▲交尾（←♀＋♂）伊平屋島　2004年3月25日 ▲交尾　石垣島　2008年5月31日 ▲♂（ハラビロカマキリに捕食される）うるま市　2004年8月7日 ▲♀（オキナワアズチグモに捕食される）うるま市　2011年10月9日

●チャバネセセリ●

《学名》
　Pelopidas mathias
《分布（記録のある沖縄県の島）》
　伊是名島、伊平屋島、野甫島、水納島（本部町）、瀬底島、伊江島、古宇利島、屋我地島、沖縄本島、平安座島、浜比嘉島、伊計島、藪地島、浮原島、津堅島、久高島、奥武島（南城市）、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、外地島、屋嘉比島、粟国島、渡名喜島、久米島、奥武島（久米島町）、オーハ島、北大東島、南大東島、宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、新城島、西表島、由布島、波照間島、与那国島
《成虫の生態・写真解説》
　成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである（植物名・天敵名）場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】▲印です。
『撮影メモ』♂♀の吸水。吸蜜植物（ツワブキ、センダングサ類、シロフジマメ、メヒルギ、ナーベラ、ランタナ、ゴーヤ、ゲッキツ、キバナランタナ、ブッソウゲ、リュウキュウボタンズル、ハイビスカス、タイワンレンギョウ、ムクゲ、ミジバヒルガオ、アメリカハマグルマ、グンバイヒルガオ、スィートアリッサム、センニチコウ、ニチニチソウ、ニトベカズラ、ムラサキノウゼン、セイヨウタンポポ、ムラサキカタバミ、パンジー、ブルーサルビア、シロバナシマアザミ、イカダカズラ、クロヨナ、オニタビラコ、ノゲイトウ、テリハクサトベラ、キバナタマスダレ、アデニューム、キダチハマグルマ、ヒルザキツキミソウ、ホコバテイキンザクラ、ヤエヤマアオキ、サキシマフヨウ、ヒカンザクラ、ハルノノゲシ）。吸汁（鳥糞）
【交尾・求愛】▲印です。
『撮影メモ』写真の他に数例撮影している。
【成虫のその他の生態】▲印です。
『撮影メモ』。
【天敵】▲印です。
『撮影メモ』オキナワアズチグモ、ハラビロカマキリ。
※幼生期の寄生・天敵は本種幼生期図鑑へ。
▲♀（ツワブキの花で吸蜜）粟国島　2004年1月3日 ▲♀（センダングサ類の花で吸蜜）伊江島　2004年3月16日 ▲♀（シロフジマメの花で吸蜜）うるま市　2004年4月20日 ▲♀（メヒルギの花で吸蜜）うるま市　2004年6月4日
▲♂（ナーベラの花で吸蜜）うるま市　2004年6月14日 ▲♀（ランタナの花で吸蜜）うるま市　2004年7月23日 ▲♂（ゴーヤの花で吸蜜）うるま市　2004年8月7日 ▲♂（ゲッキツの花で吸蜜）うるま市　2004年8月15日
▲♂（キバナランタナの花で吸蜜）うるま市　2004年8月17日 ▲♂（ブッソウゲの花で吸蜜）うるま市　2004年8月19日 ▲♂（リュウキュウボタンズルの花で吸蜜）うるま市　2004年8月19日 ▲♂（ハイビスカスの花で吸蜜）うるま市　2004年8月20日
▲♂（タイワンレンギョウの花で吸蜜）うるま市　2004年8月20日 ▲♀（ムクゲの花で吸蜜）うるま市　2004年8月22日 ▲♂（モミジバヒルガオの花で吸蜜）うるま市　2004年8月22日 ▲♀（アメリカハマグルマの花で吸蜜）うるま市　2004年8月22日
▲♂（グンバイヒルガオの花で吸蜜）西表島　2004年9月27日 ▲♂（スィートアリッサムの花で吸蜜）那覇市　2005年9月3日 ▲♀（センニチコウの花で吸蜜）那覇市　2005年10月7日 ▲♀（ニチニチソウの花で吸蜜）那覇市　2005年10月7日
▲♀（ニトベカズラの花で吸蜜）うるま市　2005年10月11日 ▲♀（ムラサキノウゼンの花で吸蜜）うるま市　2005年10月11日 ▲♀（セイヨウタンポポの花で吸蜜）うるま市　2005年12月10日 ▲♀（ムラサキカタバミの花で吸蜜）うるま市　2006年2月28日
▲♀（パンジーの花で吸蜜）うるま市　2006年3月31日 ▲♀（ブルーサルビアの花で吸蜜）那覇市　2006年4月1日 ▲♀（シロバナシマアザミの花で吸蜜）大宜味村　2006年4月8日 ▲♀（イカダカズラの花で吸蜜）うるま市　2006年7月7日
▲♂（鳥糞を吸い戻し）うるま市　2006年8月4日 ▲♀（クロヨナの花で吸蜜）糸満市　2006年10月22日 ▲♀（オニタビラコの花で吸蜜）うるま市　2007年2月15日 ▲♀（ノゲイトウの花で吸蜜）西表島　2008年12月13日
▲♂吸水　阿嘉島　2010年5月26日 ▲♂（テリハクサトベラの花で吸蜜）国頭村　2011年7月12日 ▲♀（キバナタマスダレの花で吸蜜）うるま市　2011年8月10日 ▲♀（アデニュームの花で吸蜜）うるま市　2011年8月17日
▲♀吸水　北中城村　2012年4月1日 ▲♂（キダチハマグルマの花で吸蜜）うるま市　2012年5月11日 ▲♀（ヒルザキツキミソウの花で吸蜜）うるま市　2014年5月20日 ▲♂（ホコバテイキンザクラの花で吸蜜後）うるま市　2005年7月30日（新田敦子）
▲1頭（ヤエヤマアオキの花で吸蜜）名護市　2006年8月8日（新田敦子） ▲♀（サキシマフヨウの花で吸蜜）西表島　2008年12月18日（新田敦子） ▲♀（ヒカンザクラの花で吸蜜）名護市　2018年10月23日（新田敦子） ▲♂（ハルノノゲシの花で吸蜜）うるま市　2019年1月11日

