♂(オオキンケイギクの花でオキナワアズチグモに捕食されている)うるま市 2010年6月12日 ♀(ジョロウグモに捕食される)本部町 2012年11月12日 ♂(ハラビロカマキリに捕食される)うるま市 2012年05月15日 求愛→交尾拒否 北中城村 2012年3月14日
交尾 うるま市 2014年9月20日15時45分(上♀・下♂) 同左交尾個体 15時46分(上♀・下♂) 同左交尾個体 15時50分(上♂・下♀) 同左交尾個体 15時54分(上♀・下♂)

ツマグロヒョウモン

《学名》
 
Argyreus hyperbius
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 硫黄鳥島、伊是名島、伊平屋島、野甫島、水納島(本部町)、瀬底島、伊江島、古宇利島、屋我地島、奥武島(名護市)、沖縄本島、浜比嘉島、宮城島(うるま市)、伊計島、藪地島、津堅島、久高島、奥武島(南城市)、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、安室島、粟国島、渡名喜島、久米島、北大東島、南大東島、宮古島、池間島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、鳩間島、西表島、波照間島、与那国島、尖閣・魚釣島
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂の吸水(翅を開いて吸水)。吸蜜植物(センダングサ類、アブラナ、ヒラミレモン、ネズミモチ、アメリカハマグルマ、ヘチマ、タイワンレンギョウ、セイヨウタンポポ、モンパノキ、コスモス、シロバナシマアザミ、ホソバワダン、ランタナ、トベラ、ツワブキ、ショウジョウボク(ポインセチア)、ムラサキカタバミ)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』2014年09月20日の交尾個体は15時45分〜交尾が解ける16時25分まで観察(交替飛翔。←♀+♂で飛び、その後2度←♂+♀、大きく←♀+♂、その後下の♂が反転しながら飛び上がり交尾は解ける)。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』。
【天敵】印です。
『撮影メモ』オキナワアズチグモ、ジョロウグモ、ハラビロカマキリ。

♀(センダングサ類の花で吸蜜)うるま市 2006年1月1日 ♀(アブラナの花で吸蜜)うるま市 2006年1月1日 ♂吸水 大宜味村 2006年3月4日 ♂(ヒラミレモンの花で吸蜜)大宜味村 2006年3月11日
♂(ネズミモチの花で吸蜜)うるま市 2006年4月5日 ♀(アメリカハマグルマの花で吸蜜)うるま市 2006年6月21日 ♀(ヘチマの花で吸蜜)うるま市 2006年7月17日 ♂(タイワンレンギョウの花で吸蜜)名護市 2006年7月29日(新田敦子)
♂(セイヨウタンポポの花で吸蜜)うるま市 2007年2月27日 ♀(モンパノキの花で吸蜜)那覇市 2007年7月15日 ♂(コスモスの花で吸蜜)那覇市 2009年2月8日 ♀(シロバナシマアザミの花で吸蜜)名護市 2009年4月18日
   
♂(ホソバワダンの花で吸蜜)うるま市 2009年12月2日 ♂(ムラサキカタバミの花で吸蜜)名護市 2018年12月14日    
♂(ショウジョウボク(ポインセチア)の花で吸蜜)名護市 2018年12月18日 ♂(ランタナの花で吸蜜)大宜味村 2011年6月17日(新田敦子) ♀(トベラの花で吸蜜)恩納村 2012年3月6日(新田敦子) ♀(ツワブキの花で吸蜜)本部町 2012年11月13日(新田敦子)
       
       
《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
 産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
食草》
 サンシキスミレ、タチツボスミレ、ヤエヤマスミレ、リュウキュウコスミレ、リュウキュウシロスミレ。
《文献覚え書き
【2018年度発行文献より】
 奥武島(名護市)で確認、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
【2013年度発行文献より】

 沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会)
《参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 飯干正義 ツマグロヒョウモン雌雄型を採集 35
 杉原文博 ツマグロヒョウモンの異常型を奄美大島で採集 35
 秋田勝巳 奈良県大台ヶ原におけるクロコノマチョウとツマグロヒョウモンの記録 36
 塚越章雄 ツマグロヒョウモンの軽微な異常型 39
 芦沢一郎 ツマグロヒョウモン終齢幼虫の斑紋異常 50
 難波正幸 葛藤―ツマグロヒョウモン― 59
 小路嘉明 ツマグロヒョウモンの黒化異常型を採集 78
 渡辺博信 新潟県でツマグロヒョウモンを採集 84
 武田昭郎 青森県八戸市内でツマグロヒョウモンを採集 84
 松井高根 横浜市にてツマグロヒョウモンを採集 84
 小松清弘 ツマグロヒョウモンの異常型を採集 93
 眞田幹雄 ツマグロヒョウモン,京都市内で発生 94
 小林幸雄 ツマグロヒョウモンの白化異常型 95
 山本直樹 ツマグロヒョウモンの黒化異常型を採集 95
 林達男 長野県海の口でツマグロヒョウモンを採集 95
 新田智 ツマグロヒョウモンの白化異常型 99
 山本勝之 入笠山でツマグロヒョウモンを採集 103
 小泉雅弘 新潟県奥只見でツマグロヒョウモンを採集 103
 石崎達雄 ツマグロヒョウモン春の記録 111
 法西浩 兵庫県日高町でツマグロヒョウモンの蛹を採集 115
 小松清弘 北海道阿寒湖でツマグロヒョウモンを採集 119
 中村英夫 ツマグロヒョウモンの異常型 123
 中橋利和 ツマグロヒョウモンの翅脈・斑紋異常型 123
 菊地泰雄 ツマグロヒョウモンを12月に静岡市で採集 123
 竹井一 岐阜県高山市でツマグロヒョウモンを採集 140
 高木秀了 ツマグロヒョウモンの異常型 148
 西村公夫 飛弾・越中のツマグロヒョウモン 148
 津田芳之 神奈川県丹沢でツマグロヒョウモンを採集 154
 竹内尚徳 ツマグロヒョウモンの成虫記録と生態観察 164
 法西浩 兵庫県北部のツマグロヒョウモン 164
 増田宣雄 ツマグロヒョウモンを千葉県銚子市で採集 164
 宮内隆夫 東京都のツマグロヒョウモン 164
 岩田靖 長野市でツマグロヒョウモンを採集 164
 後藤昌弘 ツマグロヒョウモンの異常型 167
 萩原俊英 長野県中部のツマグロヒョウモンの記録 174
 南波明夫 新潟県上越市でツマグロヒョウモンを採集 174
 芦澤一郎 神奈川県産ツマグロヒョウモンの異常型 178
 後藤昌弘 猪名川堤防のシルビアシジミ・ツマグロヒョウモン 181
 菊地泰雄 名古屋市内の駅ホームでツマグロヒョウモンの幼虫発生 181
 井形啓一郎 横浜市緑区新治町におけるツマグロヒョウモンの観察記録 185
 上原一恭 青森県深浦町でツマグロヒョウモンを採集 185
 中川利勝 長野県松本市でツマグロヒョウモンを採集 189
 野林千枝 ツマグロヒョウモンの異常型 192
 後藤寿恵子 アズチグモ♀に捕らえられたツマグロヒョウモン♂ 196
 西海正彦 東日本におけるツマグロヒョウモンの盛衰−その分布拡大は気候温暖化によるものか?− 197
 岩藤能明 ツマグロヒョウモンの色彩異常型を採集 197
 新田智 ツマグロヒョウモンの連続した白化異常型 197
 日比野米昭 ツマグロヒョウモン雑記 211
 山口修 ツマグロヒョウモン白化異常型の例 217
 後藤和夫 ツマグロヒョウモンの異常型を採集 217
 西海正彦 東京都のツマグロヒョウモン 218
 蛭川憲男 長野県におけるツマグロヒョウモンの観察記録(6)(2004年) 225
 西海正彦・西海晶子 2005年に東京都杉並区でツマグロヒョウモン異常大発生 236
 竹内尚徳 ツマグロヒョウモン多数発生(2005年秋,神奈川県内) 236
 伊藤建生・中谷貴壽 山間部におけるツマグロヒョウモンの記録 236
 蛭川憲男 長野県におけるツマグロヒョウモンの観察記録(7),2005年 236
 山田富司 東京都大田区でツマグロヒョウモンなどを多数目撃 238
 河畑多津子 ツマグロヒョウモンの白化型を撮影 243
 深尾哲夫 安曇野のラベンダーに吸蜜するツマグロヒョウモン 244
 新井敏太郎 埼玉県川口市街にもツマグロヒョウモン 245
 須田浩之 ツマグロヒョウモンの産卵活動を埼玉県坂戸市で観察 245
 久保木秀樹 茨城県土浦市でツマグロヒョウモンを採集 245
 中迫幸男 埼玉県狭山市で発生中のツマグロヒョウモン 247
 加藤義臣・高橋啓暢 東京都区内においてツマグロヒョウモン越冬幼虫を観察 247
 井形啓一郎 ツマグロヒョウモン♀ 251
 芦澤一郎 ツマグロヒョウモンの斑紋異常個体を撮影 254
 蛭川憲男 長野県のツマグロヒョウモンの観察記録(8) 255
 竹内尚徳 ツマグロヒョウモンの冬越し状況(神奈川県内) 259・260
 山田富司 茨城県桜川市でツマグロヒョウモンを目撃 259・260
 後藤和夫 ツマグロヒョウモンの白化個体を採集 259・260
 井形啓一郎 ツマグロヒョウモンのテリトリーで遊ぶ 259・260