求愛(左♂・右♀)うるま市 2009年11月27 交尾(左♀・右♂)うるま市 2009年10月14日 ♂(ホシスジオニグモに捕食)うるま市 2008年10月14日 ♂(ジョロウグモに捕食)大宜味村 2008年10月19)

ルリウラナミシジミ

《学名》
 
Jamides bochus
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 伊平屋島、水納島(本部町)、瀬底島、伊江島、古宇利島、沖縄本島、浜比嘉島、伊計島、南浮原島。薮地島、津堅島、久高島、渡嘉敷島、外地島、儀志布島、久場島、粟国島、渡名喜島、久米島、南大東島、宮古島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、鳩間島、西表島、新城島、波照間島、与那国島
沖縄県以外の記録
 
和歌山県、福岡県、福岡県(地島)、佐賀県、佐賀県(馬渡島)、長崎県、長崎県(伊王島、対馬、平戸島、上五島町;中通島)、熊本県、熊本県(天草下島)、宮崎県、鹿児島県、鹿児島(長島・獅子島、上甑島*、竹島、硫黄島、黒島、種子島、屋久島、口之永良部島、口之島、諏訪之瀬島、宝島、奄美大島、加計呂麻島、徳之島、沖永良部島、与論島)
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂の鳥糞を吸っている。吸蜜植物(タイワンレンギョウ、アメリカハマグルマ、シロフジマメ、ホコバテイキンザクラ、ナンバンコマツナギ、ジシバリ、カタバミ、タイワンクズ、センダングサ類、ニガウリ、ムラサキイノコズチ、ハマビワ、ヒカンザクラ、ブッソウゲ、ヌマダイコン、ヒメジョオン)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』交尾は写真の他にも数例撮影している。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』。
【天敵】印です。
『撮影メモ』ホシスジオニグモ、ジョロウグモ。
【分布】印です。八重山・宮古では土着しているが、宮古以北の島嶼は迷蝶扱いなので、島嶼で撮影した個体を示す。
『撮影メモ』沖縄本島(大宜味村、今帰仁村、うるま市、那覇市)、粟国島、渡名喜敷島、伊江島、古宇利島、津堅島、久高島、渡嘉敷島。

♂(タイワンレンギョウの花で吸蜜)うるま市 2003年7月30日 ♀(アメリカハマグルマの花で吸蜜)西表島 2003年8月6日 ♂(シロフジマメの花で吸蜜)うるま市 2004年5月5日 ♂(ホコバテイキンザクラの花で吸蜜)那覇市 2004年8月14日
♀(ナンバンコマツナギの花で吸蜜)うるま市 2006年11月21日 ♀(ジシバリの花で吸蜜)うるま市 2006年12月31日 ♀(カタバミの花で吸蜜)うるま市 2006年12月31日 ♂(タイワンクズの花で吸蜜)うるま市 2007年1月1日
♂(センダングサ類の花で吸蜜)粟国島 2007年3月24日 ♂(ニガウリの花で吸蜜)うるま市 2009年11月6日 ♀(ムラサキイノコズチの花で吸蜜)伊江島 2009年11月8日 ♀(ハマビワの花で吸蜜)伊江島 2009年11月8日
♀(ヒカンザクラの花で吸蜜)伊江島 2009年11月8日 ♂(ブッソウゲの花で吸蜜)西表島 2010年1月2日 1頭(ヌマダイコンの花で吸蜜)西表島 2010年6月26日(新田敦子) ♂(ゲットウの葉裏についた鳥糞を吸っている)瀬底島 2010年11月24日
♀(センダングサ類の花で吸蜜)久高島 2010年12月5日 ♂(ヒメジョオンの花で吸蜜)今帰仁村 2012年9月3日 ♀(センダングサ類の花で吸蜜)津堅島 2014年1月1日(新田敦子) ♀ 渡名喜敷島 2005年11月14日
 
♀ 古宇利島 2010年11月2日 ♂ 渡嘉敷島 2013年11月6日 ♂ うるま市南浮原島 2016年10月28日 新田智(同島未記録)  
《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
食草》
 アフリカタヌキマメ、オオヤブツルアズキ、クロタラリア、クロバナツルアズキクロヨナシイノキカズラシロフジマメタイワンクズ、タカナタマメ、デリス、トウアズキ 、ナンバンコマツナギ、ナンテンカズラ、ナンバンアカバナアズキ、ハマナタマメ、ハマササゲ(ハマアズキ)、ヒメノウゼンカズラ、フジマメ、リュウキュウコマツナギ。
《文献覚え書き
【2018年度発行文献より】
  伊平屋島で初記録の種;ルリウラナミシジミ1♀ 腰岳林道 2017年11月7日ほか、長田勝。野林千枝・長田勝・小浜継雄・松村雅史・山崎仁也「2017年・伊平屋島の蝶の目撃及び採集記録(11月6日〜11月9日) 」、琉球の昆虫42(5-8).
 新城島で初記録の種;ルリウラナミシジミ(1♂3♀ 11月15日ほか)。青木一宰・木村正明「新城島で確認した蝶類(2017年)」、琉球の昆虫42(151-153).
 ルリウラナミシジミ;新城島(2017年投稿中)、青木一宰 八重山諸島島嶼別蝶類分布表より初プロット、八重山採集観察地ガイド;32-35.

 薮地島、南浮原島で確認(新田智)、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
【2017年度発行文献より】

 1♂2♀、久米島島尻アーラ林道、2016年11月10日 青木一宰;(青木一宰「ルリウラナミシジミの久米島での記録」
琉球の昆虫41号、158).
【2016年度発行文献より】

 三島村(竹島・硫黄島・黒島)の記録;(福田晴夫・守山泰司・金井賢一「鹿児島県三島村の硫黄島及び竹島のチョウ類2015年の調査結果とチョウ相成立史の検討」鹿児島県立博物館研究報告 第35号(平成28年).

【2013年度発行文献より

 記録のまとめ(SATSUMA 150)※上甑島の記録が抜けている.

【2012年度発行文献より】

 分布;長崎県(上五島町;中通島) 矢後勝也「2011年の昆虫界をふりかえって」、月刊むし493(2012)
 食草;ヒメノウゼンカズラ 中峯芳郎、SATSUMA147
 分布;1♂1♀ 熊本県天草下島 2011年11月4日 守山泰司、SATSUMA148。
【2011年度発行文献より】
 久高島のルリウラナミシジミ;琉球の昆虫(35)、(新田敦子)
参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 松田敏生・松田由 指宿市魚見岳におけるルリウラナミシジミの撮影 3
 藤原孝夫 ルリウラナミシジミの異常型 17
 永田隆 ルリウラナミシジミの新食草 29
 小路嘉明 ルリウラナミシジミの産卵植物としてのナンバンコマツナギ 30
 石川邦彦 ルリウラナミシジミの異常型 33
 鈴木茂敏 ルリウラナミシジミの斑紋異常型 76
 秋葉国広 西表島でルリウラナミシジミの性モザイク個体を採集 77
 新田智 ルリウラナミシジミの性モザイク(?) 117
 永渕成樹・吉田喜美明 長崎県伊王島でルリウラナミシジミを採集 129
 山口修 種子島でルリウラナミシジミを採集 176
 岩崎郁雄 宮崎県のルリウラナミシジミ 178
 里中正紀 沖縄島名護市でルリウラナミシジミを採集 223
 新田智 沖縄島でルリウラナミシジミ,渡嘉敷島でウスアオオナガウラナミシジミ・メスアカムラサキの発生を確認 237
 伊達常雄 福岡県宗像市でルリウラナミシジミを採集 259・260