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。（これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています）。
★クリックしてね→本種標本写真へ。
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
★クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
【類似種の見分け方／おすすめサイト】
　日本産蝶類の見分け方を生態写真で紹介している「蝶鳥ウォッチング」は、雌雄の特徴を図解で分かりやすく解説しています。なお、「蝶鳥ウォッチング」サイトへのリンクは支配人のYODA氏の了解を得ています。
★クリックしてね→「チャバネセセリ雌雄差とトガリチャバネセセリとの比較図」の詳細は「蝶鳥ウォッチング」へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
★クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ。
《食草》
　アブラススキ、イネ、イヌシバ、エノコログサ、エダウチチヂミザサ、オガサワラスズメノヒエ、オヒシバ、ギネアキビ、ササクサ、サトウキビ、ザラツキエノコロ、シュロガヤツリ、ススキ、セイバンモロコシ、タイワンカモノハシ、タチスズメノヒエ、タツノツメガヤ、ダンチク、チガヤ、ナピアグラス、ハイキビ、ハマスゲ、パラグラス、ヒメササキビ、ムラサキヒゲシバ、メヒシバ、ヨシススキ、リュウキュウチク。
《文献覚え書き》
【2018年度発行文献より】
　浮原島で確認、新田智・新田敦子「特集；離島大好き編（2003年〜2017年）」、ありんくりん通信　特別号（2018）；1-8.
【2015年度発行文献より】
　食草；シュロガヤツリ、チャバネセセリ若齢幼虫と巣　うるま市　2012年2月12日　新田智（本誌編集部、ありんくりん通信5、5）.
【2013年度発行文献より】
　沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会).
《参考資料》
★本種に関する双尾II発行文献（「ありんくりん通信」、通巻数、ページ）
本誌編集部　沖縄蝶の食草　シュロガヤツリ、ありんくりん通信5、5.
《参考資料》
【参考文献】本種に関する蝶研フィールドについて（数字は通巻号数）
　小泉雅弘　チャバネセセリの異常型　159