ』オキナワアズチグモ、ヤマシロオニグモ。

♂(ショウジョウソウの花で吸蜜)久米島町(奥武島)2003年6月2日 ♂(ツワブキの花で吸蜜)古宇利島 2003年12月21日 ♂(ツルモウリンカの花で吸蜜)波照間島 2004年5月27日 ♂(オヒルギ?(マングローブの一種)の花で吸蜜)うるま市 2004年6月22日
♀(ランタナの花で吸蜜)うるま市 2004年8月7日(新田敦子) ♀(スイゼンジナの花で吸蜜)うるま市 2005年5月11日 1頭(ニトベカズラの花で吸蜜)本部町 2005年7月30日 2頭(カッコウアザミの花で吸蜜)大宜味村 2005年8月14日
♀(パパイア雄株花で吸蜜)大宜味村 2005年9月12日 ♀(ホソバワダンの花で吸蜜)渡名喜敷島 2005年11月12日 ♂(ツルソバの花で吸蜜)大宜味村 2006年1月3日 ♂(ヒカンザクラの花で吸蜜)大宜味村 2006年1月28日
1頭(モモの花で吸蜜)大宜味村 2006年2月5日 1頭(ダイコンの花で吸蜜)大宜味村 2006年2月12日 1頭(カッコウアザミの花で吸蜜)大宜味村 2006年2月12日 1頭(ベニバナボロギクの花で吸蜜)大宜味村 2006年2月12日
1頭(ムラサキケマンの花で吸蜜)大宜味村 2006年2月13日(新田敦子) ♀(オニタビラコの花で吸蜜)大宜味村 2006年3月3日 1♀(シマキツネノボタンの花で吸蜜)大宜味村 2006年3月3日 ♀(ヒラミレモンの花で吸蜜)大宜味村 2006年3月11日
1頭(ネズミモチの花で吸蜜)うるま市 2006年4月5日 1頭(オオハナウドの花で吸蜜)国頭村 2006年4月30日(新田敦子) 1頭(ホルトノキの花で吸蜜)うるま市 2006年6月18日(新田敦子) ♀(ゲッキツの花で吸蜜)うるま市 2006年6月22日
♀(メキシコサワギクの花で吸蜜)大宜味村 2006年9月30日 1頭(クフェア・ヒッソピフォリアの花で吸蜜)大宜味村 2006年10月21日 1頭(ムラサキカタバミの花で吸蜜)大宜味村 2007年2月24日 1頭(グミの花で吸蜜)糸満市 2007年7月21日(新田敦子)
1頭(シマイズセンリョウの花で吸蜜)大宜味村 2009年2月22日 1頭(ビワの花で吸蜜)本部町 2012年11月13日(新田敦子) ♂(アブラナの花で吸蜜)本部町(水納島)2013年12月2日 1頭(ポインセチアの花で吸蜜)大宜味村 2014年04月21日
   
♀(センダングサ類の花で吸蜜)本部町 2014年9月9日 1頭(イジュの花で吸蜜)大宜味村 2019年01月16日    
♂(テリハクサトベラの花で吸蜜)うるま市浮原島 2017年5月24日 1頭(サクラランの花で吸蜜)津堅島 2018年5月25日(新田敦子) ♀(バクチノキの花で吸蜜)名護市 2018年10月23日 集団越冬 西表島 2009年12月30日(新田敦子)

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
食草》
 ケナシカモメズル、ツルモウリンカ、トキワカモメヅル、ナンゴクカモメヅル、ホウライカモメヅル、ヨナグニカモメヅル。
《文献覚え書き
【2018年度発行文献より】
 奥武島(名護市)、浮原島、南浮原島で確認、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
【2013年度発行文献より】

 記録のまとめ(SATSUMA 150)※甑島*、黒島*、平島*の記録が抜けている?.
 沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会)
《参考資料》

【参考文献】本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 鈴木智史 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド7
 木下民弥 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド14
 尾形之善 リュウキュウアサギマダラの採集記録 蝶研フィールド21
 小林幸雄 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド31
 浜 祥明 集団越冬中のリュウキュウアサギマダラ 蝶研フィールド32
 渡辺康之 リュウキュウアサギマダラの幼生期について 蝶研フィールド54
 土居通雅 リュウキュウアサギマダラの黒化型 蝶研フィールド60
 小路嘉明・米谷敦子 リュウキュウアサギマダラの新食草 蝶研フィールド69
 番場秀和 リュウキュウアサギマダラの黒化型 蝶研フィールド76
 戸田羊一 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド91
 番場圭介 リュウキュウアサギマダラの異常型2例 蝶研フィールド112
 新田 智 リュウキュウアサギマダラのいろいろな異常型 蝶研フィールド118
 竹井一 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド147
 野田 悦宏 リュウキュウアサギマダラの黒化型 蝶研フィールド147
 高橋英樹 屋久島冬季におけるリュウキュウアサギマダラ 蝶研フィールド154
 山口修 リュウキュウアサギマダラ黒化異常型の例 蝶研フィールド207
 野林千枝 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド207
 杉本安夫 リュウキュウアサギマダラの異常型 蝶研フィールド209
 大山清照 リュウキュウアサギマダラの斑紋拡大個体 蝶研フィールド218
 喜舎場孫進 リュウキュウアサギマダラの斑紋が流れた個体 蝶研フィールド224
 木下裕 リュウキュウアサギマダラの異常個体 蝶研フィールド229