■小路嘉明13回忌〜日本の蝶を通して伝えたかったことがそこにある〜 ●『小路嘉明の蝶を楽しむ』 2010年6月,小路嘉明氏の13回忌を迎えます。1998年6月21日に氏が他界されて12年,日本の蝶界も随分と様変わりしてきました。携帯電話やインターネットの普及により,最新情報を必要な項目のみ選択し,より速く効率よく入手できるようになりました。こういった便利でストレスを感じにくくなった時代だからこそ,読んで欲しい一冊に仕上げてみました。日本の蝶のみにこだわり,探求し続けた思いを今一度,皆様に読んで頂きたいと思います。氏が伝えたかったこと,引き継ぎたかった思いがそこにあります。小路氏とご縁の深かった方,蝶研出版の愛読者であった皆様はもちろん,氏と全く接点を持てなかった若い世代の方々に是非とも読んで頂きたいと願います。
●『小路嘉明の蝶を楽しむ』もくじ● はじめに ……………………………………………………………………………………1 《サロン採集ガイド》 ……………………………………………………………………3 鳥取県大山のギフチョウ採集(1)/ヒョウモンモドキを狙え!(2)/草間よいとこ…(3)/立山弥陀ヶ原のベニヒカゲ(5)/いちばん早いギフチョウ採集(12)/ギフの次はヒメギフ採集(13)/黒いウスバシロチョウ(14)/木曾開田高原のヤマキチョウとゴマシジミ(17)/佐賀県呼子町大友海岸のクロツバメシジミ(18) 《採集記》 …………………………………………………………………………………27 リレー式採集記・シロウラ奮戦記(21)/大明神への道(44)/中部地方オオルリシジミを求めて(52)/小豆島にヒメヒカゲを求めて(53)/鹿久居島にヒメヒカゲを求めて(64)/天草にクロツバメシジミを求めて…(68)/紀伊半島ウラナミアカシジミ漫遊記(75)/ムラサキの幻影(77)/北海道にヒメチャマダラセセリを訪ねて(88)/カワカミシロチョウ幼生期探索記(101)/芸予諸島のクロツバメシジミ(102)/芸予諸島のクロツバメシジミ調査(104)/五島列島でクロツの新産地を探せ!Part1(105)/五島列島でクロツの新産地を探せ!Part2(107)/東北へキマダラルリツバメを求めて(113) 《日本の蝶,10大ニュース》 …………………………………………………………125 1988年,日本の蝶10大ニュース(22)/1989年,日本の蝶10大ニュース(34)/1990年,日本の蝶10大ニュース(46)/1991年,日本の蝶10大ニュース(58)/1992年日本の蝶,10大ニュース(70)/1993年日本の蝶,10大ニュース(82)/1994年日本の蝶,10大ニュース(94)/1995年日本の蝶,10大ニュース(106)/1996年日本の蝶,10大ニュース(118)/1997年日本の蝶,10大ニュース(130) 《探し方講座,テクニック》 …………………………………………………………183 オオウラギンヒョウモンの探し方(40)/中国地方のゴマシジミの探し方(41)/ルーミスシジミのポイントの探し方(42)/クロツバメシジミの探し方(43)/キマダラルリツバメの新産地の探し方(51)/越冬卵や越冬蛹の冬季の管理法(57) 《読み物,報文,企画など》 …………………………………………………………215 これからブームになる蝶あれこれ(11)/これから八重山へ行かれる方へ(ちょっとアドバイス)(43)/ヒメヒカゲ26か所めぐり(50)/現代ゴイシツバメ学(65)/挑戦!クロツバメシジミの新産地探し(78)/1995年ゴールデンウィーク大作戦(97)/1995年ギフチョウ前半戦総まとめ(98)/1996年ギフチョウ前半戦総まとめ(110)/最新!蝶愛好家のための標本作りアイテム,便利オリジナルグッズのご紹介(84)/クロツ・サミットに向けて(128)/『蝶の百名山』候補の山リスト(120)/決定!蝶の百名山(122)/迷蝶を運ぶ風(54)/日本の蝶は何種類か?(108) 【コラム】手書きマップ…6,15,26/ふろく…33,67/ダイアリー…124/会員カード…298 ※以上,( )内は『蝶研サロン』の号数 《蝶研フィールド編集後記集》 ………………………………………………………299 《採集日記から見る小路嘉明像》 ……………………………………………………327 ■特別寄稿 昆虫少年,生い立ちの記 小路 嘉幸……………………………………………………346 おわりに……………………………………………………347 ================== 現在消えかかった産地において当時の貴重な状況や,今でこそ主流になった探し方のノウハウなど参考資料としても使えます。日本の蝶をとおして,探す楽しみ,産地集めの勧め,個体変異の面白さ等々…小路嘉明氏が伝えたかったことがこの一冊に盛り込められています。この他に『蝶研フィールド』の編集後記を集あつめてみました。さらに、初公開!! 小路嘉明氏が書き残した書類や写真などの一部を散りばめてご紹介しています。昭和38年の「さいしゅう日記」などは涙ものです。日本の蝶界をリードしていた小路嘉明氏のことを今一度,この本を通して思い起こして頂ければ幸いです。 ================ ◆B5判,348ページ(モノクロ) ◆著者:小路嘉明 ◆価格:5,000円(送料500円) ◆発行:2010年4月10日 ◆編集・発行:新田敦子
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