交尾 西表島 2005年4月2日 交尾(左♂・右♀)大宜味村 2010年11月1日 求愛(上♀・下♂)津堅島 2003年5月4日(新田敦子) 同左交尾成立(上♀・下♂)津堅島 2003年5月4日(新田敦子)
 
♂(ジョロウグモに捕食される)大宜味村 2010年10月24日 ♂(オキナワアズチグモに捕食される)大宜味村 2011年10月25日 ♂(チュラオニグモに捕食される)うるま市 2011年12月7日  

リュウキュウミスジ

《学名》
 
Neptis hylas
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 伊是名島、伊平屋島、水納島(本部町)、瀬底島、伊江島、古宇利島、屋我地島、奥武島(名護市)、沖縄本島、浜比嘉島、伊計島、藪地島、津堅島、久高島、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、粟国島、渡名喜島、久米島、オーハ島、宮古島、来間島、伊良部島、下地島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、新城島、波照間島、与那国島
沖縄県以外の記録
 鹿児島県(小宝島、喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島)
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂♀の吸水。吸蜜植物(ヤエヤマアオキ、オオイワガネ、ノゲイトウ、センダングサ類、ススキ、ベニツツバナ、ツルソバ)。吸汁(クワズイモの熟果、ミミズの死骸、鳥糞?、ヤエヤママダラゴキブリの死骸、クモ?の死骸、バンジロウの熟果、ギンネムの蕾についたアブラムシ、ランタナの熟果、ワタアブラムシの排泄物?)
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』写真以外にも数例撮影している。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』
【天敵】印です。
『撮影メモ』ジョロウグモ、オキナワアズチグモ、チュラオニグモ。

♂吸水 国頭村 2005年9月25日 1頭(ヤエヤマアオキの花を吸っている)名護市 2006年7月29日(新田敦子) ♀(オオイワガネの花で吸蜜)那覇市 2007年7月15日(新田敦子) ♀(ノゲイトウの花で吸蜜)西表島 2008年12月11日(新田敦子)
♀吸水 西表島 2008年12月21日(新田敦子) ♀(クワズイモの熟果を吸っている)今帰仁村 2009年9月5日 ♀(ミミズの死骸を吸っている)国頭村 2009年9月27日 ♂(センダングサ類の花で吸蜜)大宜味村 2010年2月21日
♀(鳥糞?を吸っている)名護市 2010年3月6日 ♀(ヤエヤママダラゴキブリの死骸を吸っている)西表島 2010年6月29日 ♀(クモ?の死骸を吸っている)今帰仁村 2010年7月17日 ♂(バンジロウの熟果を吸汁)うるま市 2010年8月12日
1頭(ススキの花を吸っている)本部町 2010年11月11日(新田敦子) ♂(ギンネムの蕾についたアブラムシを吸っている) 古宇利島 2010年11月16日 ♂(ランタナの熟果を吸っている)本部町 2011年10月19日 ♂(ベニツツバナの蕾を吸っている)本部町 2011年10月19日(新田敦子)
 
♂(ワタアブラムシの排泄物?を吸っている)うるま市 2011年11月14日 同左イヌビワに発生したワタアブラムシ うるま市 2011年11月14日 1頭(ツルソバの花で吸蜜)名護市 2012年1月2日(新田敦子)  

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
 産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ羽化シーンも見てね!
食草》
 イルカンダ、インゲンマメ、オオヤブツルアズキ、カショウモダマ(カショウクズマメ)、シカクマメ、シバハギ、ダイズ、タイワンクズ、タカナタマメ、タチシバハギ、タマツナギ、タンキリマメ、デリス、トキワヤブハギ、ナタマメ、ナンバンサイカチ、ハカマカズラ、ハナセンナ、ヒスイカズラ、ヒナアズキ(コバノツルアズキ)、フジボグサ、ミソナオシ、メドハギ、ヤマハギ、リュウキュウヌスビトハギ
《文献覚え書き
【2018年度発行文献より】
 新城島で初記録の種;リュウキュウミスジ(1♂ 11月15日ほか)。青木一宰・木村正明「新城島で確認した蝶類(2017年)」、琉球の昆虫42(151-153)
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 リュウキュウミスジ;新城島(2017年投稿中)、青木一宰 八重山諸島島嶼別蝶類分布表より初プロット、八重山採集観察地ガイド;32-35.

 奥武島(名護市)
で確認、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
【2015年度発行文献より】

 天敵;チュラオニグモ、リュウキュウミウスジ♂ うるま市 2011年12月7日(新田智、ありんくりん通信6、5).
【2013年度発行文献より

 記録のまとめ(SATSUMA 150).
 沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会).
《参考資料》
★本種に関する双尾II発行文献
(「ありんくりん通信」、通巻数、ページ)
新田智 美しき・ハンター チュラオニグモ、ありんくりん通信6、5.
《参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 山田裕之 リュウキュウミスジの異常型 44
 新田智 リュウキュウミスジの新食樹 135
 松野宏・稲田昭 鹿児島県喜界島でのリュウキュウミスジ定着を確認 234