シロウラナミシジミ

《学名》
 
Jamides alecto
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 沖縄島、石垣島、黒島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島
沖縄県以外の記録
 宮崎県、鹿児島県、鹿児島県(奄美大島)
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』吸蜜植物(センダングサ類、リュウキュウイナモリ)、♂吸水。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』挑戦したい。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』。
【天敵】印です。
『撮影メモ』。
【分布】印です。迷蝶なので、島嶼で撮影・採集した個体を示す。
『撮影メモ』西表島(撮影個体は一部採集もしている)。

♂(センダングサ類の花で吸蜜)西表島 2010年6月27日 ♀(センダングサ類の花で吸蜜)西表島 2010年6月26日 ♀(リュウキュウイナモリで吸蜜)西表島 2010年6月24日 1頭(リュキュウイナモリの花で吸蜜)西表島 2010年6月29日(新田敦子)
     
♂吸水 西表島 2015年6月17日      
《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
食草》
 ハルウコン(キョウオウ)、ウコン、ハナシュクシャ、イリオモテクマタケラン、ハナショウガ、ゲットウ、インゲン(代用食)、ミョウガ(代用食)。クロバナツルアズキ
《文献覚え書き
【2019年度発行文献より】
 沖縄本島初記録;シロウラナミシジミ1♂撮影 大宜味村喜如嘉 2018年10月19日、市田(ほか同地で複数例)。1♂ 大宜味村押川 2018年11月4日、青木(ほか同地で複数例)。1♂ 名護市大川 2018年11月5日、木村。「シロウラナミシジミを沖縄島で確認・採集」青木一宰・市田則孝・木村正明『月刊むし 576号』51-52..

【2018年度発行文献より】
 シロウラナミシジミ;小浜島、青木一宰 八重山諸島島嶼別蝶類分布表より初プロット、八重山採集観察地ガイド;32-35.

【2016年度発行文献より】

 クロバナツルアズキの花を食べていた;西表島祖納 2014年11月6日採取→♂(モザイク個体)羽化 2014年12月17日。熊谷隆「クロバナツルアズキの花を食べていたシロウラナミシジミ」季刊ゆずりは68;63.
【2014年度発行文献より】

 シロウラナミシジミ;♂ 黒島保里 2001年11月24日 菅原春良、菅原春良・高橋直(2014)日本の迷蝶大図鑑(むし社).
【2013年度発行文献より】
 記録のまとめ(SATSUMA 150).
《参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 木下民弥 西表島でシロウラナミシジミを採集 15
 三田隆生 1988年秋,与那国島で発生したシロウラナミシジミについて 36
 小路嘉明・米谷敦子 1990年秋,西表島でシロウラナミシジミが発生 59
 永田隆 石垣島でシロウラナミシジミを採集 59
 浅香克彦 シロウラナミシジミをミョウガで飼育 83
 青木一宰 波照間島でシロウラナミシジミを採集 147
 高崎浩一朗 シロウラナミシジミの飼育・交配および母蝶採卵による生態観察 166
 井澤光太 石垣島で採集したシロウラナミシジミ 186
 新田智 西表島においてイリオモテクマタケランよりシロウラナミシジミの発生を確認 204
 浜祥明 シロウラナミシジミの食草について 210
 浜祥明 インゲンマメを食べたシロウラナミシジミの幼虫 240