求愛〜交尾(♀の横に止まる♂、連続)名護市 2009年1月17日11時22分 求愛〜交尾(♂が尾端を曲げる、連続)名護市 2009年1月17日11時22分 求愛〜交尾(交尾成立、連続)名護市 2009年1月17日11時22分 ♂(カタツムリの背で日光浴)うるま市 2004年4月16日
♀(ハナグモに捕食される)うるま市 2004年4月22日 ♀(ハエトリグモに捕食される)うるま市 2004年5月4日 ♀(オオジョロウグモに捕食される)国頭村 2009年9月15日 ♀(オキナワアズチグモに捕食される)うるま市 2011年5月19日

ウラナミシジミ

《学名》
 
Lampides boeticus
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 硫黄鳥島、伊是名島、伊平屋島、野甫島、水納島(本部町)、瀬底島、伊江島、古宇利島、屋我地島、奥武島(名護市)、沖縄本島、浜比嘉島、宮城島(うるま市)、伊計島、藪地島、津堅島、久高島、奥武島(南城市)、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、外地島、ナガンヌ島、久場島、粟国島、渡名喜島、久米島、奥武島(久米島町)、オーハ島、北大東島、南大東島、宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、加屋真島、黒島、新城島、鳩間島、西表島、外離島、波照間島、与那国島、尖閣・魚釣島、北小島
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂の吸水。吸蜜植物(フジマメ、シロバナミヤコグサ、シロフジマメ、ランタナ、サキシマフヨウ、ホソバワダン、クロタラリア、ブルーサルビア、キダチハマグルマ、アメリカハマグルマ、レモンミント、ノゲイトウ、バジルの一種の、ナンバンコマツナギ、ハマササゲ、ハカマカズラ、タイワンレンギョウ、マルバタケハギ、ナンゴクネジバナ、マルバコマツヨイグサ?、ツルボ、シロミルスベリヒユ、テンニンギク、シロツメクサ、ツツジ)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』写真は求愛から交尾の瞬間を撮影した。横並びになったらすぐに♂は尾端を曲げ、すんなりと交尾が成立した。写真の他にも数例撮影している。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』日光浴。
【天敵】印です。
『撮影メモ』ハナグモ、ハエトリグモ、オオジョロウグモ、オキナワアズチグモ。

♂(フジマメの花で吸蜜)伊平屋島 2003年4月20日 1頭(シロバナミヤコグサの花で吸蜜)伊平屋村(野甫島)2003年4月20日 ♂(シロフジマメの花で吸蜜)うるま市 2004年4月15日 ♀(ランタナの花で吸蜜)うるま市 2004年5月4日
♂海水吸水 波照間島 2004年5月27日 ♂吸水 石垣島 2004年10月10日 ♀(サキシマフヨウの花で吸蜜)西表島 2004年12月10日 ♀(ホソバワダンの花で吸蜜)渡名喜敷島 2005年11月12日
♀(クロタラリアの花で吸蜜)うるま市 2006年2月27日 ♀(ブルーサルビアの花で吸蜜)那覇市 2006年4月1日 ♀(キダチハマグルマの花で吸蜜)伊江島 2006年4月24日 ♀(アメリカハマグルマの花で吸蜜)糸満市 2006年6月3日
♂(レモンミントの花で吸蜜)那覇市 2006年8月31日 ♂(ノゲイトウの花で吸蜜)うるま市 2006年11月23日 ♂(バジルの一種の花で吸蜜)那覇市 2006年5月27日16時30分(新田敦子) ♀(ナンバンコマツナギの花で吸蜜)西表島 2006年11月5日(新田敦子)
♂(ハマササゲの花で吸蜜)津堅島 2007年6月10日 ♂(ハカマカズラの花で吸蜜)うるま市 2007年6月28日 ♂(タイワンレンギョウの花で吸蜜)うるま市 2008年11月22日 ♀(マルバタケハギの花で吸蜜)うるま市 2009年3月27日
♀(ナンゴクネジバナの花で吸蜜)うるま市 2009年3月27日 ♂(マルバコマツヨイグサ?の花で吸蜜)大宜味村 2009年4月12日 ♀(ツルボの花で吸蜜)うるま市 2009年11月4日 ♂(シロミルスベリヒユの花で吸蜜)うるま市 2011年7月29日
 
♀(テンニンギクの花で吸蜜)うるま市 2014年2月11日 ♀(シロツメクサの花で吸蜜)うるま市 2014年4月4日 ♂(ツツジの花で吸蜜)国頭村 2017年5月5日(新田敦子)  

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
《食草》
 
アカツメクサ、アズキ、アフリカタヌキマメ、アメリカセンナ、アメリカデイゴ 、イソフジ、インゲンマメ、エンドウ、オオヤブツルアズキ、カラスノエンドウ、キマメ、クサセンナ(オオハブソウ)、クソエンドウ、クロタラリアクロバナツルアズキクロヨナ、コバノセンナ、コブトリソウ、シカクマメ、シロフジマメ、ソラマメ、ダイズ、タイワンクズ、タカナタマメ、タヌキマ、ツノクサネム、デリス、トウアズキ、ナタマメ、ナンバンアカバナアズキ、ナンバンコマツナギ、ハブソウ、ハマササゲ(ハマアズキ)、ハマエンドウ、ハマセンナ、ハマナタマメ、フジマメ、ミヤコグサ、メドハギ、ヤマハギ、ラッカセイ(落花生)、リュウキュウハギ。
《文献覚え書き
【2018年度発行文献より】
 ウラナミシジミ♂ 野甫島 2003年4月20日(新田智)、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
【2014年度発行文献より】

 名護市奥武島;ウラナミシジミ1♂、2005年11月11日(白井和伸、琉球の昆虫38;61)
【2013年度発行文献より

 
沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会)
 食草;コブトリソウ (月刊むし「特集:2012年の昆虫界をふりかえって」。元出典;佐藤聖準、岩手蟲乃会会報39、2012)
 食草;アカツメクサ (月刊むし「特集:2012年の昆虫界をふりかえって」。元出典;蛭川憲男、Butterflies-T 60 、2012)

【2012年度発行文献より】

 タヌキマメ 林悦子、SATSUMA147

《参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 広畑政己 ウラナミシジミの越冬について 12
 高島千洋 ウラナミシジミの斑紋異常型 33
 井沢真 岐阜県における早春のウラナミシジミの記録 62
 小路嘉明 ウラナミシジミの意外な食草ツメレンゲ 64
 米谷敦子 ウラナミシジミの寄生蝿 64
 芦沢一郎 ウラナミシジミの斑紋異常個体 78
 中井博喜 ツメレンゲを食するウラナミシジミ 86
 中島悦雄 ウラナミシジミ,ビワの花芽を食う 133
 八島淳一郎 宮城県のウラナミシジミ 164
 伊藤寿 秋田県でウラナミシジミを採集 164
 廣本一信 ウラナミシジミがケナフに産卵 177
 新田智 シロフジマメの葉上にいるカタツムリの背に止まり休むウラナミシジミ♂ 218
 足立慎一 石垣島で採集した低温期型と思われる美しい個体2種 227
 蛭川憲男 上高地でウラナミシジミを観察・撮影 235
 伊藤建生・中谷貴壽 上高地にけるウラナミシジミの記録 235
 松岡望 低温期の特徴が出たウラナミシジミ 240
 丸山良二 ウラナミシジミのマメ科植物以外への産卵例 248